大飯原発のF-6が活断層でない、との見解が原子力規制委員会から出た。
これでTEPCOに飼われているマスコミは、お墨付きを貰って喜んでいる。
しかし、しっかり地震学の基本的な勉強をして欲しいものだ。
活断層とは、ここでも何度も説明したので省きたいが、40万年以降に同じ所で何回かの、震源断層面が割れ、断層が出来て、たまたまそれが分かるように残っているものが「活断層」というものなのだ。活断層がないところでも、充分に地震は起こってきた可能性が高い。
つまり皮膚でいうと、何度も同じ場所をナイフで切ったら、ケロイドが出来易くなった。
ケロイドは一回で出来る事もあるが、何度か目にできることもあるが、忘れてはいけないことは、ケロイドがないからといって、傷を負った事がないとは断言できないのだ。
だから、活断層の有無だけが、原発稼働の免罪符ではないぞな。
この「活断層」というものの説明を、実はもっと丁寧にマスコミは説明すべきだとわたしは思う。活断層の本当に意味を知れば、活断層が無かったイコール地震は起こらない、というインチキなロジックが通用しなくなるからだ。
ま、未だに地震の診断断層面の面積である「マグニチュード」と、実際の揺れの大きさを示す「震度」との違いを、読者に丁寧に説明できないできたマスコミに、そんなことを求めるのは無理なのだろうが。
あんなー、活断層の有無と、地震の有無は、全く関係ない話やで。
活断層があれば、確かに過去に一回はそこで起こったことがあるという、証拠にしか過ぎへんのんやで。証拠を残さへんで、きれいに収束した地震の方が、めっちゃ多いはずやで、ホンマに。