makenaizone

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12月に入ったとたんに、寒波がやってきた。
まだ寒さに馴れていないので、朝起きるのが辛い。
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22日の長野の地震以来、また少し違う段階に入った日本列島の地震。
これを裏付けるように火山活動も活発になってきている。
そこにもってきて、この寒波だ。
今シーズンも大雪に見舞われるとなると、冬場は震災のリスクが大幅に増える。
何とか最悪の条件が揃わないことを祈るしかない。
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それにしても、立山の活動や、長浜の群発地震がなかなか発表されないが、12月10日の特定秘密保護法の施行の先取りで、まさかと思うが情報が隠れているのではなかろうや？
ま、気象庁は実際に1944年の東南海地震と45年の三河地震を隠した前科があるわけで。
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日本中の火山という火山は、すでにマグマは上昇してきている。
こんな解散総選挙なんかやっている場合だろうか。
戦後長らく続いた大地平穏な時代の感覚でアメリカの代わりに戦争しに行こうというような宰相には、決して任せられぬわ、この千年に一度の大地動乱の時代を。
そういう「今」の状況をぜひとも考慮して、投票所に行って欲しい。
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少し気温が高かった日曜日、日本女医会栃木県支部総会のために宇都宮へ。
大学卒業して宇都宮を訪ねる度に、どんどん変わってゆく街。
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大通りに面した会場の窓から、県庁うらの御殿山の紅葉が見えた。
学生時代はちっとも好きになれなかった街だが、今日はものすごく懐かしい風景に、ふっと30年前を思い出した。
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総会では、地震の話を聴いて頂いた。
今の地震の状況、火山の状況、これからどんなことが起こる可能性があるのか。
医師という職業は、まずもって危機管理に長けているので、地震の基礎を知ると比較的防災に興味をもってくれることが多い。
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また、栃木県には福島県からの避難者の方々もたくさん暮らしているし、北部は関東でも有数の汚染地帯でもある。
という訳で、90分間の講演の後も震災・防災関連の歓談が夕方まで続いた。
この話題を突き詰めると、必然的にたいへんポリティカルな話となった。
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この総選挙、自民はかなり侮っているぞよ。
国民はそれほど馬鹿ではないぞな。
投票日が、ちょっと楽しみになってきた。

夕方、長野市に住む友人から電話をもらって、思わず長電話をしてしまった。
彼は同じ歳で、中高生3人の娘を持つ主夫。生まれも育ちも東京で、15年程前から長野市に住まっている。そんな彼の家が22日の地震で被害を受けた。
「地震に強い家を建てたつもりだけど、震度6弱って来てみないと分からないものだね。だって一番困ったのは、写真立てだったんだよ」
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彼の家は本棚のスペースや２階のフロアの所々に、家族の写真を沢山飾ってある。
それが全て落ちて、ガラスが割れて足の踏み場がなくなったのだという。
確かに写真立てにはガラスが嵌っている。
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「本棚は固定してあったけど、本は全部落ちちゃった。もれなく写真立ても落ちたので、散乱する本の中のガラスの片付けが予想以上に大変だったよ」
「床暖房の床も歪んじゃったので、何とかしないとね。でも何よりも全員無事で良かったよ。Y子はもう今日から学校でしかも定期考査なんだ」
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声を聴く事ができて、本当に安心した。
信州にいつか移住したら、日がな一日ずっと話しをしていたい友なのだ。
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最後にいつもの調子が戻った彼が言った。
「いったいアベノミクスって何なの？地方はこの2年間でこれ以上ないほど疲弊してしまったよ。みんな今日のメシを喰うのでいっぱいいっぱいだよ。円安で灯油も値上がりして、暖房すら節約せざるを得ない。トリクルダウンって何だろう？。まっちゃん、地方はあんなマヤカシに乗りはしないよ。憲法を踏みにじって、これ以上、子ども達の未来を暗くしないように僕たちが頑張らないとね」
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そうだ。子ども達には選挙権がないんだもんね。
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