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【東京のまけないぞうサポーター 暁星「マリア隊」の皆さんからのお便りです】
3月24日(日)い つものように「まけないぞう」ミニショップ♡
被災地の作り手さんを忘れずに応援を続け遠くからでも心で寄り添う「ぞうさん」仲間が活動を続けています。
今月末は「イースター」冬が終わって春が来るー失われたものからまた、新しい芽ばえを迎えるお祭りです。
被災地にも早く春が来ますように。
Happy Easter!!
At the “Etoile du Matin” catholic church in the Kudan area of Tokyo, friends of the Makenai-zô elephants continue their active support for the 3.11 earthquake sufferers in northern Japan.
2 years after, we are not about to forget you!!!
We send you our greetings of hope on this Easter day.****
冴え返るという季語がある。
春になってから寒さがぶり返すという春の季語だが、30日はそんな一日だった。
夜、ETVでチェルノブイリ関連の番組を観た。
ウクライナ政府が事故後25年経って出した報告書についての番組だ。
昨年の再放送なのだが、何度観ても、否、観れば観るほど、私たちへの大きな警告であるということに気づくのだ。
冷戦の時代に東西で核実験が繰り返され、実験場の周囲に住む人々の被爆が隠されてきた事実がある。
福島の事故よりもチェルノブイリの事故よりも、もっともっと以前から世界中で被爆の隠蔽が行われてきたのだ。
だからこそ、IAEAやWHOを始めとした国連機関に属する専門家たちは、チェルノブイリ原発事故後に見られている病気の発生に関して、「科学的・疫学的な因果関係はない」と未だに断言している。
けれども……である。
私たち日本人は今こそ、もっともっと真剣に、チェルノブイリの現実と向き合わなくてはならないと思うのだ。
チェルノブイリには残念ながら、私たちの国の未来の一部がある。
最も大事なことは、今ならまだ、私たちはその未来を変えることができるのだから。
『朝まで生テレビ』を観た。アベノミクスは日本を救うか。
この国の経済を語らせれば、たいへん面白いメンバーなのかもしれない。
けれども、実にピンとこない。私に言わせればツッコミどころが満載だった。
何の為に経済を維持しなくてはならないのか。もっとしっかりと現実を知らせて欲しいのだ。
国の借金があまりにも多いことが危惧されているが、突き詰めれば将来この国の国民のセイフティーネットが細ってしまうことに他ならない。
だからこそ、ふわっとした財政不安ではなくて、もっともっと具体的で建設的に財政を考える必要があるのではないだろうか。
この国は間もなく、人類がかつて経験したことがない速度で高齢社会に突っ込むことになる。
たいへん多くの高齢者たちに医療や介護のサービスを行わなくてはならない現実が、ついそこまで来ている。否、もう始まっている。
一方で、この国は大災害時代に突入した。
311では福島第一原発の事故により、大量のセシウム137とストロンチウム90が放出された。
あと数年すると、放射線による健康被害が発生してくることになるだろう。
因ってアベノミクスが、一か八かの賭けであってはならないのだ。
経済的に脆弱な立場にいる人にどれだけセイフティーネットを広げられるのか。尊厳を保ってゆくことができるのか。
私たちの国は、正念場に立たされている。
閉診後、幼なじみのふじ江がクリニックにやってきた。
2人で夜桜見物とあいなった。
四谷の上智大学の横の土手を散策。ライトアップがないので空いていて、いい花見だった。
震災の前年、やはり二人で花見をした。
あの時も今日と同じように、歌舞伎のチケットを取りに来た彼女を誘って花見に行ったことを思い出した。
正直、大震災のあとは花見どころではなかったので、花見らしい花見は彼女と行った雑踏の靖国神社以来になる。
人生は短いなぁ、あっという間だなぁ、と、しみじみ実感するのは、こんな幼なじみの友人と会う時だ。
歳を重ねる過程を互いに見ながら約50年。遥かなる小さな思い出に共感しあうとき、とてつもなくあたたかい懐かしさがこみ上げてくるのだ。
また来年、どこかで花見をしよう。ねぇ、ふーちゃん。
昼間、さっちゃん編集長がやってきた。
クリニックにやってきた息子のまーちゃんと3人で中華のランチ。
こういう時にシャイな息子に母の顔を見せるさっちゃんが好きだ。
中華炒めのランチを食べながら、さりげなく健康を気遣う母の顔だ。
取り留めの無い雑談と美味しいランチ。
何気ないが、とても大切な人たちとの時間が最近、とても愛おしく思う。
世界各地で頑張ろうね!これからもよろしくね、編集長!
追伸:今日は広島高裁で先の衆議院選挙で一票の格差についての判決が出た。
世に一票の格差を争った判例は掃いて捨てるほど存在するが、筏津順子裁判長は本邦で初めて「この選挙は無効である」という判決を出した。
広島1区2区はともに自民党が議席を持ち、特に1区岸田氏は外務大臣という主要閣僚である。
その選挙区の裁判で本邦で初めての無効判決である。なんたって、自分の一票が他の人の一票よりも軽いだなんて、許す訳にはいかない。
しかし今まで、みな涙を飲んで悔しい思いをしてきたのだ。民主主義の根幹を成す一票の重みが違うことに、だ。
わたしは前例のない「無効」判決を下した、筏津順子裁判官に最大級の尊敬の拍手を送りたいと思う。
『愛川欽也のパックインジャーナル』が3月一杯で終わる。
ひとことでは言えないが、大変残念だ。
ここ10年ぐらい、わたしはこの番組が指し示すところに、とてもシンパシーを感じてきた。
平和憲法を護り、経済発展よりも尊厳ある日々の暮らしを大切にしようという考え方、そう「リベラルとは何か」ということを、その時代時代で分かり易く語ってくれる番組だった。
一時代が終わって、その役目を終えての番組終了では決してない。
政権交代をしてから、一気に景気優先の官制報道とも言えるようなこの時代の中にあって、『パックインジャーナル』がこれからも果たす役割は大だったに違いない。
とはいえ、観る人が居なければ放送は成立しないのだろう。
ペイビューのインターネット放送への移行が難しかったのかもしれないが……。
それにしてもこの番組が亡くなってしまうのは残念で残念でならない。
今夜、東京の桜は満開になった。
前線の通過に伴って、日本列島は春の嵐になった。
夜のニュースを見ていると、福島第一原発で停電が起こって1、3、4号機の燃料プールと共用燃料プールの冷却ができなくなっているというニュースが入ってきた。
何が原因であるのか分からない停電が起こったのだそうだ。プールの温度が安全域に保たれているのは4日間。
1、3、4号機のプールには2100本の、共用プールには6300本の使用済み燃料が保管されているのだという。
私たちはいったい、いつまでこんなにも不安な日々を生きなくてはならないのだろうか。
もし今回、運良く機能が回復しても、この先も同じようなトラブルを抱えてゆくのだ。
福島第一原発のプラントに、私たちはもっともっと正面から向き合ってゆかなくてはならない。
日に3000人もの労働者の方々の存在があってこそ、プラントは何とか動いていたのだ。
この人たちの労働環境や健康もずっと後回しになってきていた。
私たちは311のあの頃と、何ら変わっていない「福島第一原発事故後の日本」を生きている。
もてはやされているアベノミクスは砂上の楼閣ならぬ、「メルトダウン炉上の楼閣」であることを決して忘れてはならないのだ。
ずっと続けて応援していただいて、ほんとうに心強いです!!
うれしいニュースをありがとうございます。
震災から、もう2年。でも、まだ2年。・・・ これからもごいっしょに「まけないぞう」♪
今夜はジャーナリストの患者さんと娘さんの3人で会食した。
もっか一番気になるところは、自民党が憲法を改正しようとしていることである、と。
もちろん、わたしもこの問題について、ひじょうに気にかかっている。
憲法第九条の一項を変えようとする動きが、自民党の憲法草案に現れている。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
これが平和憲法の神髄そのものである。
自民党やその他のライトウィングの政党は、これをこぞって変えようと目論んでいる。
ジャーナリスト氏はこれを大変に憂いておられた。彼は戦争を知っている最後の世代の人である。
氏は続けた。
「でも僕が一番怖いのは、総理が日本国憲法を変えたいという意向を示しているのにもかかわらず、どの新聞社もどのテレビ局もどのジャーナリストもズバリとそれを本人に聞かないことです。今のメディアはどうして聞かないのか、そこが一番問題なのです」
九条の一項だけは、絶対に変えさせてはならない。絶対に。