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大飯原発のF-6が活断層でない、との見解が原子力規制委員会から出た。
これでTEPCOに飼われているマスコミは、お墨付きを貰って喜んでいる。
しかし、しっかり地震学の基本的な勉強をして欲しいものだ。
活断層とは、ここでも何度も説明したので省きたいが、40万年以降に同じ所で何回かの、震源断層面が割れ、断層が出来て、たまたまそれが分かるように残っているものが「活断層」というものなのだ。活断層がないところでも、充分に地震は起こってきた可能性が高い。
つまり皮膚でいうと、何度も同じ場所をナイフで切ったら、ケロイドが出来易くなった。
ケロイドは一回で出来る事もあるが、何度か目にできることもあるが、忘れてはいけないことは、ケロイドがないからといって、傷を負った事がないとは断言できないのだ。
だから、活断層の有無だけが、原発稼働の免罪符ではないぞな。
この「活断層」というものの説明を、実はもっと丁寧にマスコミは説明すべきだとわたしは思う。活断層の本当に意味を知れば、活断層が無かったイコール地震は起こらない、というインチキなロジックが通用しなくなるからだ。
ま、未だに地震の診断断層面の面積である「マグニチュード」と、実際の揺れの大きさを示す「震度」との違いを、読者に丁寧に説明できないできたマスコミに、そんなことを求めるのは無理なのだろうが。
あんなー、活断層の有無と、地震の有無は、全く関係ない話やで。
活断層があれば、確かに過去に一回はそこで起こったことがあるという、証拠にしか過ぎへんのんやで。証拠を残さへんで、きれいに収束した地震の方が、めっちゃ多いはずやで、ホンマに。
暑い暑い八月の終わりとなった。
国会は閉じたまま、汚染水対策の審議も始まる様子がないと思ったら、9月7日のIOC総会の結果を待って国会を開くのではないかとの新聞記事が出ていた。
もし、これが本当ならば、常軌を逸してはいないだろうか。
折しもTEPCOからのメール(31日23:07)によると、タンクの底の継ぎ目から1800mSv/hという高濃度の汚染水が漏れていて、8月31日の23時過ぎまで作業が続いたという。
この状況の中では、仮にIOC総会で2020年五輪が東京に選ばれたとしても、辞退をするべきだとわたしは思う。
今、この国は瀕死の重傷を負っている。その傷口を縫合もできないまま、五輪の祭典を開こうとしている事に、大変な違和感と危惧を覚える。
そんな余力があったら、16万人(実数はそれよりも大幅に多い)の避難者の方々に、尊厳ある暮らしを取り戻すことの方が先だろう。原発で毎日働いている3000人もの労働者の方々を、尊厳ある処遇にすることが先だろう。
たった今、オリンピックよりも原発対策が先に決まっているではないか。
1800mSv/hとは、人が4時間浴びると死に至る線量なのだ。そんな高濃度の汚染水のタンクが1000基もある事故現場から、たった240kmしか離れていない東京で、なぜ今オリンピックをやらなければならないのだろうか。
国威発揚のため、これまでの誘致資金の回収のため等々の理由をくっつけるのは、福島の現状を全く見ていないか、見ないフリをしているとしか思えない。
ともかく、見ないフリをしてカーニバルに溺れているような甘い考えでは、この国は死んでしまう、本当に。
もっと締まって行こうぜ!
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ここ数日でグングン、シリアへの軍事介入を可能性が高くなってきた。イギリス議会では攻撃に対して参加しない決議がでたが、アメリカは単独での空爆もじさないという。
アフガンのときも、イラクの攻撃の時も、わたしは寒い中デモに行ったのを覚えている。
その時に感じた、なぜ?、という問いが心をよぎる。
今夜もFacebookで、アメリカ大使館近くで抗議行動があることを知ったので、閉診後にタクシーで赤坂に向かった。
昼間ならアメリカ大使館が見える距離なのだが、何でこんなに手前でやってるの?という場所でのシュプレヒコールが上がっていた。大使館には届いたのだろうか。
シリアでは何が起こっているのか分からない。
もしかしたら、残虐なことが起こっているかもしれない。
しかし、残虐に人を殺すという行為を、報復として再び人を殺す事で「制裁」するという事自体に、大いなる矛盾と疑問をわたしは感じるのだ。
人間の命を奪うという行為は、どんな大義名分があろうともあってはならないと、わたしは思う。
だから、新たな殺戮は止めようではないか。
そこに、盲目的に、日本がアメリカの空爆を支持するだなんて、賛同は出来かねる。
人間は話し合いが上手くできるように、大きな脳と聴覚と言語を持っている。
まずは武器ではなく、その能力でもって、充分話し合うところから始めようではないか。