おススメBOOKS&MOVIE

makenaizoneが、いまぜひ読んでほしい、観てほしい、と思う本や映画の紹介です。メンバーの書いたものや創ったものも。


我謝京子さん「3.11 ここに生きる」を携えて世界ツアーへ☆ 現地リポート(3)3月11日 パリ

2012年3月12日 月曜日

makenaizoneメンバーの映画監督 我謝京子の世界ツアー その3 

震災から一年の3月11日 ・・・いよいよパリでの上映です。

 

1年前のあの日を風化させまいと決心して、出発した震災の映画「311:ここに生きる」を世界各地で上映する旅は、いよいよきょうが上映最終日です。
ニューヨークを出発し、東京、仙台、台湾の新竹と台北をかけめぐり、きのうパリ入りしましたが、体は時差がありすぎで、びっくりしているようです。今朝も4時に目が覚めました。
いよいよきょうは、パリの隣の市、ナンテール市で上映です。ひとりでも多くの方にみていただきたいです。

実はニューヨークにもどってからも、3月17日の週末はブラウン大学で前作の上映会があります。
ここでも震災の話、そしてそこから私達が学べることについて学生たちと話をしようと思っています。
震災を風化させない旅はその後もまだまだ週末を利用して続きます。
3月末はカナダです。1年前のあの日を思い出しながらパリで決意をかたくしています。

日本女性は凄い!日本最大の財産は肝っ玉母さんたちじゃないかな?私つくづく今回の映画で具体的に足元から自分ができることをする女の人たちの強さにはげまされました。最近特に、女に生まれてよかったと思うようになりました。
もちろん男に生まれてないから男として生きるとはどういうことはわからないけどね、だから映画でも自分と同じ性の人たちの話しをきくことで、最終的には、男女とかではなく人として困難に直目した時、どう生きるか?それを私の映画は問いかけていると思います。

*****

朝6時46分(パリ時間) 日本時間の14時46分。

日本、オーストリアそしてここパリで、Facebookを通じて、友人たちとともに黙祷できたことに感謝だ。黙祷しているときに頭の中に自然と音楽が流れた。神戸で出会った「しあわせ運べるように」という歌だった。

「地震にもまけない、強い心をもって、亡くなった方々の分も 毎日を大切に生きていく」
私は、これからも、世界の各地に住んでがんばっているみんなと一緒に、日本のことを思いながら、毎日を大切に生きていきたい。
    *****
去年3/11は沖縄にいました
そして今年はフランスです。
フランスで日本人そしてフランス人の方々といっしょに黙祷し映画を上映できたことに感謝しています。
フランスでの上映会も無事に終わりました。たくさんの フランス人の方々が、日本人の方々とともにきてくれました。
皆さん感動したと、そして、日本人がここまで心のうちを話したことに驚いたと言う感想、編集で 沈黙の間の取り方が良かったという映画をよくみる国民らしい、監督冥利に尽きる感想もありました。そして皆口々にこの映画の続編をのぞむと話していまし た。
これでこの旅の4カ所での上映会は全て終わりました。
しかし私なりに震災を風化させない努力はこれからも続きます。
フランスのイベントでは台湾でいただいたポスターを目印に使わせていただきました。
フランスのイベントは、『明日のために』というもので、詩の朗読やエッセイの朗読、東北の写真のスライドショーもありました。
フランスに住む女性たちが手作りでここまでのイベントにしたのです。
ニューヨークでも女性たちの手で大きな追悼式が行われ改めて女性力のすごさにはげまされた一日でした。
でもね、その影で、頑張る女性たちをあたたかく支える男性たちの姿もあってね、日本でよくいう男女共同参画社会の小宇宙をここフランスでみつけました。
フランスの上映会の後で、フランス人と結婚した日本女性が泣きながら話してくれました。
「きょうまで日本のことが心配ででも離れているからどうしたらいいのかもどかしかった」と。「でも、この映画で日本の人たちに少し近づけた。私なりにできることがあるんだ」と話してくれました。
そうなんです、海外に住んでいると、本当に母国のことが気になる、じゃあ、海外にいながらも出来ることを自分なりに探していくこれが大事だとおもう。
震災から1年、海外各地で様々なイベントがあった。さて来年の3/11どれだけのイベントが再び行われるだろうか?
「継続支援」といいますが、これらのチャリティーイベントがどれだけ来年もあるのかなとふと思うのです。
神戸を取材している時、実は2年目が精神的に、とっても大変だったことを今思い出しています。
被災地でまけない!ってふんばっている人たちのこといつも思って私たちも踏ん張りましょう。
がんばんないで、ふんばるってのはどうでしょう。ふんばるほうがおなかにちからがはいって良い気がするんだ。
                   ***********
現地リポート 以上です。
我謝京子さん、超ハードスケジュールの世界ツアー 3月11日のパリでの上映 お疲れさまでした。

そうです わたしたちmakenaizone 一年目のこの時を心をひとつにして迎えられたことを感謝します。
「継続支援」に区切りはありません。まけないぞう〜♪ 


我謝京子さん「3.11 ここに生きる」を携えて世界ツアーへ☆ 現地リポート(2)台北からパリへ

makenaizoneメンバーの映画監督 我謝京子の世界ツアー その2 

台北(3月9日)での様子をご覧ください。

3月9日台北の上映無事終了。

台湾女性映画祭のポスター前で

なんと台湾には、すでに我謝京子監督ファンが存在することがわかった。本人もびっくりしている。

1年半前の映画祭で、前作『母の道 娘の選択』を観にきてくださった方々が、今回も何人も、観にきて下さった。なんとありがたいことだろう。

Q&Aはまるでデージャブー、同窓会の様だった。
なんだかびっくりすることが、きのうから続いている。
「泣いていてばかりでうまく感想が言えません」といって最初に質問してくれた女性は、前回も質問してくれた人だった。
みんな、日本女性の力強さに驚いていた。
私もいつも日本女性の凄さには、取材すればするほどおどろかされる。そして皆続編を台湾でも観たいと期待していた。そして日本の復興をこれからも応援すると話してくれた。
継続取材は継続支援とともにとても大事だと感じた。

 

台湾の凄いところは、Q&Aの場所をわざわざ設けて1時間近くじっくりと交流することです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 3月10日  パリ到着しました。
台湾からひとっとびでパリ。
iPhoneがついていけなくて、まだ台湾時間を示しています。

パリの写真は、我謝さんとパリの上演に同行した 内藤敬介さん撮影。

(つづく)


我謝京子さん「3.11 ここに生きる」を携えて世界ツアーへ☆ 現地リポート(1)NY〜仙台〜Taiwanへ

2012年3月9日 金曜日

2012年3月 

NY在住のジャーナリスト・映像作家の我謝京子さんが 映画「3.11 ここに生きる」を携えて世界へ旅立ちました。
映画「3.11 ここに生きる」について、こちらもご覧ください。

ニューヨークから仙台>台湾>そして震災から1年の3.11には、パリでの上映です。
我謝さんの現地リポートをご覧ください。

まず、仙台〜台湾の様子から。

************

3月3日 Good Morning! It’s time to pack for my world tour.
おはようございます!さあ、世界一周311:ここに生きるの旅のために荷造り開始です。
震災を風化させないために微力ながらがんばってきます。
I will go on a tour to talk about the earthquake so people will not forget that day.

上映世界一周ツアーは雪の仙台から始まりました

仙台入りする前にJwaveでなぜ311ここに生きるをつくったのかを話しました。
そしてここでも震災を風化させないために世界中でこの映画を見せて共に未来を考えることの大切さを強調しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

I arrived Sendai.
Our film showing starts at 7pm.
仙台到着しました
上映は7:00からです。

仙台では、最新バージョンのはじめての上映で緊張して見た。

東京とは違う静かな反応だった。
でもそれは、つまらなくて静かな反応ではなくて、深く映画を味わってくれた静かさだった、今回も映画に登場してくれた方々が3人も雪と雨の中きてくださった 感謝だ。
彼女たちなくしてこの映画は、成立しなかったから・・・
ありがとうございます。

 

 

 

3月5日 今、空港だ、間もなく台北へ向けて飛行機に乗り込む。

日本から台湾へ。

3月6日 無事、台北到着。
あさって8日は台湾女性の日。この日に映画は、新竹市、花蓮市、高雄市で上映され、9日には台北で上映だ。ということで女性の日には、台湾のシリコンバレーと呼ばれる新竹市での上映会にも立ち会うことになる。
この映画が日本と同じように地震国である台湾でどう受け止められるのか、また報告します。

3月7日
きのうは、政治家を目指す女性と映画祭のディレクターと通訳のかたと4人でランチしました。
そこで政治家志望の彼女が、「私が男女が平等な社会を目指すのは私が女だからではなく、人として平等な社会をめざしたいからだ」といったのが印象的でした。臨月の彼女が話す姿は、とてもたのもしかった。彼女は映画祭の理事でもあり、今回50人観客動員してくれました。彼女の友人50人は、忙しい中で、311だけを見に来てくれるということでまたまた感謝です。

3月8日
いよいよ、きょうはアジアプレミアとなる新竹市での上映会です。
台北以外に行くことは今回初めて。
台湾女性の日に上映できてうれしいです。

 

会場についたらびっくりした巨大な311:ここに生きるのポスターがあったのだ。

会場にはたくさんの人が詰めかけてくださった。
Q&Aでも感動したとのメッセージがたくさんあった。高校生は日本語で質問してくれた。
私は台湾のひとたちからの支援に感謝すると、台湾の方々は、私たちは忘れないこれからも支援を続けると話して下さった。
そして、日常生活というものがなんと尊いものか、そして困難に直面したときに励まし合うことがなんと大事かをこの映画でよくわかったと話してくれた。
あれだけの災害のあと、もうひとはひとりよがりに自分のことだけ考えて生きていくことはできない。
ひとりひとりがお互いに助け合うことの大切さ、日常生活の尊さを今回の地震で私たちは学んだと思う。

私の体と比べると、いかに大きなポスターだったかわかります。ほんとにびっくりしました。
だって町を運転していたら、きゅうにこのポスターが博物館にでんとはってあったのですから

 

 

 

 

ここが上映会場となった影像博物館です。

きょうの新竹市での上映会はとても意味深いものとなった。

まず会場は影像博物館。ここは1930年代に日本が統治時代にたてた映画館だった。ここには、戦争の足跡ものこっていた。日本語を話すガイドさんが教えてくださった。この博物館前には防空壕がいまも保存されている。『B29の空襲をさけるためです』ということだ。そして兵士たちは、この映画館で映画をみてから戦地へとむかったのだそうだ。1895年から1945年までの日本統治時代。そのころにつくられた市役所や公会堂など建物の多くが今も使われている新竹市、一方で川を渡れば、そこは台湾のシリコンバレーとよばれるサイエンスパークがある。多くのハイテク企業がここに集まっている。そのような新旧入り交じる市での上映が日本国外初の上映になるとは意義深い。そしてこの映画をもうご覧になったかたは分かると思うが、実は竹が大きな意味を今回の映画はもっている。それが新竹市で、新しい竹の市で上映されるとは。。。
私の友人がいうように「京子ちゃん偶然って世の中にないんだよ」ということを実感した一日だった。
観客の一人が聞いてきた。震災後日本人は変わったか?と。私は希望もこめて「変わったと思う」とはなした。
あれだけの災害をあとにもう人は独りよがりには生きられない。お互いがお互いを尊重し励まし合って助け合っていく社会になってほしいし、そのために自分はなにができるのか考えながら私は、毎日を生きていこう。
実は台湾に来る前に日本で知らない女性に、私がひとりで巨大スーツケースを持って階段をおりることができないでいるところを助けられた。なんだか911のあとにやさしくなったニューヨーカーたちを思い出した。たったひとつの出来事だが、確実に日本人はやさしくなっているということを感じた瞬間だった。

さあ明日は台北での上映だ。                            (つづく)

 


岩崎みわ子 木版画展 –白の記憶−

2011年11月10日 木曜日


岩崎みわ子 木版画展 –白の記憶−

2011年11月15日(火)〜20日(日)
ギャラリーまぁる

〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿4-8-3 神原ビル1階
Tel&Fax.03-5475-5054 Open:12:00~19:00

地図はこちら


東京国際女性映画祭オープニング フォトアルバム2

2011年10月26日 水曜日

src=”http://www.makenaizone.jp/wp/wp-content/uploads/2011/10/2-9.jpg” alt=”” title=”2-9″ width=”240″ height=”320″ class=”alignright size-full wp-image-3063″ />

ページトップへ Top of page