昨日の小保方会見で、彼女のSTAP細胞がでっち上げであっても、わたしの生活は変わらないと思ったけど、よく考えたら、この間に閣議決定されそうな黒い黒い案件について、急激に新聞やテレビのニュースから消えたのは、大迷惑だ。
そんなコソコソやってないで、正々堂々と、憲法改定で説明責任を果たすべきでしょう。
こちらも正々堂々と、反論をしなければならない。
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昨日の小保方会見で、彼女のSTAP細胞がでっち上げであっても、わたしの生活は変わらないと思ったけど、よく考えたら、この間に閣議決定されそうな黒い黒い案件について、急激に新聞やテレビのニュースから消えたのは、大迷惑だ。
そんなコソコソやってないで、正々堂々と、憲法改定で説明責任を果たすべきでしょう。
こちらも正々堂々と、反論をしなければならない。
小保方晴子さんが記者会見に出てきた。弁護士を2人連れてはいたものの、しっかり謝って、しかし異議申し立てするところはして、くだらない質疑応答にもよく耐えたと思う。
わたしは今年の3月中旬に自分のSNSで
彼女は誰一人も殺してはいない。「権威を失墜させた」と大人たちを怒らせているだけだ。待てよ、「権威」って何だろう?
「権威」って、大事故を起こしても決して謝らない某巨大なムラ組織とか・・。
ともかく、ちょっとリケジョを虐め過ぎとちゃいますか?
と、発信したら、200人近い人々が「いいね」をしてくれて、すごい賑やかなことになった。
その日、理研の野依さんの記者会見を聴いていて、非常に不快な思いがしたからだ。
「未熟な研究者が膨大な知見を杜撰に無責任に扱ってきたというのは、あってはならないことだ。倫理や教育を徹底的にやり直していかなくてはならない。」
サイエンスの最も素晴らしいところは、全ての偏見や差別を超えて、再現がなされるということに尽きる。野依さん的な言い方をすれば、女でも子供でも黒人だろうが年寄りだろうが、無能な若者がやろうか誰がやろうが同じ結果に辿り着く。
然るに、そこに辿り着くまでは、着実に一歩一歩進んでゆかなくてはならない。
丁寧な実験、データの検証、追試を繰り返し、その度に実験ノートを夜遅くまで書いて、ノートを書きながら寝ちゃって、顔を洗っている間もなく家にも何日も帰れず、カップヌードルを啜りつつ、ネズミのウンチとか白衣につけながら・・・。
だから一昔前のわたしもよく知っている研究者のイメージとはまるで違う小保方さんが、これまたものすごく信じられないようなSTAP細胞を携えて登場した時には、確かに決して軽くはないショックを受けたのも事実だった。
第一印象は「ウソっぽ」だった。
しかし、エライさん達の記者会見と世間の大バッシング大会を見ている間に、どんどん腹が立ってきた。小保方さんは誰一人も殺してもいない。
ネイチャーの厳しい査読を通った画期的な「大発見」が、仮にでっち上げだったとしても何ひとつわたしの生活は変わらない事に気がついた。
だが、もしも本当の大発見だったとしたら、とんでもなく素晴らしいことじゃないか。
STAP細胞の完成で、わたしの生活は著しく変わるだろう。だって、わたしの周囲には痛みで困り果てている人で溢れかえっている。そんな人々から採血をして、ちょっとリンパ球を分離して、「酸っぱめのオレンジュース」の中に入れると細胞が初期化されて、どんな細胞の素にもなるSTAP細胞ができるのだ。それは胎盤にさえなるという。
破壊された神経や、変形した関節、疲れ果てた筋肉、それらを全部STAP細胞で治せたらどんなにいいだろう。痛みで壊れかけた心もきっと良くなるに違いない。いや、そんなに遠くない日々に、もしかしたら自分のSTAP細胞によって治る日が来るかもしれないと、患者さんが希望を持てるとしたら、どんなに素晴らしいことだろうか。
裏にどんな輩が動いていて大金が動いているとか何とか陰謀論を一生懸命に話している人や、女性の研究者だから性差別だと訴える人だとか(一見、彼女の援護者に見えるのだがそうでもなかったりする所が残念な女性学の学者とか)、はたまた論文原理主義者のような俄学者まで、この間のこの国はちょっと皆おかしくなってしまったかのような騒ぎっっぷりだった。あまり馬鹿馬鹿しいので読んでいないが、一部の週刊誌は北朝鮮班と雅子班にも勝るとも劣らないほどの醜悪な記事を掲げていた。
今日の会見で小保方さんは、3年間で200回STAP現象を見たと確かに言っていた。
もう一度言うが、これが真っ赤な嘘であってもわたしの生活には何の影響もないが、もし本当ならば、考えるだけでわたしは幸せな医者生活を送ることができるのだ。
だって、この先、患者さんに言い続けるだろうから。
「あなたの痛みは、あなたのSTAP細胞が必ずとってくれる日が来ます。その時まで元気でいなくちゃね」って。
小保方よ、馬鹿馬鹿しい権威なんかぶっちぎれ!
公開実験で見せてくれ、STAP細胞を!
【水戸の まけないぞう応援団長 川又友美さんより わくわくするGWのニュースです】
ゴールデンウィーク中、茨城県笠間市で行われる【陶炎祭
(※知人のブースに少しスペースを借りて置かせてもらう
☆☆可愛いゾウと私に会いたい方、ぜひ☆☆
5月3日・4日午前10時~「まけないぞう」を
販売致します(^▽^)!
タオルのご寄付だけでも大歓迎です!
友人のタスファイエ・ガライヤさんという方の
テントで販売させて頂きます。【テント番号:219】
会場へのアクセスは公式ホームページをご参照ください。
(自動車は非常に混雑しますので、公共交通機関がお勧めです☆)
http://www.himatsuri.net/index.php
—
かわいい「まけないぞう」さん & いつも元気パワー炸裂ちうの川又さん
会いたいな〜♪
タオルのご寄付も、どうぞよろしくお願いいたします☆
陶炎祭(ひまつり) 笠間芸術の森公園で開催されます。
こちらもご覧ください ♪
【まけないそうの応援団 makenaizone (負けないゾーン) のホームページ編集長 田中幸子より】
この数ヶ月 体調が悪かった夫のバーニー・モリス、おかげさまで だいぶ元気になりました!
まけないぞうのブルームーンちゃんも、ほっと一息♪
バーニーとブルームーンちゃんとのツーショットを撮りました!
(どうしてブルームーンという名前なの?
→ 故郷 マンチェスターの由緒あるサッカーチーム Man Cityのチームカラーだからなんです!)
これからもまけないぞうのブルームーンちゃんから元気をもらいながら バーニーも まけないぞう!p(^o^)q
—–
バーニーさん、体調が日々順調に回復中でいらっしゃるとのこと、本当になによりです!
作り手さんにも買い手さんにももいっぱいの元気と笑顔を運んでくれるまけないぞうパワーは本当に素晴らしいですネ。
これからもお体をお大事にまけないぞうプロジェクトの応援もどうぞ宜しくお願いいたします!
【Message from Sachiko Tanaka, the Editor of makenaizone Homepage】
Morris mit Blue-Moon the Makenaizo elephant!!
I am very much pleased & happy to inform you that my husband, Bernie Morris has been feeling better day by day!
The secret of his recovery is Makenaizo elephant, Blue-Moon!
You know why he’s called Blue-Moon?!?! Blue-Moon is named from Man City, the famous Football Club in Bernie’s hometown, Manchester!
— So happy to hear that Bernie-san is getting better & better day by day!
Makenaizo elephant gives the motivation and the smile not only to the makers of the elephants but also to the buyers of the elephants.
Hope Bernie-san will take care of himself and stay in good health going forward as well! Makenaizo will be always with him!
【三重県 松阪市から まけないぞうを応援している 村松郁代さんから まけないぞう「アンテナショップ」の素敵なニュースです】
4月3日
まけないぞう アンテナショップ(自称)
三重支店第一号店です。
三重県松阪市小黒田町にある 「あかしや洋菓子店」様です!
ここのケーキめっちゃおいしんですわ!
松阪まできたときはよっててぇ!
うちもどーぞ!
祝、 開店!!
郁ちゃん、実はこの籠も、手作りにして、神戸のタオル仕分け隊の家藤さんに相談しながら、「アンテナショップ開店準備」を着々と進めてきたのです〜♪
手作りの籠、手作りの料金入れ。気持ち満載ですね♪
お店のHPを拝見しても、やさしさがあふれてますね。あかしや洋菓子店さまのHPこちらです。http://akashiya.com/top.html
神戸のタオル仕分け隊の家藤さん 「すごいコラボ レーションですね。こられるお客さんも、きっとやさしいんやろなぁ。
ほんわか気分に、なりますた。ありがとうございます。」
makenaizone 素敵なアンテナショップ! ぞうさんが入っている いくちゃん手作りのかごもとっても可愛いね!(^_^)v
郁ちゃん 「ケーキ屋さんもとってもよくしていただいてほんま感謝です! カゴは結構苦戦しましたが、なんとかでけますた(´▽`)ノ」
—
4月3日
食後にあかしやのケーキ。
二個も食べるんかいっ!!!
はいっ! ごちそうさん。
おいしくて ありがとう。
—
4月4日
まけないぞうのアンテナショップに 子ぞうを追加しにいったら
なななななんと!
あかしやの奥さんが ぞうを飾ってくれてました!
なんてええ人なんや!!
しかも まけないぞうのチラシまで 出してわかるようにしてくれてました。
めっちゃうれしすぎ!
このように販促もお手伝いしていただけるなんて!
ありがたや。
地元のつながり 暖かい心のあふれる「まけないぞうアンテナショップ」
ごいっしょの応援 ほんとにありがとうございます!!
郁ちゃんのおかげで つながりができましたね。
まけないぞうさん 皆さんに可愛がっていただけますように。
災害復興学の世界に身を置いて、8年ほどになる。
この間、日本の災害対応・災害復興の分野で最もすすんだものをたった一つあげろ、と言われれば、迷わずIPサイマルラジオの普及だと答える。ことに株式会社radikoの功績は、これまであまり語られずにき過ぎてしまったが、たいへん大なるものだといえよう。
わたしがIPサイマルラジオの存在を知ったのは、一体いつの頃だっただろうか。
古い時代のappleのパソコンには、全米のラジオを聴く事ができる今のiTunesの原型がついていた。だから、もう20年近く前のことだと思う。
東京でAMとFM局のIPサイマル放送の実験放送が始まったのが2010年春、本格運用が2010年12月1日からだった。
それでわたしは2010年12月にradikoの営業部に連絡を取った。
すると大変フットワークの良いスタッフの奥泉さんが、忽ちその日のうちに銀座のクリニックに来てくれた。
当時radikoは、関東4都県だけに向けて文化放送・ニッポン放送・TBSラジオ・FM Tokyo・J-wave・FM Yokohama・NACK5・bayFMの8局を流していたと思う。
radikoは以降、関西や中部・東北・中国などなどエリアを広げてゆこうとしていた。
しかしそれでも、radikoは聴き手がどのエリアに居るのかをIPアドレスで瞬時に判断して、聴き手のエリアの放送局にしかアクセスすることができない仕組みになっていた。
わたしは初対面の奥泉さんの顔を見るなり、ぜひとも大規模災害の時には、放送エリアを取っ払って被災地のみならず全国で放送を聴く事ができるようにして欲しい、と、そう願い出た。
すると、
「今の今まで防災という観点から考えたことがありませんでした。明日、会議がありますので早速、議題にかけます」とたいへん率直に話してくれた。
それが2010年の12月初旬のことだった。
その頃、わたしは関西学院大学災害復興研究所主宰のシンポジウムで、IPサイマルラジオの災害時利用について発表をした。
わたしの提案は「M7以上の地震災害があった時はIPサイマルラジオはエリアを取っ払って全国で聴取できるようにする」というものだった。
しかし会場に居た民放の人たちの反応はたいへんに冷ややかなものだった。
災害担当の民放テレビとラジオの、そう言ってよければ災害界ではビッグネームの二人から、「青木さんは民放の何たるかを知らなさ過ぎる」「エリアを広げたらローカルなCM収入が成立しないではないか、それは絶対にあり得ない」という反駁があった。
シンポジウムの会場ではこの案は全く相手にされなかったが、わたしにはどうしても諦めきれず、その後何人かのラジオ局の人々にオファーを続けた。
そんな中で、わたしの案にイの一番に乗ってくれたラジオ局のトップが居た。
大阪の毎日放送MBSラジオの熊和子さんだった。
MBSでは熊さんが立ち上げた番組「ネットワーク1・17」に何度か出して頂いたご縁があり、放送開始からパーソナリティをやっていた魚住由紀さんは長年の友人だった。それで、魚住さんが熊さんに上申してくれたのだった。
熊さんからのメールにはこうあった。
「阪神・淡路大震災の経験から、日本中のどの局も確実に初めの3日間は、ノー音楽ノーCMになります。だからうちは震災の発災の瞬間から、IPサイマルのエリアを必ず外しますよ」
この返事をもらった時、正直、涙が出た。
それから2ヶ月ほど経った2011年の3月11日の14時46分、東京も揺れに揺れた。クリニックでは慌ててradikoのアプリを立ち上げて、ニッポン放送を聞いた。
その時間帯は知人の上柳昌彦さんが生放送の 真っただ中だった。震災の前からニッポン放送の防災パーソナリティーだった上柳さんは、恐らくはとても慌てながらも誰よりも強い使命感で、出来る限り冷静に生放送をしていたに違いない。
上ちゃんの放送のおかげで、どれほどの人々が精神的に助かっただろうか。
東京はビルが多くてAM波が入らない。だからこそのIPサイマルラジオなのだが、考えてみればあの日、東京ではネット環境が一度も途切れることはなかったおかげで、わたしはどうにか精神を正常域に保つことが出来たし、その最も大きな要因はradiko とTwittreだったと言っても過言ではなかった。
そうして2011年3月13日の夕方、神戸の魚住さんから一本の電話が入った。
「これから間もなく、エリアが取っ払われることになったわよ」
「え?MBSの?」
「ううん。radikoのエリアが全部取っ払われるのよ。青木さんの提唱通りになったのよ」
わたしはこの時も、涙が溢れて止まらなかった。
福島第一原発由来の線量が、関東地方でぐんぐん上がりはじめて、ひじょうに心細かった13日の夕方、ポッと心に明かりが灯ったようになった。
さらにradikoは震災後ひと月ほどして、東北エリアの7局を「災害復興radiko」として、全国で聴くことができるようにしていた。これは約一年間ほど続いたと思う。
福島からはラジオ福島が参加していたので、全国に避難をした方々が福島のラジオを聴くことができたということは、大変に大きなことだったに違いない。
確かに、ネットで被災地のラジオが聴くことが出来る、という事自体があまり知られていなかったことは否定出来ない事実ではあるのだが、欲しい情報を取りたい人にはradikoというツールは本当に有り難かった。
さて、2014年4月1日、このIPサイマルラジオに画期的な日が訪れていた。
全国のエリアが取っ払われて、北海道から九州沖縄エリアまでの放送がIPサイマルラジオで聴くことができるようになったのだ。
ただし、全てのエリアを聴くためには月額350円かかるのだが・・・この金額は決して高くはない。
気がつけば、長々とradikoについて書いてきてしまった。
4日にひょんなことから、久しぶりに奥泉さんと電話で話をして、二人で多いに盛り上がったとともに、この間のことをお互がお互いに感謝していることが分かり、その気持ちを伝え合ったのだった。
考えてみれば、2010年のあの12月に奥泉さんが飛んで来てくれなければ、今日の全エリア撤廃ということが、もっと遅れてしまったかもしれない。
radikoは商業放送の放送局を束ねながら、情熱をもって本当によくやってきたと思う。
*****
ここのところ環太平洋で大きな地震が、太平洋プレート境界上で起こっている。
日本付近では三陸沖・宮城沖・福島〜房総半島沖まで、M5~6クラスの地震が増えている。
それと同時に、中央構造線沿いの地震も実に多い。その果てには、南海トラフ地震の可能性がある。
今もまだ、この国はいつ大災害が起こっても全くおかしくない状況にある。
その時、地元のラジオ局がどれだけ大切な存在かがわかるものだ。
テレビよりもよく訓練されたアナウンサーが、しっかりとした情報を瞬時に伝えることができるのがラジオなのだ。
残念ながらIPサイマルラジオは、光ファイバーが切れた地域では聴くことができない。
従って、大被害を被った地域では、数日間は恐らく聴くことができないだろう。
発災から72時間に限っていえば、インフラが通じている地域に対して、被災地からの情報を流す、つまり被災地の情報を非被災地に伝えるということが主になるだろう。
その後、インフラが回復し次第、または避難所に防災の一環として確固たるインターネットインフラがあれば、そこでradikoにアクセスできるようになるはずだ。
技術的な改良の余地はまだまだ多々あろうと思うが、ともあれこの国にはIPサイマルラジオがしっかりと稼働していて、そこには奥泉さんを始めとしたスタッフがいるというだけで、何か少し救われる気がする夜である。
ここまで読んで下さったみなさん。
radikoプレミアム、ぜひとも今のうちに加入して欲しく思います。
災害は忘れないうちに必ずやってくる。その時一番大事なものは、正確な情報と水である。人間は情報と水だけで10日は生きてゆけるものだ。
radikoプレミアム、ご加入はコチラから
【神戸のタオル仕分け隊 家藤さんから 東北の薫りのタオルのニュースです♪】
2014年4月2日
本日のまけないぞう用タオルは宮城県多賀城市 西園寺さまから届きました。
タオルには『いわぎん』『JA仙台』『塩釜』の文字があり東北の薫りを運んでくれました。ありがとうございます!
引き続きタオル大大募集中です。まけないぞうも大大販売中です!
まけないぞうプロジェクトを17年にわたって進めている被災地NGO恊働センターでは、引き続き まけないぞう製作用のタオルの寄付も募っております。
ご自宅に未使用のタオル(会社名や店名などが付いているタオルでも大丈夫です)をお持ちの皆さまにおかれましては、タオルのご寄付をしていただくことで本プロジェクトにご協力いただくことが出来ます。どうぞご協力をお願いいたします!Q:「まけないぞう」のもとになるタオルはどこへ送ればよいでしょうか?
A: 被災地NGO恊働センターへ 電話、またはメールでお問い合わせください。大量でなくても、1枚でも、2枚でも けっこうです。
(TEL:078-574-0701またはメール:info@ngo-kyodo.org)。
送付先住所をお知らせいたします。
# 被災地NGO恊働センターのメールアドレスが変わりました!ご注意ください。
info@ngo-kyodo.org
日付が変わって4月1日になった。
いよいよ悪魔のような消費税が引き上がる。
元々、大型間接税は「社会保障の充実」に使われるはずで創設された税収ではなかったのだろうか。
しかし今回、医療介護保険の診療報酬改定も同日に始まるが、患者さんや利用者にとっては、実質的に窓口負担金の増額が待っている。特に大きな改定は介護保険の改定で利用者へのサービスが薄くなる。
一方で、もともと医療機関の窓口では消費税は掛かっていないのだが、医療機関としては全ての資材の消費税アップ分したので、これををカバーするために診療報酬の改定があるのだが、実質はマイナス改定となる。
つまりよく考えると、誰一人の為にもならない増税に思えるのは、わたしだけなのだろうか。
マスコミ、特にテレビの報道が酷いのだが、買い溜め狂想曲の模様や消費税の切り替えの時刻など、どうでも良い報道が続く。
この時期に、どうしてこれだけリスクの高い増税が必要で、それは誰によって決定され、一体全体、誰が喜ぶのか被害が直撃するのは誰なのか、しっかりとした報道があまりされないまま今日を迎えることとなってしまった。
元を正せば、税金を上げたい財務省の思惑に民主党政権が乗ってしまって、そのまま自民党が引き継いで今になってしまった訳なのだが、今さらながら本当にこれで良かったのだろうか。
殊に、インボイス方式の導入や、行き過ぎた逆進性の税制に免税枠を設けたり、輸出の戻し税の不公平感など、単に税率を上げる前にもっともっと手間ひまを掛けて、この国の平板な消費税の仕組みそのものを見直すことは出来なかったのだろうか。
否、そもそもの税金の無駄遣いに関して、政権交代になってから本当に鈍感になってやしないだろうか。
それでなくても、わたしはこの国にこれから襲いかかってくる、超高齢社会が本当に怖い。怖くて怖くて仕方がない。その超少子高齢社会の中での大災害多発の時代なのだから。
***
それから、2011年3月中旬、311の後に起こった空前の円高を思い出して欲しい。
その後、殊に現政権になって極端な財政出動と円安への強い誘導が進み、円安&株高という一見、相反するようなベクトルに於いて、その歯車が噛み合って景気の回復を見てしまった。歯車は順調に噛み合って強い経済を生み出しているのではなく、いつも不協和音と無理が働いて、何か拍子に車の歯が折れてしまいそうなアベノミクスという名のギスギスした強欲な財政出動が続いている。
が、この国が欲しいていた円ドルのレートは、世界の他の通貨がどんなに不安定になろうとも、もう二度と強い円高に振れることはないだろう。
この国には、150年に一回のタイミングで暴れまくる時限爆弾のような大震災が、刻一刻と近づいて来ているのだ。しかもその大震災は、この国に点在する50個の原子炉と燃料プールにむき出しになっている、数万本の使用済み燃料棒を必ず巻き添えにする・・・そんな事実を日本以外の国々はしっかり知っているからだ。
のほほんと全く必要性もない、日米安保条約の大項目を変えて集団的自衛権とやらを行使できるようにしたり、改憲論を持ち出したり、と、言ってみれば「国民」の生活に何ら寄与しないことしか考えようとしないトップが大権力を握っている現実を考える時、わたしは本当に暗黒の世界に突き落とされて無力感でいっぱいになってしまう。
願わくば、これから起こる大混乱が少し落ち着くまで、次の大震災が起こらぬように鯰さまに手でも合わせたい、そんな夜なのである。