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今日は朝から晩までずっと地震情報が携帯に届いて、警戒音が絶えない一日だった。
3月27日に台湾でM6.1の地震発生。4月13日淡路島でM6.3の地震発生。
そうして今日は石垣島北西部でM5.7と、三宅島で群発地震が始まった。しかも三宅島では火山活動は認められないとのこと。マグマの動きではない地震なのだ!
そう。淡路の内陸型地震の前後、フィリピン海プレートの周囲をなめるようにして中型の地震が起こっているのだ。
21時過ぎには、宮城県沖でM5.8の地震が起こって我が家も少し揺れて、女川や福一は無事なのかと一瞬胆を冷やしたが、一連のフィリピン海プレートでの地震が気になって気になって……。
中部電力浜岡原子力発電所は2011年5月に運転が停止されたが、3〜5号機にある6600本余りの使用済み燃料棒はそのままになっている。もちろん、燃料プールは鋭意冷却中であって、ドライキャスクに移行などされていないという中での、三宅島群発地震を迎えたのだった。
ここまでも志のある市民は勉強してきたよなぁ。使用済みの燃料が立てかけてあるプールこそが一番危険である訳だし、浜岡の5号機は下が沼で2000ガルぐらいは軽く揺れるし、第一この原発は遠浅の砂浜にあるから原子炉から取水口まで海底トンネルを掘ってあって、だから津波はもとより地震動でトンネルが潰れると即刻、冷却ができなくなってしまうし、浜岡原発自体が東海地震の震源断層面の一番固着した部分(アスペリティー)の真上にある地球上で一番危険な構造物なのだ。
何やってきたんだろう、自分の余りの無力さに言葉を失う。ほんとうに情けない。ほんとうに悔しい。なぜ燃料棒は未だにそのままになっているんだろう? あの311から2年もの時間があったというのに……。
ふう。
ボストンマラソン大会でテロとみられる大きい爆発があったり、米軍のヘリが38度線近くで墜落したり、水俣病の未認定患者への最高裁判決があって寺田逸郎裁判長は「県の判断とは別に、感覚障害だけでも認定する」という判決が出たり、大飯原発の運転差し止め訴訟で大阪地裁の小野憲一裁判長は住民の申し立てを却下したり、イランとパキスタンの国境でM7.8という地震が起きたり、中国では鳥インフルエンザのウィルス感染をしている鳥が環境中から見つかってしまったり、のバタバタした一日だった。
よく見ると、これらのニュースはどれも順位を決めることができないほど全部重要であるし、よくよく考えると底流で全部つながっているものばかりだ。
まんず、イランプレートが動いているのだろうか。困ったことだ。
【神戸の被災地NGO恊働センター スタッフの増島智子さんからのお便りです】
まけないぞうのミニサイズの子ゾウさんで作られた作品をご紹介します。
岩手県の遠野でつるしびな作りのサークル として活動なさっている“ふきのとうの会”のメンバーの皆さんが、三月のつるしびなの作品展に『絆』をモチーフに子ぞうさんで作った作品も出品して下さい ました。
東日本大震災の直後に私が神戸から支援の為東北入りし、まけないぞう作りを紹介して回った際に、現地の言葉や習慣、地域の特性な どを“ふきのとうの会”のメンバーの皆さんに教えてもらいながら各地を回れたので、大変心強く助かりました。
まさに、現地の皆さんと私達のかけ橋となって 沢山のサポートをして下さっている“ふきのとうの会”の皆さんは、震災から2年の月日が流れた今も引き続き、『まけないぞう』の強力な助っ人として、活動 してくださっています。
皆さんとの『絆』に感謝の気持ちを忘れずに、神戸発の被災地支援のまけないぞうプロジェクトを続けていきたいと思っておりますの で、全国、全世界の皆さんの末永い応援を宜しくお願いいたします。
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子ゾウさんで作られた『絆』の文字。とても温かく感じられますね。
折しも本日 早朝には淡路島を中心に西日本各地で大きな地震が起こりました。阪神淡路大震災で大変な経験をされた地域での再びの大きな地震。お怪我をされた方、家屋に 多大な被害を受けられた方、液状化現象が出てしまった箇所など、様々な被害が報告されており心が痛みます。一日も早いご回復と、被害の復旧をお祈りしてお ります。
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【Makenaizo Message from Ms. Tomoko Masujima who is the member of NGO Collabolation Center in Kobe】
This is the Art Piece made by the members of “Fukinotoh no Kai” in Tohno, Iwate Prefecture.
You can see the Chinese character “絆“(Kizuna which means “Bond” in Japanese) in this picture.
This Character is made of Baby Makenaizo Elephants, and this was displayed at the art exhibition in Iwate in March. The members who made this piece are the strong supporters of Never Give up Elephant Project, and they have been always supporting this project since 311. I’d like to thank all the staff members of “Fukinotohno Kai” for their sincere support to our project.
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Actually we had a big earthquake in western part of Japan this early mornig.
The area is the place where they had been so much affected by Hanshin Awaji Big Earthquake 18 years ago.
We are praying that the damages by today’s Earthquake will be restored as soon as possible, and we’d like to hope that the wounded people by the earthquake will get better soon.
【東京のまけないぞうサポーター makenaizoneの田中純子さんからのお便りです】
長年の友人 シンガポール人のカレンちゃんKahleng Tanが、ついにギャビンさんGav Cheong とゴールイン♡
このほど、新婚旅行を兼ねて日本へやってきました。
東京で働いていた頃の職場の仲間が集まって、結婚お祝いパーテイーをしました。
「まけないぞう」もいっしょに祝いました!
感極まって泣いちゃったので、「まけないぞう」を握りしめて
ビーズと刺繍が一杯で、ゴージャスな衣装でした。
シンガポールの伝統的な花嫁衣装だそうです。
カレンちゃんの幸せな笑顔に、まけないぞうたちもうれしそう☆
中里さんが2頭 連れ帰ってくださいました。
ありがとうございます♪
今朝方、淡路島でM6.3の地震が起こった。
1995年1月17日の野島断層の割れ残りである可能性があるとのこと。
ということは、ユーラシアプレートに潜り込んでいるフィリピン海プレートの圧が未だに野島断層に大きく掛かっているということで、その先の大阪湾にも延びてゆく可能性が高いということだ。今朝の地震は南海トラフ地震の予兆なのだから、これから南海トラフ地震が近づくに従って、必ずや大阪湾の割れ残りも割れることだろう。
第一、野島断層と同じメカニズムで動く可能性のある活断層など、ユーラシアプレート上には無数にあって、その何本かは確実に若狭湾の原発銀座の下を通っている。
この期に及んでまだ「原発は必要である」というのであれば、その人たちと民主的に対決して勝利せねばならない。
次の大きな震源断層面が割れる前に!
今日の閣議で『大規模災害から復興に関する法律案』が決定された。
311後、特別立法して施行されてきた法律を、今後の大災害のために恒久法にしようという法案だ。
311の経験は、善くも悪しくも次の大規模災害に対してwake up callになったのだろう。
長所短所はあるだろうが、大規模災害に関しての恒久法は当然ながらしっかり整備をするべきだった。
その意味で、一定の評価に値する。殊に、災害救助法を厚生労働省の所管から内閣府に移したことは画期的だった。
一方で、未だに個人情報保護法の縛りがとれない部分がある。個人情報とは命あっての物だねではないのだろうか。
閉診後、久しぶりに官邸前へ。
寒くて小雨も降っていたせいもあるが、去年の最盛期の1/100いや1/500ほどの人しかいない。
なのに相変わらずの過剰警備が続いている。まあ、警官もそれなりに少なくはなっているのだが。
いつもは国会前から桜田門近くで20時のドラム隊を聞いて帰るのだが、今夜は経産省のテント前に坂を下った。
テント撤去の仮処分問題の集会も終わった後らしく、またここも閑散としていた。
それにしても、現状の形勢をどう回復してゆけばいいのだろう。
心ある人たちは、みな多いに悩んでいるだろうが、実際にはどんどん尻つぼみになっていってしまっている。
結局は、やっぱメディアがダメでしょ、という結論になってしまうのだが……。
川の春ひねもす上り下りかな
月に一回、座禅を組んでいる。
30分座禅をして、その後に禅の勉強会、その後は飲み会となるのだが、下戸であってもそれがなかなか面白い。
僧侶と文字通りの「禅問答」というか、時事問題に絡めて多いにそう、哲学を語る夜である。
30分間、無我の境地になる。自我をどれだけ捨てられるのか……ところが無我の境地のそのまた遥か以前に、毎回お尻の痛みと闘わなくてはならない。
おまけに今日は寒くて、寒さとの闘いも待っていた。
それでも運が良ければ15分ほどで、脳にアルファー波が出てきて身体がラクになる。
たった今、大きな大きな悩みと憂いを抱えてしまった私たちである。それと正面から365日真っ向からつき合うことはないのではないか。
憂いをほんの少しの間だけでも、忘れる術を持っていたら、どれだけ楽になるだろう。
例えば、電車の中で俳句を考えている時、ふとした風景が目に止まって季節を感じる。無意識のうちに季語を探す。いい季語が見つかる。それをどこに使おうか。キレ字はいるかしらん。いっそ七七の武玉川でも素敵かも、と。
あの、俳句を考えている時のように、少しの間だけ脳のスイッチを切り替えることができればいいのに。しかもいつでもどこでも無我の境地になれれば、どんなに心安らかになるだろうか、と……そう思って幼なじみが世話人をしている座禅の会に飛び込んでみたのだけれども、待っていたのは、お尻の痛みとの闘いだった。
今夜もお尻の痛みと闘いつつ、福島第一原発の高濃度汚染水はどうすれば解決するのか、順を追って考えてみたのだった。
しかし第一、どこを冷やしているのかさえもう殆ど報道されていないし、どんな水を使ってどんな風に還流をさせているのか具体的には報道陣も見た訳でない。でもって、その水は本来の地下水脈に入ってゆかないのだろうか。ゆくと思うのだがなぁ。すると少なくとも北米プレート上の大地には、地下水由来のセシウムやストロチウムが付いてやしないのだろうか。そうして、やがてもっともっと溢れて汚染水が海に流れる込んでゆくことになれば……。おおーーー、いつの間にかアルファー波が出てきて思考が停止するのがはっきりと分かったのだった。これってもしかすると、あまりに途方もないことを考えると、人間の脳は勝手にシャットダウンしてしまうのかもしれない……だ、だからこそ、世界中の英知を福島に結集しなくてはならないのだ、と、改めて思った座禅の晩だ。
今日は13時に診療を終え、すぐさま関西学院大学の丸の内キャンパスへ。
14時から3時間、17時から3時間の研究会がぶっ通しで行われた。
じっと座っての研究会は辛いなぁ。されど、6時間が心地よくあっと言う間に過ぎて行った。
それにしても妙な言い方になるが、この甚大な被害を起こした東日本大震災において、百万が一にでも「収穫があった」とすれば、若くて優秀な女性たちの存在が明らかになったことだと思う。
もちろん、百万が一のたとえだけれども。彼女たちはほとんどが若いママである。小さい子どもを抱えて避難をしたママたちだ。
このママたちが避難先でネットワークを作り、互いを助け合い励まし合い、しっかりとした理念を分かち合って勉強もし、なるべく余暇も楽しむ。そうやって毎日揺れながらけれども生き抜いてきた若いママたちの存在こそ、東日本大震災の「宝」だと思うのだ。
今では主に山形でネットワークを作って活躍しているママたちと親しくしているが、中でも今日話を伺った彼女の素晴らしいところは、自分が福島に帰還したのをきっかけに、自らの経験をもとに避難先から福島に戻る「帰還家族」の支援を始めたことだ。
何度も何度も揺れて、その度に躓いて、傷ついて。でも帰ると決めたママたちを支援しているのだ。
このママたちの柔軟性というのは、原子力ムラや官僚組織など全く柔軟性の無い硬直しきった「Top of the 男社会」と、対局にあると言えるだろう。
よって、「Top of the 男社会」の硬直度が余計に際立って茶番にみえる今日この頃なのである。
【makenaizone 若林まみより 幸せを運ぶ 青いまけないぞう みちるちゃんのお便りです】
4月7日
「今日は妹一家といちご狩り。秩父
甘くて美味しい苺を皆でお腹いっぱい頂き
もちろん まけないぞうのミチルちゃんも大喜びでしたゾウ!
そしていちご狩
みんなそれぞれパワーチ
明日からまたお勉強にお仕事に頑張れそうで
慢性の痛みを克服して笑顔でがんばっている まみまみさん。毎日まけないぞうにパワーをもらっているのですよね・・・。
大人も子どもも、それぞれ忙しい新年度4月。
まけないぞうにパワーをもらって、元気で毎日を過ごしましょうね♪
まけないぞう♡
***
Enjoyed Strawberries Picking in Chichibu with my sister’s family today.
Makenaizo Elephant Michiru-chan enjoyed very sweet & juicy strawberries with us!
朝鮮半島が増々、喧しくなってきた。北朝鮮が弾道ミサイルを打ち上げようとしているらしい。早まるでない、若大将よ。
あれこれトラブルに巻き込まれないで、できるだけ本を読みたい、できるだけ見聞を広げたい……そんな事を切実に思う今日この頃だ。
待ちに待った、2013年4月10日の午後一番から、新しい研究会が始まる。
関西学院大学災害復興制度研究所@東京キャンパスではSaflanのメンバーとともに「原発避難者支援制度研究会」が昨年度から継続して行われているのだが、そこに医療部会が新設される。
医療部会では「子ども・被災者支援法」における純粋な医療制度の部分に特化して、制度を整えるべく出発する。山中茂樹教授から人選を任せられて、この際交通費も気にせずに、全国各地からベストメンバーにお集りいただけることになった。
あの86年4月26日に起こったチェルノブイリの事故後、ウクライナでは91年2月27日には所謂「チェルノブイリ法」の基本法案が議会に提出された。ソビエト連邦が崩壊して動乱を経てもなお5年で立法されようとしたのだ。
日本ではどうなのだろう。わたしは「子ども・被災者支援法」をsaflanの河崎弁護士が主張するように、移住の権利だけに光が当たればいいとは決して思っていない。この法律の中で、しっかりと医療保険を確立したいと強く願っている。
例えば、広島や長崎の「原爆手帳」制度のようなものに持ってゆきたい。掛かった医療費は全て「国費」から拠出する。つまり医療保険の恒久法化を目指す。今のように「福島復興再生特別措置法」から検査費が出ているというような、そんな取って付けたような制度ではなくて、だ。
私たちの研究班にあと3年で日本版チェルノブイリ法が作れるとは、正直、到底思えない。なぜならば具体的な数字や法案の条文作りがいくら進んでも、社会的な関心がついてこなければ、大型の国費の投入は難しい事だろう。この福島第一原発事故は国策による人災そのものだったとしても。
けれども、1945年8月にアメリカの攻撃に因って起こった原爆症に対して作られた原爆手帳が、いまだしっかりと機能している今日なのである。この度の原発事故による被害者の医療費を「特措法」などという一時的な法律で済ませる訳には到底いかないはずなのだ。
だからそのためには、医療部会のメンバー一同が、「311後の人々」に対して、どんな風にアピールが出来るのか、にかかっているのかもしれない。このアベノミクスがさんざめく中で……。
今日はメイストームが列島を通り抜けた。
2つの低気圧が発達しながら、970hPaにまで気圧が下がった。大荒れのはずである。
すると福島第一原発はどうなっているのだろう。
ここのところ、ずっと汚染水の漏れが続いている。
第一、全てが仮設、しかも競争入札なので安い建材を使っての突貫工事の現場なのである。
こんな悪天候で、何も起こらない訳がないではないか。
心配で心配で仕方が無いのは、わたしだけなのだろうか。
今日は溜まっていたUstreamやニコニコ生放送などの動画を一気に観た。
NHKを辞めた(実質やめさせられた)堀潤さんのニコ生。
津田大介氏の突っ込みに明るく応えていたが、思ったよりも淡々として、新しいメディアを創ってゆくという希望が感じ取れた。
あまり悲壮感を持たないで萎縮をしないで、頑張って欲しい。
福島から発信を続けているフリージャーナリストの藍原寛子さん。
昨年の秋に飯館村をご一緒した時もそうだったが、どんな時でもずっとカメラを回している人だ。
独立系のネットメディアでの福島の現状報告の画像に藍原さんの解説が加わると、本当に説得力が増す。
デモクラTVが4月6日に始まった。
司会の内田誠さんは善戦していたが、「裏の裏を知っているジャーナリスト」たちの自慢大会になっては困る。
事情通の人たちが数人集まって行う討論会ではよく起こる現象だ。
どの年齢層のどんな人たちにメッセージを届けようとしているのか、分かりにくい番組になってしまっていたのが少し気にかかる。
パックインジャーナルは、善くも悪くも愛川欽也さんという、大いなる素人さんが司会だったことで、かろうじて自慢大会や意見の述べ合い大会が回避されていたのだから。
ともあれ、こういうメディアがつくられたのは画期的なのだから、喜ばなくては。
小出さんのインタビューは知りたいことが分かって、たいへん良かった。しかし聞けば聞くほど途方も無い福一の現場なのだが。
さて、今年も富岡町の夜ノ森の桜が咲いたと、浜通り法律事務所の渡辺淑彦弁護士がつぶやいている。
今年は富岡町の人々がバスを仕立てて、夜ノ森桜ツアーを計画していると郡山の知人が言っていたが、ぜひとも実現をして欲しいものだ。
震災後、いちばん変わったことは、週末に東京に居ることだ。
ここ10年ぐらい、週末は軽井沢で過ごすことが多かった。
金曜日の閉診後に新幹線に飛び乗って軽井沢の人となり、日曜日の終電か月曜の始発で東京に戻る。
週末の軽井沢は、わたしにとって大切な時間だった。ぐっすり眠り、自然の恵みを食する。
震災後、線量計を買って色々なところを測ってみたら、軽井沢のマンションの窓の外に超ホットスポットがあることが分かった。
その瞬間、何ものかに、ふいに背中から刃物で斬りつけられたような鋭い痛みを感じた。
すぐさま軽井沢の町役場に除染を掛け合い、近所のなじみの店などに事実を知らせた。
結果的には、役場の対応も町の人の対応もホットスポットの存在を黙殺した。
放射線の値だけなら福島市の信夫山の第二駐車場にあった落ち葉と同じぐらいだったのだが、軽井沢ブランドはそれを決して認めはしなかった。
そこで小さくはない分断も起こってしまった。もちろん福島で起こったことに比べれば、取るに足りないことだが……。
昨夏から金曜日の閉診後に官邸前のデモに行くようになった。
官邸前でデモが終わってから長野新幹線に乗るというのは、これが思ったよりギャップが大きかったこともある。
そんな週末を何度か過ごしているうちに、いつの間にか厳しい冬になってしまった。ますます軽井沢は遠くになっていった。
とはいえ、東京の我が家は隅田川の畔にあって、東京都内でも有数の線量の高いところでもあるのだが。
さてと。そろそろ軽井沢でも桜がふふんできただろうか。
色々な用事も溜まっているので、久しぶりに行ってみようと思っていた矢先、メイストームか来て結局、東京に足止めになってしまったという4月始めの土曜日だ。
【ベルリン(ドイツ)のまけないぞうサポーター トーマスさんからのお便りです】
去年の9月に「まけないぞう」に初めて会ったトーマスさん。
エミリアちゃんも「まけないぞう」が大好きです。
それから、少しずつ、子どもたちの学校や友人たちにぞうさんを広めています。
# 9月のときの様子は、こちらです。
***
今回は、家の近くの古着屋さんに置いてもらったぞうさんが足りなくなって、「また10頭送って」という連絡があったそうです。
ありがとう♡
新しく10頭が、いまベルリンへ向かっています。
どんなおうちへ嫁入りするのかな?
かわいがってくださいね、ベルリンの新しいお友達。
**
Our friend Makenaizô elephant supporter Thomas Pfuhl in Berlin has asked to send more elephants.
In a shop near his place, people asked to get more elephants!
Thank you Thomas for this ‘promotional effort’!
(Thomas’s family adopted Makenaizô last september (click here to read the story of their first contact with Maknenaizô) and they continue to spread them between friends in Berlin.
金曜日のバタバタした外来の最中、仲良しの高校の後輩Y子がやってきた。
彼女は実業家で実にユニークな人なのだが、原発に対する考え方や社会への思いに共通のものがある。
しかも、世界の歴史や世界の経済状況など、実に的確な意見をもっている。頼りになる後輩なのだ。
そこで本日の彼女への質問は「ねね、昨日の日銀総裁は何言ったの?さっぱり分からないから教えて?」である。
なにしろ昨晩のニュース、どれを見てもさっぱり意味が分からなかったからだ。
彼女は一瞬考えてから、簡単明瞭に語りだした。
Y「ザックリ言うとね、今から日本も偽札をジャンジャン刷ります。じゃぶじゃぶとお金を市場に出します。だから皆さん使ってね、ってこと」
M「ふ〜ん。だって今までだってやってたじゃない、量的緩和っていうの」
Y「黒田氏はね、チマチマじゃなくて、思い切って今までの2倍、ニセ札を刷りますって言ったのよ」
M「え?ニセ札なの?じゃぁ、いつかは必ず破綻するじゃない?」
Y「必ず破綻するのよ。だって実態経済以上にお札を刷るんだもの。今はアメリカが5倍、ヨーロッパは3倍、ニセ札を刷っているの。日本だけ2倍しか刷ってなかった。それをこれから4倍にするっていう話し」
M「そんな詐欺話を言っただけで、こんなにも株価が上がっちゃうもんなの?」
Y「そうよ、だって気分だもの、株式市場なんてものは」
M「でもさ、そんなカネあったら、福一原発につぎ込まないと今の日本はダメでしょうが。福一に持ってって欲しいよ」
Y「それは無いのよ。ジャンジャン刷って、回すだけ回したらあとは破綻が待ってる。とてつもない大博打だけど4〜5年は持つかもよ」
M「4〜5年もアベノミクスは持っちゃうの?じゃ、消費税上がって日本は壊れちゃうよ」
Y「そうそう、中小零細は完全に立ち行かなくなる。でも安倍ちゃんの階層は保たれるってわけなのよ」
彼女の説明はものすごくストンと腑に落ちた。
そんな金融緩和をして、いったい日本はどこへ行くつもりなのだろうか。今日も福島第一原発では汚染水の漏洩事故があったばかりだ。
やがてバブルがはじけた時、いやその前に、憲法が変わり、戦争に走るしか道がなくなりはしないだろうか。
戦争という名の最大の消費行動以外に、実態経済が動かなくなる日が来ないように、だから十分留意していかなければならないことは分かったのだけれども……。
【オーストリアのまけないぞう引っ越し係 田中幸子より ヨーロッパで活躍するまけないぞうのお便りです】
昨日オーストリアのブライテンブルン村から、元気にドイツとフランスへ旅立った「まけないぞう」たちです。
広島からricaさんがウイーンへ持ち帰ってくださった40頭& しむたんさん・まゆみさんがパリへ持って来てくださった30頭あまり & 阪口ともちゃんが東京から運んでくれた30頭・・・ オーストリアで待機中の「まけないぞう」さんたちが、春とともに活動をはじめました♪
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手始めに、ドイツのベルリンへ10頭、フランスの2カ所へ31頭+3頭、計44頭がお引っ越し。
行ってらっしゃ〜い まけないぞうさんたち♡
「被災地を忘れないぞう 元気な春を!!」というメッセージを、またたくさんの友だちに伝えてね♪
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こ のぞうさんたちが、こうしてほうぼうへ旅立つ日を迎えられたのは、タオルを集めてくださった方達>タオルを仕分けしてくださる方達>まけないぞうを作って くださる方達>作り手さんに寄り添ってくださる方達>まけないぞうを発送したり、いろいろがんばってくださる方達>運んでくれた友人たち>まけないぞうに 来てほしいよーと言ってくださる方達・・・
みなさんの心がひとつになった結果ですものね♪
力を合わせて続けるぞう〜♡
まだ肌寒い早春のブライテンブルンです。
きっと 岩手や宮城や福島の作り手さんたちも、そろそろ桜の便りを首を長くして待っておられるのでしょうね・・・
お元気で季節のかわりめを乗り切ってくださいね。
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Makenaizô news from Austria, Breitenbrunn.
These Makenaizô elephants came to Breitenbrunn, Austria carried by Rica-san (from Hiroshima to Wien), Shimutan-san and Mayumi-san (from Tokyo to Paris, then to Breitenbrunn), and Tomo-chan (from Tokyo to Breitenbrunn) . Well travelled!! …. and then, on 4 April 2013, they left here to go to Berlin and to France.
Bon voyage Makenaizô-s!!
They all carry the message to our new European friends ‘ Never give up! We all remember about you! Makenaizô!!’.
So many more elephants waiting to go everywhere!!
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French ones in the big box…
このぞうさんたちは箱に入った団体旅行でフランスへ。
そして下の10頭は ベルリンへ。