チェルノブイリに一緒に行った弁護士の友人たちとの、秋の催しについての打ち合わせで銀座で会食。
みな今はそれぞれに、福島の支援をやっている仲間だ。色々な意味で厳しい現実を、なんとか今後すこしでもいい方向に変えようともがいている。
.
このメンバーに会うと、「人権とは何か」ということで真正面から話がはずむ。
昔から、3人寄れば文殊の知恵というけれども、本当にスラスラと頭が整理できる。
いい感じいい感じ。
調子に乗って、獺祭というお酒にちょっと酔っ払ってしまひけり。
.
ところで9月1日は関東大震災の震災忌だ。
今になっても、福田村事件という新しい虐殺の事件のことを知るにつけ、自民党が明文改憲をしようとしている国家緊急権については、周知徹底をしてこれを阻止しなくては、と思うのだ。この政権は、ともかく人権停止を意図的にやろうとしている。
.
来る南海トラフ地震や首都直下地震のどちらかが起こった時、この国の混乱は想像を遥かに絶することになる。その時には嫌が応にも、少なからぬ期間は事実上の人権停止の状況にならざるを得ないはずなのだ。
もしもその時に、自民党案の国家緊急権が憲法に則って施行されれば、恐らくその瞬間から、この国に住まう人々から人権という社会生活に於いて最も根本的な権利が奪われたまま、生涯を終えることになりかねないのだから。
.
.
震災忌照らせ人権いのちの燈