ドクター青木のぞうさん日記

makenaizone主宰の青木正美が、自分の生活の中でできるボランティアとは何かを考え、実行してみよう、そんな四方山話を綴ります。
Dr Aoki's Prescription...

2015.8.18

2015年8月18日 火曜日
桜島の噴火口の春と現在を比較した航空写真を見た。

驚くほどマグマが上昇している。幸い桜島には専門の見張り人とも言うべき学者が複数いるので、彼らの情報をチェックしつつ仕事をする。恐らく噴火が近いのではないかという発信がつづいている。
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そういえば母方の祖父の実家は鹿児島市の中心部なのだが、ものすごく灰がよく降る場所だったそうで、祖父は東京に初めて出て来た時に「別天地だ」と思ったそうだ。
考えてみれば祖父は幼少期に1914年の桜島の大正大噴火を体験していることになる。
大正大噴火から約100年。何が起こっても不思議ではない世の中を私たちは生きている。
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だからこそ川内原発は今すぐ制御棒を入れて冷温停止にすべきである。
川内原発には大量の使用済み燃料がある。その量は福島第一原発の2倍。もしも何かがあれば、西日本は住めなくなってしまう可能性さえあるではないか。
火山噴火を決して甘く見てはいけない。が、この国は昔から火山噴火を甘く見るくせがある。めったに噴火を起こさないので、噴火体験が地震体験ほど伝承されないからなのだが、もうそろそろ忘れっぽいこの国の特性に気づいてくれよし。
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と書いてきて、我ながら自分の浅はかさに気づいた。福島第一原発のあの事故を忘れて原発を再稼働させる国なのだ。いまさら火山なんか知ったことっちゃないのだろうな。
8:00   28℃
秋兆す銀座に潮の匂ひして
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19:00    29℃

2015.8.16

2015年8月16日 日曜日

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秋めくやひらりオオミズアオがゆく
鈴なりの上りホームや盆の明け
果たされぬ予定の山よ盆明ける


2015.8.15

2015年8月15日 土曜日
休み最後の自転車夜練が終了。
子どもの頃のように自由自在に自転車を操りたい……なんとささやかな願いだろうか。
しかし、50代後半のこの身体には、思いと運動能力が一致しないのだ。
休みの後半には、思ったよりも乗れるようになったが、なにせ持久力が足りない。
登坂のダッシュ練習で息があがりヘロヘロになる。部屋に帰って来ても脚がガクガクする。疲れを知らない子どもの頃は、新宿淀橋の成子坂の家から中野坂上の交差点まで、Vの字の谷を飽きもせず、何度も何度も行ったり来たりしてたっけ。
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さて、敗戦記念日だった今日。お盆でもあり、南ヶ丘の知人宅にお呼ばれして、亡くなった沢山の共通の知人の話をした。話をすることでご供養になった。
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天皇のスピーチに感銘を受けつつ。それにしても天皇はお歳をとられたなぁ。天皇家だけでなく、市井の人々も皆歳をとられた。
短く、必要最小限の言葉の入った天皇のスピーチだが、戦争を恨み、昭和天皇も恨んでいた亡母は、どう聞いただろうか。旧盆の敗戦記念日。
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敗戦記念日今宵もダッシュ6本す


2015.8.14

2015年8月14日 金曜日
ここ数日、夜遅くになると、雨模様の軽井沢だった。
今夜は久しぶりに自転車の夜練が出来た。
お蕎麦屋さんのロータリーまで漕ぎまくって、今夜はパン屋さんまでダッシュ6本。
山に来て一週間。少し大腿四頭筋が持つようになったかな。
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夕方、戦後70年談話が出た。
彼があの程度なのは分かっていたじゃないか。
だって日本の近代史は長州が好き勝手に書き換えてきたんじゃないか。それに習って彼はちょっとお化粧したのじゃないか。
安政の東海・東南海・南海地震が起こって、被害を受けなかった薩摩と長州が必要以上に江戸以北に攻め上がった。明治が起こって、薩長は日清日露を勝ってしまった。日露戦争のあと満州に関東軍が置かれ、それが後の満州事変が起こる素地になる。
なぜ満州事変が起きたのか。そこには1923年の関東大震災での大きな痛手が深く影を落としているのではないのか。なぜゆえ急激なファシズムが起こったのか。関東大震災は私たちの想像以上に金融・文化・安寧な暮らしをことごとく破壊してしまったのだろう。
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近代、この国に起こった大震災後には必ず大きな政変が起こってきた。ここ200年以内の震災には長州がしっかり絡んでいる。長州は地の利で南海トラフ地震に決して巻き込まれることはない。江戸の長州上屋敷も無事だった。だから震災後のショックドクトリンを発揮して政権を奪うことが出来たのだ。
明治が起こってからは多少の偶然もあっただろうが、関東大震災のあとにはまたも日本の歴史上最大のショックドクトリンが発揮された。
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そういう意味では、ここ200年間、ショックドクトリンを一番上手く使っているのが長州人なのだ。
ってことが分かったら、私たちがやることは一つなのだ。
これ以上、ショックドクトリンをさせないように準備をしなくちゃね。次の南海トラフ地震に備えて!


2015.8.10

2015年8月10日 月曜日

年々混雑して生活し辛くなる一方の我が山の家周辺。
なので食料を確保して、今日は蚊取り線香を焚きながらひたすらポーチで読書と居眠り。
蚊取り線香の匂いを嗅ぐと、一気に子どもの頃の記憶が蘇ってくる。
海辺の花火大会と綿アメ、山のヒュッテのマイムマイムと星空、キャンプのテント張りと寝袋の汗臭さ。いつでも蚊取り線香の匂いがしたっけ。
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夕食は知人宅にお呼ばれして色々な年齢層の方々と話す。いづれも安保法制や原発反対で一致。すごいなぁ安倍さんは。こんな避暑地でも話題沸騰だ。彼は完全に孤立しつつある。
それにこんな夕食の席で「九条はどう思いますか?」と50代の女性にさらりと質問された。
これまたすごいなぁ、安倍さんって。彼が首相だからこそのなせる技だ。
生活の中に憲法が息づくというのは、こういう事だろう。
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もちろん今回の法案が通ってしまっては、元も子もない。
けれどもこうした席で、みなが話をできるようになるというのは、本当に大事なことではないか。
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帰ってから夜練と思ったら、またもや雨が降り出した。残念!

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