暑中お見舞い申し上げます。
makenaizoneの編集長、田中幸子です。
前回、このコーナーで「makenaizoneの今。」と題して ご挨拶の文章を書いたのは、5月のはじめでした。それから、あっというまに3ヶ月!!! ずいぶん長いこと、ご無沙汰してしまいました。
「まけないぞう」の応援団 makenaizoneは、この3ヶ月のあいだも、休まず動き続けていました ♪ 国内、国外問わず「まけないぞう」を応援する人たちの声が 次々に飛び込んできますので・・・ 「編集長」てんてこまいです。
春から夏へと季節の移り変わりとともに、原発の再稼働反対の様子が伝えられています。被
被災地NGO恊働センターのスタッフの方々、また共鳴する全国の有志の方々のあいだで、「24時間リレーハンスト」が行われ、その様子を伝えるブログができています。
こちらをご覧ください。脱原発ハンストを実行する有志のブログ
かならず来るであろう、しかもいつ襲ってくるかわからない災害に備えるために、とにかく危険要因は除かなければならない。家族を引き裂かれ、土地を追われ、不安に怯えて過ごす数知れない方々のことを思わなければならない」。そのことが、「まけないぞう」をとおして大切なものを失った方たちに寄り添うことの、同じ線上にあります。
makenaizone主宰の青木正美も、毎週金曜日の首相官邸前のデモに参加し、その様子を写真や動画で伝えています。(「ドクター青木のぞうさん日記」でご報告しています)
「まけないぞう」を通して3.11からずっと被災地の方々に寄り添ってきた増島智子さんの【東日本大震災】レポートを見ますと、春から夏へと季節がめぐっていくなかで、厳しい現実の続く現地の様子が報告されています。
「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 4月27日(金)
「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 5月5日(土)
「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 5月6日(日)
「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 5月7日(月)
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No.181 「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 7月3日(火)
悩みは尽きないけれど、まけないぞうを作ることで、互いに支え合い、そのときだけでも笑顔が出る 作り手さんなのですよね・・・ お元気で、ご無事で、と心から願っております。
作り手さんが「まけないぞう」を作り続けてくださる限り、わたしたちmakenaizoneも応援をずっと続けます。
頼政さんが伝えてくれる「足湯ROADくん」からは、被災地の方々のつぶやきが聴こえてきます。
http://road-nf.typepad.jp/michi/2012/07/road72022-2659.html
仕事の不安や生活の苦労が数知れない現実のなか、いっしょうけんめい気を取り直して毎日を乗り切っておられる方々の粘り強さが、つぶやきから聴こえてきます。
ご自分もたいへんなのに、九州のお友達に 「大雨の被害がなかったか?お手伝いに行こうか?」と電話したけど、大丈夫と言っていたので安心した、とお話しされたという70代の方の声。地球の反対側にいても逆に勇気をいただく気がいたします。
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引き続き、タオルが足りない、まけないぞうもがんばって売っていかなければならないということで、makenaizoneでも声をかけあい、「タオル集め隊」が福島でも、東京でも、千葉でも・・・ 各地でがんばっています。
東京・銀座の青木クリニックでは、岩崎みわ子さんの木版画ラベルつきの「ぱりっと」まけないぞう 新しい包装が人気です。
毎月11日は、「ぞうの日」と決めて、カラーのぞうさんを「大売り出し」を始めました ♪
一方、神戸では「タオル仕分け隊」の家藤さんが アンテナショップを開拓して、様子をtwitterやメールで知らせてくださっています。
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是非ここで触れなければならないビッグニュースが2つあります。ひとつは・・・
今年も8月に「雅楽の夕に」が8月13日(月)に催されるという、素敵なニュースです。
今回は、雅楽演奏の他に、今年は三陸の海苔養殖の方々がゲストスピーカーです。
まけないぞう300頭も販売してくださるそうです!
「遠くにいても いつでも被災地のことを思い、支えていこう」との思いで取り組んでいる makenaizone。
その活動の原点になったのが、2011年8月に仙台 大崎八幡宮で開催された第一回めの「雅楽の夕に、」でした。あれから一年、経ったのですね。あっと言う間の一年でした!
#そのときの様子は、このHPでも写真でご紹介しました。こちらをご覧ください。
「雅楽の夕に、」実行委員会をたばねる 宮田まゆみさんは、世界的に著名な笙奏者であり、また同時にmakenaizoneのメンバーでもあります。メディアディレクターの大坪さんと、二人三脚 ぴったり息のあった 催しが、第二回目の今年もまた盛会でありますように、心よりお祈りしております。
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もうひとつのビッグニュースは・・・
「まけないぞう」のことを、世界にいちはやく報道し、そして自ら 映画監督として、ドキュメンタリー映画 『311:ここに生きる』を制作して フランス、アメリカ、韓国、台湾、カナダ・・・と世界のフィルムフェスティバルで「被災地のことを忘れない」「復興に立ち上がる女性の底力」を伝え続けている我謝京子さんが、このたび母校上智大学から、「コムソフィア賞」を授賞しました。
6月30日に行われた、授賞式・記念講演会の会場では、makenaizoneの仲間たちが「まけないぞう」を紹介し、我謝さんの快挙を祝いました。
詳しくは、こちらをご覧ください。
・・・・・ と、こんなふうに、makenaizoneの仲間たち 木版画で、映像で、雅楽で、タオル集めで、口コミで、facebookで、HPで・・・・ ありとあらゆる方法で応援を続けます。
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makenaizoneで、世界の各地から応援している様子をお伝えしたところ、増島さんと村井さんから メッセージをいただきました。
そのなかに、お友だちの言われたことについて、こう述べられていました。
「(神戸の)震災でとても辛い思いをしたけれど、そのお陰でたくさんの幸せももらった、東日本の人もそう思えるときが早くきたらいいのにね」と、私はこの言葉一生忘れないでしょう。
私もこの「まけないぞう」の活動を通して、多くの悲しみを観てきましたが、そのぶん、被災者の方やmakenaizoneの人たちなど多くの人たちに出会え、たくさんの笑顔と幸せを頂いています。
このことばを、makenaizoneのわたしたちも、自分のものと感じています。
「まけないぞう」さんたちに、「まけないぞう」の作り手さんたちに、「まけないぞう」をいっしょに応援してくれる、日本中 世界中のたくさんの方々に。
そして、「まけないぞう」をこつこつ続けてこられた被災地NGO恊働センターのみなさまに、タオル仕分け隊のみなさまに、心から感謝です。
夏の暑さ まだまだ続きます。みなさま、くれぐれもご自愛ください。 まけないぞうパワーで 無事にこの夏を乗り切っていきましょう☆
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5月から現在までのmakenaizoneの動きを、こちらにまとめました。
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