ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2014.2.12

2014年2月12日 水曜日

今年は、日本の各地で頑張っているママたちと多いに交流する年にしようと思っている。

殊に、福島にはリアルでもSNSでも親しく繋がっているママたちが沢山住んでいる。

東葛地域にも、東海地方にも、子どもの命を守っている仲良しのママたちが居る。

いつだってママは家庭のドクターなのだ。

子ども達の健康には一番そばで寄り添っている。

けれども、ママ達はみんな矢面に立って、疲れきっている。

今回の知事選挙、終わって冷静になってみると反省点が多い。

私たちは、福島の闘っているママたちの事を、忘れ過ぎやしていないか?

有美ちゃんや、ちばゆみや、脇ちゃんを、だ。

彼女たちの声が次第にかき消されてゆく中で、わたしは自分に何ができるかを最大限に考えてきただろうか・・・そう考えれば、今回の選挙戦では、少なくとも約200万人の都民は、はっきりと「NO NUKES」と表明したのだ。

消えかかっていた彼女たちの声に、しっかりと応えたのではないのか。

だから、保守だ革新だ新自由主義だ、とか何とか、この際どうでもいいじゃないか。

一人でも多くの人々が「NO NUKES」と再び言い始めたのだから。

有美ちゃんや、ちばゆみや、脇ちゃん達は、きっとみんなそう思っているに違いない。

再びの「NO NUKES」、それが何よりの成果だったのだ。

 


2014.2.11

2014年2月11日 火曜日

今朝4時16分、寝入りばなの私を起こした地震だ。

都知事選挙は終わっても、私たちの国の危機は終わった訳ではない。まるで自然は私たちをあざ笑うかのようだ。

何故、止められないのか?

しかも敵対している場合ではない。

もっと本気で考えなければ!

 


2014.2.8

2014年2月8日 土曜日

ソチ五輪が始まった日、都心で27cmの積雪を記録した。

25cmを超えたのは、昭和44年ぶりだそうだ。

今もまだ小降りにはなったが、雪は降り続いている。

長かった知事選挙が終わり投開票の日が来る。

かつてこれほど、嫌な思いを味わった選挙もなかったが、同時に、希望を持った選挙もなかった。

長らく願ってきた「原発即時停止」を、本当に心からいっても良いのだという世の中になった。たった一人の候補者のおかげで、だ。

それが本当に実感できた選挙だった。

本当に「原発即時停止」をしなくては国が亡くなるということが分かっている人が居た、ということで実は今回、わたしは自分に佳しとすることにした。

自分や石橋克彦先生や広瀬隆さんと同じレベルの危機感を持っている人が、やっぱり居たのだという事実が、本当に嬉しかったし心強くもあった。

何があっても、諦めてはいけないのだ。どこからか、急に不思議な援軍が登場することが、人生にはあるんだなぁ。

それにしても、票とは関係なく、投票日にこの大雪だ。

原発を止めるのに、まず雪と闘わなくてはならないのか。

ささ、ツイキャスばかり見ていないで、原稿を書かないと。

 


2014.2.7

2014年2月7日 金曜日

都知事候補のツイキャスを見比べてしみじみ思った。

ツイキャスというものが、ここまで凄いツールだとは思ってもみなかった。

インターネット選挙というのは、ものすごく可能性の大きなものなのだなぁ。

自分と同じ考えの人々が、どこに居るのか、どれだけ居るのか、一目瞭然に分かるのだから。

ツイキャスは誤摩化せない。

誰が当選するのか、同じ時間帯のツイキャスを見比べれば、自ずと分かるようになっている。

さて。明日の東京は20年に一度の大雪だという。


も、勝負は見えたな。

 


2014.2.3

2014年2月3日 月曜日

悲しいことだが、統一候補は無理だろう。

「脱原発の都知事候補に統一を呼びかける会」の会見を見ながら、ずっとそう思っていた。だって、みんな傷ついている。何でこんなにこれ以上傷つく必要があるんだろう。

選挙運動はもはや、宇都宮—若年層・反貧困、細川—中高年夢を持とう組、の体をなしている。ここは一緒になれないだろう。

しかしながら、自公の組織票の中に、果たしてどれだけ両陣営にシンパシーを感じる人たちが出てくるのかを、よく考えてみよう。で、そんな人々を掘り起こして、肩を叩き合い、共に頑張ってゆこう、と言えるのかが、これからの私の課題だと思っている。

私の同業者の多くは、日本医師会なる自民党の後援団体に属している。

毎日、どこかの医師会やその他の後援団体を舛添候補は回って、挨拶していることだろう。で、こういう後援団体に属している人々は、アベノミクスで株高の果実を手に入れた人も多いだろう。

しかし、彼らも人の親であり、孫が可愛い祖父母なのだ。孫の代まで原発大国で地震大国で事故が起きないとは限らないではないか。

新しい価値観、新しいエネルギーに舵を切るのは、元総理二人の起爆力に頼るしかあるまい・・・何人がそう思って、投票場で舛添と書かなくでくれるのかに、期待をしたい。

もう一つ、わたしのオフィースは原子力産業の各会社が、日本で最も集まっている地域にある。その産業の中で仕事をされている方々が、私のクライアントにはたくさん居られる。

私は今まで、原発を即刻やめなければ、この国は21世紀のポンペイになる、と散々書いてきたし、自分の診療室でも毎日毎日言っているし、声が掛かればどこへでも講演に言っている、自分の論文をクライアントに配ってもいる。

そういう脱原発論者の医師であるという事実を知ってもなお、私のクライアントに停まっておられる、その産業の方々が沢山おられるのは事実なのだ。

私は内心、この方々の投票行動に期待をしていたりする。

「脱原発の都知事候補に統一を呼びかける会」の皆さんには、特に河合弁護士と海渡弁護士の、その機微とかを知る者の一人として、ここを強引に突破するよりも、わたしは私に出来ることをしっかりやってゆこうと思うのだ。

東京都医師会のドクターたちよ、東京都歯科医師会のデンティストたちよ、日本看護協会のナースたちよ、日本薬剤師会の薬剤師たちよ、それに電事連関連の我がクライアントたちよ、選挙場に行ったら、ぜひとも自分の良心に従って一票を投じて欲しいです。

それぞれのギョーカイなんて、南海トラフ地震や茨城沖地震がきたら、一瞬でぶっ飛んじまうってこと、忘れないで欲しいです。ただ、それだけです。

 

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