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疵の秋希有なる安堵まさりけり
冬の隣でシネマ貪る
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【makenaizoneホームページ編集長、田中幸子より】
10月26日
東京の上智大学からアイルランド・ダブ リンに交換留学でやってきた3名の学生さん 奈央実アンジェラさん、あやさん、あやこさんの3人が、ウイックローの山を見に来てくれました。いっしょに山 のお散歩をして、それからいっしょに日本食でいっぱいおしゃべりしました。
3人を連れてきてくれたのは、日本に留学してアイルランドへ帰ってきた先輩のスティーブンさんです。
若いみんなに「まけないぞう」を紹介したら、「かわいい〜♡♡」 と目がきらきらになってました。
遠くても、国がちがっても、やっぱり被災地のことを応援する気持ちはひとつ。
新しいお友だちの輪が、また広がって、つな がっていきますようにと願っています。
アイルランドも秋が深まって冬のはじまりです。
これから寒い時期に入りますが、被災地の作り手さんの皆様、どうぞお 元気でお過ごしくださいね!
【Message from Sachiko Tanaka in Ireland, The Editor of makenaizone HP】
3 Exchange students, Naomi Angela san, Aya san, Ayako san from Sophia Univ. to Dublin, Ireland came to visit me and enjoyed walking around the beautiful mountains in Wicklow! I really enjoyed their company and had a great time over Japanese food together. Lots of thanks to Steven who have kindly introduced 3 Japanese exchange students to me! Taking this opportunity I was happy to show Makenaizo Elephants to them, and they really loved the elephants & the stories behind Makenaizo Project! Wherever you are from, or wherever you live, the thoughts for the affected people are the same and universal! I do hope that this heartfelt project will spread more and more to all over the world! Autumn is almost over and cold winter is just around the corner here in Ireland! My thought is always with the people in the affected areas in Japan, and I hope all the affected people will do take care of themselves in Japan!
2004年10月23日は土曜日だった。
夕方、軽井沢の家でくつろいでいると、かなり大きな地震が起こった。
新潟の中越地震だった。
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阪神・淡路大震災以降、時々大きな地震に見舞われてきたが、そのとき初めて自分で体感した大きな揺れが中越地震だったのだ。
それから、研究所のメンバーと連絡を取り合ったり、インターネットでの情報収集を行ったり・・・尤も、今のようにTwitter もFaceBookも無い時代だったので、ニュースサイトと2ちゃんねるぐらいしか見るものもなかった。
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あれから10年。
近年の大災害時代に入って初めての、中山間地での震災復興に対して、神戸の人々が中越へと、そういってよければ「災害復興の文化」を持ち込み、中越の人々はやがてこの文化を成熟させていった。
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その後に起こった、中越沖地震を始めとして、岩手・宮城内陸地震、東日本大震災などの復興にも中心となって意欲的に中越のメンバーが関わっている。
今や、災害復興界のトップランナーとして、今日から始まった災害復興学会と災害情報学会のダブル開催を担っているのだ。
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さあて、今週末は長岡へ行ってこよう。
【神奈川県のまけないぞうサポーターの佐野純三さんからのお便りです。】
「カトリック戸塚教会では、毎月1回、福島産の野菜、米等を販売する日曜があります。
その売り場の端の方に「まけないぞう」販売のスペースをもらっています。
そして、先日の日曜日にも19頭の「まけないぞう」が新たな家族のもとに引っ越しました。
今回のまけないぞうの販売は 写真のサポーターの Iさんにもお手伝いいただきました。
Iさんはご自身でも神戸の被災地NGO恊働センターからまけないぞうを仕入れ、ご自分のネットワークで「まけないぞう」引っ越し作戦を展開中です! 」
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佐野さん、Iさん、いつも 温かな応援をどうもありがとうございます! 今後とも引き続き、まけないぞうプロジェクトの応援を宜しくお願いいたします!
感謝をこめて。
【Message from Mr. Junzo Sano, The Makenaizo Supporter in Kanagawa Pref.】
Catholic Totsuka Church holds the farmer’s market that introduces the vegetables and rice from Fukushima once a month, where we open a small Makenaizo Shop at the corner. And I am pleased to inform that 19 Makenaizos found their new families this past Sunday! One of the Makenaizo supporters, I-san has kindly helped me this time. She is such a sweet & great supporter who buys the elephants from NGO Collaboration Center in Kobe herself and has been introducing the elephants to her own friends as well ! —- Lots of thanks
to Sano-san and I-san for your very warm support for Makenaizo Project! We look forward to your continued friendship with Makenaizos!!!
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いつものように、ぞうさんが藤棚にぶらさがって PR作戦!
藤棚の下はいつも「まけないぞう」引っ越し作戦の定位置です。
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「まけないぞう」のご縁はどんどん みんなをつないでくれます。
神戸のタオル仕分け隊の家藤さんからは 「うちの無人販売所でも、週末2頭、お引越ししましたよ♪」
東京のFさんから 「Iさんは わたしの大学時代のサークル仲間です!」とコメントをいただきました。
まけないぞうさんって、すごいですね!!
【makenaizoneメンバーの児玉たか子さん 神戸を訪ねました!】
10月19日 いつも東京から「まけないぞう」の応援をいっしょうけんめいしている たか子さん 念願の被災地NGO恊働センター訪問です!
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<東北支援タオルのぞうさん”まけないぞう”の皆さんと>
神戸新開地のNGO協働センターで、どうしても今回お会いしたかった方々と素敵なひと時、本当 に嬉しかった。
代表の村井さんが通りまで迎えて下さり、美味しいランチで楽しく談笑、神戸に比べ東北のボランティア熱は早々覚めてきているという難しい現状、東北の作り手さんのご苦労etc。帰りは若いスタッフさんがいつまでも見送ってくれて、そうしたら大好きな女性スタッフの増島さんが黒大豆枝豆持って 「お土産忘れました~」追っかけてきて下さり(笑)みんなどこまでも暖かい、他人様の為に日々尽力されているのも納得の快い時間でした。
私もまた少しずつ でも頑張ろうっと。
元居酒屋さんだったというジャングルはなぜかとても居心地の良い空間でした。
だるまストーブが活躍する頃また行ってみたいなあと。皆さんの温かさが只嬉しくて、時間の経つのを忘れました!!
神戸で素敵な時間を過ごされたご様子、嬉しく拝見しました!
これからも末永くまけないぞう!o(^o^)o
増島さんからもメッセージが来てましたよ。
「児 玉さん、先日はわざわざお越し頂いてありがとうございます。少しゆっくりお話できて嬉しかったです。次回はぜひ東北でお待ちしています。 makenaizoneのみなさんもいつもありがとうございます。こうしてご縁が増えてとてもうれしいぞう(^^)です!そしてだるまストーブの時もお待 ちしています!」
福島県知事選挙が近くなってきた。
わたしが福島の県知事選挙にこだわるには訳がある。
福島県では、福島県民健康調査として全員に放射線被ばくに対する「フルバージョン」の検査が行われているのは、13の市町村に過ぎない。
それ以外は「フルバージョン」とは言えず、殊に白血球分画の検査が省かれてしまっている。
しかしながら、白血球分画は最も重要な検査であり、これを省いた罪は大きい。
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で、もし医師である熊坂さんが県知事になれば、白血球分画を省いた検査などを容認するはずもなく、恐らく県民健康調査の大きな見直しがなされることだろう。
そうしてきっと、「福島スタンダード」と言われるような検査が広く行われるようになるだろう。
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放射線の広がりは県境も超えたのだから、現に線量の高い北関東、茨城・栃木・群馬それに東葛地域にも「福島スタンダード」の検査が行われるようになるに違いない。
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わたしは今年度、現行の健康診断に上乗せをして、広い地域で「被ばく健診」ができないかと関西学院大学の紀要で発表をした。
少し難解だがご一読頂ければ幸いだ。
http://www.fukkou.net/publications/bulletin/files/kiyou6_03.pdf
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わたしが最も望んでいるのは、公費での健診ではあるが、公費か否かで揉めて実行が遅くなっては元も子もない。
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熊坂さんの知事が実現するということは、関東地方の子ども達ひいては大人たちにも健診の道が拓かれることになる。
それは、あたかも固く閉ざされていた道が拓かれるような、とても画期的なことなのだと思う。
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どうか、あと2日間、熊坂さんに多くの支持が集まるように祈るばかりだ。
【東京の暁星聖堂で まけないぞうの応援をずっと続けている「マリア隊」の皆さんから、たくさんの嬉しいニュースです】
9月28日
「月1回のまけないぞう販売会を教会でしました。
同じ所でしつこくやっているので、あまり沢山は売れませんけれども、新しい方や1年ぶりよ!と言う方が少しずつ買ってくださいます。
タオルも変わらず、皆さん持ち寄って下さるので、細々とですが続けていきます。 」
10月19日
「本日、暁星学園の文化祭での結果を聞いたところ、50頭完売したとのことです。
神父さんが ベルギーの友だちにぞうさんをプレゼントに6頭送ってくださるそうです。
11月30日には、今年も麻布教会でのバザーへ まけないぞうを売りに行ってきます。
そして12月17日には、関口教会でのチャリテイーコンサートと、いろいろな催し物が続きます。」
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神父さんもごいっしょ お元気そうですね!!
いっぱい並べて素敵なショップですね!
受験生のお母さん、それぞれにお仕事や家のことで なにかとあわただしいお母さんたちですが、被災地の作り手さんのことを、いつも思い、ご無事で、お元気で・・・ と祈っています。
マリア隊の皆さまのねばりづよい努力 いつもありがとうございます。
年内これからまた、いろいろなイベントが続きますが、体調に気をつけて、まけないぞう!!
「ぼくもいっしょに おうえんしてるよ〜 まけないぞう!!」
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18日から全国保険医団体連合会の公害視察会で、愛媛県の伊方原発を見に行ってきた。
18日夜は「伊方原発を止める会」の事務局長・草薙順一弁護士を講師に、伊方原発の問題点を聞いた。
松山の道後温泉に一泊し、19日は早起きして秋晴れの伊方へ。車中、止める会の和田氏が案内してくださる。
市内から国道378号線を往く道は、穏やかな海沿いの道の景色がすばらしい。
肱川という河川が瀬戸内海に注ぐ河口では、山からの冷たい水が暖かい瀬戸内海に注ぐ「肱川あらし」という神秘的な霧に出会うこともできた。
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松山市からバスで2時間弱、佐田岬半島は山が海に迫る風光明美な場所だった。肱川を越えてから幾つかの穏やかな入江を越えてゆくと、山裾の入江に伊方原発の白い建屋が見えてくる。
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もしも東京近郊にこんな場所があったら、観光客で大いにぎわうだろう。
行き先々で、みかんが生り柿が生り、空は何処までも高く……。
しかし、そこは過疎の漁業と農業の町々の現実がある。産業らしい産業はない、人口もどんどん減ってゆく一方だ。
伊方町に着くと佐田岬の東西から伊方原発を視察。佐田岬半島には対面交通の道しかなく、事故の時にはどうなるのだろうかと想像ができぬほどだ。
この辺りは、地崩れも多く、ひとたび南海トラフ地震がくれば、豊後水道や瀬戸内海へと津波が渦巻くこととなる。
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原発を見学後、「止める会」のメンバーで伊方町で初めての原告になった長生氏の言葉に、思わず胸が締め付けられる。「地元で声を上げるのはどんなに大変なことなのか。でも福島原発の事故で我が身に置き換えて考えるようになった。自分の子どもの事を考えて、反対をしてゆかなくては」と。
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この国では原発は迷惑施設なのだ。過疎の産業の無い地に作られる。それにしても、原発のある場所の中でも、伊方原発のロケーションの良さには驚いた。
しかし、この地は半径60km圏内に松山市・大分市・別府市・岩国市も入ってしまい、中央構造線上に位置し、プルサーマルの3号機を持つ。
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いま伊方原発には使用済み燃料棒が1436本ある。この行く先も決まらないまま南海トラフ地震がくればどうなるのだろうか。
福島第一原発の事故が教えてくれたのは、燃料プールに貯蔵することの怖さと、プルサーマルの怖さではなかったか。
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とにもかくにも、私たちの国では、原子力発電というもののリスクをこれ以上引き受ける訳にはいかないのだ。
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だから出来る限り、広く議論をして、この最も大きなリスクである原発の行方を、しっかり考えようではないか。
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14:00 13℃
風雨が強くなる前に帰京しよう。その前に昼食をとろうと近所のホテルへ。
盛夏にはクルマで溢れる駐車場に、この天候で2〜3台しかない。
「今日は皆さん早く発ったのですね」と顔見知りのフロントマンと話しながらラウンジへ。ラウンジもひとっ子一人居ない。庭に面した窓に向かって座る。
時おり風が吹くと、落ち葉がはらりと舞う庭を見ながら、蕎麦粉のクレープを食しながら約一時間、ぼんやりと窓の外を見ていた。
この辺りの紅葉は来週が見頃だろうか。あと2週間ほどでようやく軽井沢の今シーズンが終わって、待ちに待ったシーズンオフがやってくる。
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けれども、その前にこの台風だ。二週続けての大型台風の週末。
関東通過は明日未明らしい。大きな被害のないことを祈るばかりだ。
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一枚の絵画の中の枯葉散る
霧雨降るは嵐の序曲
【アイルランド在住、makenaizone HP編集長、田中幸子より】
友人のマーガレットさんのおばさま モーラさん(左)とフィロメーナさん(右)とまけないぞうさんの写真をご紹介します!
マーガレットさんがまけないぞうさんをプレゼントしたら、「是非もう一頭持って来て!」と言ってくださったモーラさん。
持病でお体の動きがだんだんと不自由になってきていらっしゃいますが、それでも元気を出してデイケアに通っているんですよ。ぞうさんを持って ‘お茶っこ’ に伺って、夕方6時まで、あれこれお話しに花が咲きました!
「デイケアの友だちにも まけないぞうを紹介するわね。被災地にいらっしゃるぞうさんの作り手さんに宜しくお伝えくださいね、写真は恥ずかしいけど…」と笑顔でポーズでしたよ。(*^^*)
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モーラさん、フィロメ―ナさん、マーガレットさん、まけないぞうプロジェクトに温かなお心を寄せて下さり、本当にありがとうございます!
makenaizone(負けないゾーン)一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
またデイケアの皆さんとぞうさんとのお写真が撮れましたら、是非お送りくださいね!作り手の皆さんにもお送りしたいと思っています!
感謝をこめて♪
【Message from Sachiko Tanaka, the Editor of makenaizone HomePage】I am so much pleased to show you the wonderful picture of Maura and Philomena with Makenaizo Elephants today! Both of them are the aunts of my dear friend, Margaret. The other day, Margaret gave one of Makenaizo Elephant to her aunt Maura, and her aunt asked Margaret for another one for Philomena! So I visited them with another Makenaizo Elephant and had such
a great tea time together over fun conversation until 6 o’clock in the evening! Maura has been enjoying going to Day care center, where she’s kindly going to introduce the Makenaizo Elephants to her friends. She said, “Please give my best regards to the makers of the elephants in Northeastern Japan, although I am a little bit shy to be photographed…” , and gently smiled in front of the camera!
—– Thank you so much to Maura, Philomena and Margaret for their great support for Makenaizo Elephants Project! We do appreciate your warm thoughts for the affected people in Japan!
18時、ノーベル平和賞の発表があった。
残念ながら、私たちの憲法九条は受賞を逃して、パキスタンのマララ・ユスフザイさんが受賞した。彼女の活躍には心から尊敬しているので、今年はマララさんに譲るが来年はどうしても私たちの手でノーベル賞を取りましょうや!
そうして12月10日のオスロの授賞式には、大勢で出かけましょうや!その日まで、憲法九条をしっかり守ってゆきましょう!
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ところで台風がとんでもない勢力を保ったまま、三連休に突入です。
国会答弁は仕事で全く見られないので、ニュースでのダイジェストか新聞などで見るしかないのだが、それにしても聞こえてくるのは特定秘密保護法の異常性だ。
もし海外に派兵をする事態に陥ったとき、その事態自体が秘密保護法に指定をされていれば、国民にとって全く与り知らない所でトップ同士で決めてしまえば、派兵するまで私たち国民には何も知らされないことになる。
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この法律が通ったときから、その懸念は重々あったのだが、こうして国会で討論されてみて初めて、その異常性を認識する次第だ。
これはもう、私の知っている「民主国家」ではない。
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昨日の朝日新聞に早稲田大学の豊永郁子さんのインタビューが載っていたが、それを読んでストンと腑に落ちたことがあった。
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以下、氏のインタビューの中のから
「東西冷戦の時代には、共産主義でなければ、自由主義陣営の一員を名乗れた。でも今は、各国が「リベラル・デモクラシーの国なのか」が問われています。その前提となるのが「法の支配」の徹底と「人権」の尊重です」
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そうか、この国が今、おかしいと感じているのは、全くもって「リベラル・デモクラシー」からどんどんかけ離れているからなのだ。
自分の国の最高規約である憲法を勝手にねじ曲げ、人権意識も何もあったものではなく極右の人々とのシンパシーがある政権である。
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彼らはよく「価値観を共有する」という言葉を使うが、欧米の、口幅ったい言い方をすると「先進国」は「リベラル・デモクラシー」の国々なのだ。
しかし日本はそうではないではないか。
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ね!ストンと腑に落ちるでしょ?
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という訳で、問題はどうすれば我々は、「リベラル・デモクラシー」の国になれるのか、ということなのだと。
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まずは、明日の今ごろに発表になる「ノーベル平和賞」が欲しい。
授賞式は12月上旬のオスロだが、どうしても受賞して、みんなでオスロに行きましょうや!
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何だか、それが「リベラル・デモクラシー」への大きな一歩になるような気がしてならないのだ。