ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2014.11.22

2014年11月22日 土曜日

22:08  長野県北部に M6.8 深さ10kmで地震が起こった。
東京でも直後に、少々、長周期のような揺れがあった。
白馬では倒壊家屋が出ているもよう。
夜間の大きな地震は久しぶりだ。夜が明けるとまた被害の詳細が分かってくることだろう。

昨日国会が解散になり、あまりにも身勝手に経済政策にアジェンダを設定し、今晩もNHKスペシャルで不毛なる討論会が行われていたのだが、それをあざ笑うかのように地震が起こったのだった。
震源地は柏崎・刈羽原発にも志賀原発にも約50kmほどの糸魚川・静岡構造線の破砕地帯の場所だ。

今回の総選挙のアジェンダは経済政策の可否だけでは済まさんぞ、とでもフォッサマグナが言うているようだ。
それにしても、ちょっとは官邸も揺れたんかいな。

追伸 長野市に住む友人から知らせが入った。
皆無事です!
余震が続いています。
風呂の水があふれて洗面所が水浸し。
床が歪みました。
部屋によっては窓があきません。
部屋はぐちゃぐちゃです。
ガラスが割れました。
緊急地震速報入りませんでした。地震から50分後にエリアメールが入りました。

 


2014.11.18

2014年11月18日 火曜日

8:00  12℃

このタイミングで解散だと。また暮れの総選挙だ。
ここ何年か、争点を隠された選挙がまかり通ってきたが、次はその手には乗らない。

7-9のGDPもマイナス成長だった。4-6はもちろん、増税の反動で大マイナス。実は2013年の10-12もマイナス成長だったので、消費税引き上げの前1-3のみがプラスだったに過ぎない。
こんな失策の是非を国民に問うのは、如何なものか。争点は決して、経済政策だけではないではないか。社会福祉政策はどうなっているのだろう。

特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権の閣議決定、武器輸出三原則の見直しによって、日本の民主主義の根幹が変わってきてしまった。
それを国民に問う選挙にしなければと思う。

ところで、20日に秘密保護法の廃止を求める緊急集会が開催される。
一人でも多くの方々に、集まって頂きたく思う。

*****

11・20秘密保護法の廃止を求める緊急集会について

○主催:全国保険医団体連合会

○集会の目的と趣旨:

特定秘密保護法の運用基準が閣議され、12月10日に施行されようとしている。緊迫した情勢の下、国会にて緊急集会を開催し、特定秘密保護法の施行に伴う問題点などについて、弁護士、医師、学生など各分野からリレートークいただき、マスコミ、国会議員へアピールする。

○日程:2014年11月20日(木)

○時間:12:45-13:30

○場所:参議院議員会館 B107

○形式:リレートーク

○司会進行:杉山正隆(歯科医師)

○リレートーク:

①   海渡雄一弁護士  ※別用ありのため13:00で退席となる

-情勢報告と今後の展望

②   青木正美氏(麻酔科医師 秘密保護法に反対する医師・歯科医師の会)

③   早田由布子弁護士 明日の自由を守る若手弁護士の会

④   高橋直人(たかはし まさと) 新聞労連副委員長

⑤   北健一 フリージャーナリスト


2014.11.17

2014年11月17日 月曜日

土曜日の夜に、久々に腰のアタック!
自分で何とかトリガーポイント注射などをして、ギリギリ月曜の診療に間に合わした。

わたしには持病の痛みが沢山ある。
最も多くの時間を占領してくるのが、左頚部から肩甲骨の痛み。ことに肩甲背神経の痛みだ。肩甲骨の内側に、たまに五寸釘が刺さるような痛みが出る。いつも三寸釘は刺さっている感じ。

その他には片頭痛。20歳の9月に始まって以来の付き合いだが、こ奴のおかげで、わたしの進路がペインクリニックに決定的になったのだから、大いに愛すべき片頭痛。ま、若い頃には気が抜けると必ず痛くなっていたので、楽しいオフは過ごすことができなかったのがたまに疵だった。

さて。今回は左の坐骨神経のアタックだ。
ダンボールの箱を解体して畳んで、やっちゃった(> <)
今週は色々ハードで、伏せっている場合ではないにも関わらず、困ったものだ。

ただし、これらの痛みは、わたしは天国からの贈り物だと思っている。
人間というのは、どんなに想像力が豊かな人でも、他人の痛みを決して100%理解はできない。自分の痛みさえ、分からないことだらけなのだから。

だから、少し青木が医者の自分をサボっているな、と天で見ている人たちが思った時、天から痛みの伝道師が我が頸や我が腰に、痛みをデリバリーしてくるのだと思うのだ。

「青木よ、お前はこの痛みを決して忘れるな。それが痛み医者の真っ当なる原動力になるのだから」・・・どこかにきっと居るだろう、痛み医者の先人にそう言われているような気がしている、もう30年も。

さてと。今日はそろそろ、横になろう。まだまだ腰はヤバ


8:00  9℃


2014.11.15

2014年11月15日 土曜日

映画「日本と原発」を観てきた。
この映画の内容を、確かに90%ぐらいは既知のことだった。しかし、こうして2時間にギュッと凝縮して観てみると、ものすごく重く根の深い問題がくっきりと浮き彫りになって胸にズシンと迫ってくる。

映画上映後に、監督の河合弁護士と構成の海渡弁護士が登壇して、河合さんが言っていた。
「この映画は「知」知識としての原発を全て盛り込んだ。「情」は福島の人々から奪われた尊厳を描いた。「意」は脱原発の強い意志を描いたつもりだ。だから一人でも多くの人に見て欲しい」

そうなのだ。この映画を見終わって、心にズシンと残る重たい現実は、私たちの精神活動に響くように作ってあるからなのだ。ここが河合弘之監督の優れたところなのだ。

ある災害を考え他の人々に情報を伝えようとするとき、わたしがいつも強く感じるのは、他者の現実に対しての想像力の欠如なのだ。そうしてまた大多数の人々は負の情報に対しての想像力を持続できない。河合さんもきっとそれをもどかしく感じていたに違いない。
だからこそ、原発という現実にどうすれば多くの人々を惹き付けることができるのか、多くの人に共感を持って観てもらうことができるのかを、考えに考えながら映画を作ったのだろうと思う。
それが「知」「情」「意」をしっかり意識をして映画におとしたということなのだ。

この映画は自主上映会を促進するのを目標にしている。
わたしもあと3回は観たいと思った。今後、自主上映会を企画しようと思う。

そう。原発問題を正面から考えることは、現代の日本に於いて避けては通れないことなのだ。311を経験した私たちだからこそ、真っ向から向き合わなければならないのだ。

映画が跳ねた後、映画館の隣の香妃園で友人と鳥そばを食べて帰ってきた。
懐かしい懐かしい亡母が大好きだった香妃園。やっぱり鳥そばは旨かった。が、喫煙所のような煙には参ったなぁ。

 


2014.11.14

2014年11月14日 金曜日
8:30   9℃

8:00  13℃


20:45  13℃

ページトップへ Top of page