2017年07月


makenaizoneの今。2017 編集長の旅、夏 アルザス〜ルクセンブルグへ。

2017年7月27日 木曜日

こんにちは、makenaizone HP編集長の田中幸子です。
3月のニューヨーク、そして東京、神戸に続いて、今夏は6月末からフランスへ3週間ほど行ってきました。パリから東のスイス国境に近いフランシュ・コンテ地方へ、そしてドイツ国境に近いアルザス地方、さらにルクセンブルグまで足を伸ばしました。

フランスに滞在中に、神戸の被災地NGO協働センターの増島さんから、かわいい仔象ちゃんのお話が入ってきました。この夏は、九州で水害の被害があり、被災地NGO協働センターのスタッフの皆さんも現地へ入られて、忙しく過ごされている様子を伺っていました。モスクワからリガからの皆さんの日本へ贈ってくれた暖かい気持ちの輪が大きく育って、仔象ちゃんの生命へつながって神戸に戻ってきたのですね。まけないぞうの大きく広がるご縁にぴったり・・・。水害の被害が甚大でとても心配ななかで、国境を越えて お母さんぞうから仔象ちゃんへとつながれた愛に溢れる話は、心にぽっと灯を明るくつけて力づけてくれるようなニュースでした。

神戸市立王子動物園に里帰りした ぞうの「結希」に「まけないぞう」をプレゼント
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神戸の動物園での「まけないぞう」贈呈式から、「まけないぞう」が生まれて20年を記念する「まけないぞうキャラバン」が始まるとのことです。
私たちmakenaizone一同も、また心新たに応援をしていきます。

さて、せっかくフランスの東まで行ったので、ドイツとの国境近くの町、アルザス地方のセレスタというところまで、95年の震災で亡くなった連れ合い中川努の親友夫妻に会いに行きました。
実は94年の年末にフランスから西宮を訪れた彼らに、二人一緒に会っていたのです。
いろいろな試練を乗り越えて、やっと和やかな時間が訪れたことを、古い友だち同士しみじみと分かち合った時間でした。その2週間後にはあの震災が迫っていたこと、悲しい別れがすぐそこまで来ていることなど、想像だにしませんでした。
それから20年以上、音信不通になってしまっていましたが、今はニューヨーク在住のお嬢さんがmakenaizoneに書いていた私の文章を見つけてくれたことから、また連絡がとれたのです。まさに「まけないぞう」につないでもらった奇跡のような再会でした。

恵美子さん、ギーさんと、メールで連絡していましたが、前の晩 ぜんぜん眠れず・・・そして嬉しい再会に話が止まらず夜遅くまで喋り続けてしまいました。神戸と南相馬の「まけないぞう」をお届けして一緒に記念撮影をしました。
悲しかったけれども懐かしくて幸せな再会でした。何か大きな力に支えられて、こうして素敵な友だちと長い空白を埋め想いを分かち合うことができたことが、とても不思議なことのように思えました。心から感謝です。
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恵美子さんが大切にしていることばを教えてもらいました。

「すべてのものは過ぎ去り そして消えていく
その過ぎ去り消え去ってゆくものの奥にある
永遠なるもののことを
静かに考えよう」

Mille mercis à nos très chers amis !! 恵美子さん、ギーさん、ほんとうにありがとうございました。

Mille mercis à nos très chers amis !!
恵美子さん、ギーさん、ほんとうにありがとうございました。
IMG_0106アルザスの青い空

アルザスから、車で3時間ほど北へ。
友人のジャンクロード・オロリシュさんに会いに行きました。オロリシュさんは、もともとルクセンブルグの人ですが、20年ほど上智大学でドイツ語を教えていたのです。同年代の親しい「元同僚」であり友だちです。5年前からルクセンブルグに戻ってカトリック教会の大司教になりました。
7月13日 この日はお休みとのことで、こじんまりと美しいルクセンブルグの街を、ゆっくり一緒に散歩しました。5年ぶりの再会 とても嬉しかったです。
ルクセンブルグはドイツ・フランス・ベルギーに囲まれた小さな美しい国です。第2次世界大戦ではドイツに占領されました。歴史的に周りの国々から影響を受けることが多かったけれども、その地の利を生かして独特の文化と存在感があります。ブラジルやポルトガルをはじめ、言葉も文化も異なった地域からの人たちが混じり合っています。教会のミサでもルクセンブルグ語、フランス語、英語、ドイツ語の歌を歌うのです。
オロリシュさんの大司教館に泊めてもらった夜は毎週のミサで手伝いをしている若い高校生のグループが集まって祈り、バーベキューでした。「夏はこの若い人たちとタイの難民キャンプの手伝いに行くんだよ、まけないぞう!」と相変わらずの優しい笑顔で話してくれました。
なにかと大変な仕事だけど、また次に会うときまで元気で!

sachanJClaudeH

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「まけないぞう かわいいですね!」と大司教館のスタッフの方々もとても喜んでくださいました。

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Araki san

世界を飛び回るビジネスマン荒木さんにも会えました。お忙しいなか、お時間をとっていただき、ありがとうございました!!


インドネシアから戻りました

【被災地NGO協働センターの増島さんより】

7月27日
インドネシアから戻ったら、たくさんのまけないぞう用のタオルと素敵なお手紙が届いていました!
ありがとうございます!

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「まけないぞう」を題材に書かれた川柳の作品です

2017年7月26日 水曜日

【神戸の原三郎さん まけないぞうを題材に川柳をつくられました】
7月26日
被災地NGO協働センターの増島さんより
今日は「第50回兵庫平和美術展」に行ってきました。
村井顧問の同級生の原三郎さんが岩手県遠野市などを訪問し「まけないぞう」を題材に書かれた川柳の作品を出展して下さっています。みなさんもお時間あればぜひご覧ください。
7月26日(水)~30日(日)10~18時(最終日17時)兵庫県民アートギャラリー(兵庫県民会館2F)

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インドネシアを訪問しました。今回の旅はすべて新しい発見でした。

2017年7月23日 日曜日

7月16日〜22日 インドネシアへ、地域防災力を高めるプロジェクトのため行ってきました。
「たつの女性が担う地域防災塾」の岡本さんと一緒です。
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7月18日 昨日無事にジョグジャカルタに着きました!
経由地のジャカルタ空港はあまりにも広すぎて、ロビー移動用の車に乗車(^^)そして、時間までに初のナシゴレンとミーゴレンを頂き、ご満悦!
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今日は朝から連携先のUKDWの先生のみなさんと村の人たちと防災・減災・復興についてのワークショップ。
みなさんの意識の高さと積極的な議論に感心しきり!
今日のために作ってくれた東屋はもちろんの竹の建築家(芸術家)でもあるエコプロワットさんとスペインの方とのコラボ作品とても素敵でした!
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7月19日 3日目、順調に珍道中です!あっ、違った(^^;)
ちゃんとワークショップしています!
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7月20日 今日もワークショップ。津波の被災地で。
今日も充実した一日でした!だんだん、地元に溶け込んでいきそう(^^)
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7月22日 丸一日かけて最終のミーティングです。
言葉の壁を越えて、心が通じ合える幸せ。人ってすごいですね。
今回の旅はすべて新しい発見でした。
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7月23日 今日無事にインドネシアから神戸に戻りました。
とっても充実した訪問となり、インドネシアの進んだ地域防災力の向上のための取り組みを視察できました。Terima kasih.Ada gajah!!🐘
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TEAM防災ジャパンにmakenaizoneの事を書かせていただきました。

2017年7月14日 金曜日


https://bosaijapan.jp/people/青木正美(あおき・まさみ)/

aokimasami【makenaizone主宰 青木正美より】
7月14日 TEAM防災ジャパンに、makenaizoneのことを書かせていただきました。

・防災に取り組み始めたきっかけは?
1995年の阪神・淡路大震災の直後に医療ボランティアで神戸に入りました。以降はご縁があって関西学院大学災害復興制度研究所に所属し、災害関連の方々と次々とご縁が広がっています。
(中略)

・防災活動は「つながり」が課題ですが、現状の課題は?
被災者の方々が一本のタオルから作る「まけないぞう」は、阪神・淡路大震災の仮設住宅で生まれました。現在は被災地NGO協働センターのスタッフが全国の被災地で「まけないぞう」を普及させています。東日本大震災後は、私も「makenaizone」を結成し、「まけないぞう」を世界中に紹介しています。こうして世界の方々と交信して分かったことは、日本の災害復興は世界中から関心を持たれていて、協力したいという気持ちを持った方々が沢山おられることです。今後はどんな分野の方々も、どんどん世界に向かって発信してもらいたいと思います。

・活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる
(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
私の所属する日本女医会東京都支部では、この春から「311甲状腺がん子ども基金」と連携して甲状腺がんの患者さんやご家族の悩みをきく電話相談を行っています。今や国民の二人に一人ががんになる時代ですが、いつの時代もがん患者を抱えた一家は大変苦しい状況に置かれます。ましてや一家の宝である子どもががんになれば、悩みや不安が尽きません。そんな方々をできる限りサポートして行ければと思っています。

TEAM 防災ジャパンは、全国各地で活動する防災の担い手や支え手の方を応援する防災情報支援オンライン基地です。日本中で活躍する防災関係者が参加し、防災・減災に取りくめる環境づくりをめざしています。全国の防災関連最新ニュースを日々配信、情報交換や交流の場も運営しています。


あっついですね~。 まけないぞうも溶けそうです

2017年7月13日 木曜日

7月13日 あっついですね~。
まけないぞうも溶けそうですが、タオルもお届けいただき、新しい20代の作り手さんが生まれましたよ!
みなさん暑い夏!汗は、まけないぞうで拭いてくださいね(笑)
newMakenaizoMaker


神戸市立王子動物園に里帰りした ぞうの「結希」に「まけないぞう」をプレゼントしました

2017年7月10日 月曜日

7月6日
阪神・淡路大震災がきかっけで生まれた縁をあらためてかみしめる日になりました。

今回の企画を通して、いろいろ勉強になりました。
ラトビアの人たち、王子動物園の人たち、市原ぞうの国の人たち、
動物園にくる人たち、象使い人たち、いろんな方々の想いの一端に触れることができました。
なんだかとても感慨深い一日になりました。
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今回、神戸に里帰りした「結希」のお母さんズゼは震災とはとても深い関係があります。
神戸の姉妹都市であるラトビア共和国から1996年に震災で傷ついた市民のためにと贈られてきました。
ズゼの母親は、ブリーディング・ローンという手法でモスクワ動物園からリガ動物園に繁殖のために貸し出されたものでした。1990年、ズゼを生んで3ヵ月後に母親が亡くなると、子どものズゼは、契約によるとモスクワ動物園に返されるはずでした。
しかし、すでにズゼを深く愛していたリガ市民は募金活動を行い、モスクワ動物園からズゼの所有権を買い取ったのです。
5年後の1995年、神戸を含む一帯を阪神・淡路大震災が襲うと、多くのリガ市民が姉妹都市である神戸の苦難に心を寄せてくれました。
リガ動物園からも神戸市立王子動物園に対し必要な支援を尋ねる連絡があり、王子動物園は「もし可能なら被災した子どもたちを慰めるために、雄象マックのガールフレンドととしてズゼをもらえないだろうか」と伝えしました。
「ズゼを知らないラトビア人はほとんどいない」と言われたほど大切にされていたズゼです。
反対の声もありましたが、それでも姉妹都市の神戸のためにと、1996年、ズゼは王子動物園に贈られました。
(自治体国際フォーラム jan.2015より)

これまでにズゼは3頭の子ぞうを産んでいますが、人工保育で育ったズゼは育て方がわからず、3頭ともなくなっています。今回はそんな悲劇を繰り返さないために、千葉県にある「市原ぞうの国」で出産保育を行いました。
けれど、今回もズゼは保育ができませんでした。
そして、子ぞうの結希は市原ぞうの国にいたプーリーが自分の子どもりり香と一緒に直接授乳をして育ててたそうです。これはぞうの飼育に慣れている市原ぞうの国の人もびっくりして、ぞうの知能の高さと愛情の深さに感激したそうです。

ズゼがラトビアの人に深く愛され、神戸の人たちのために、愛するズゼを贈ってもらい、いま、子どもができて、元気に育っているということをラトビアの人たちに「まけないぞう」を通してぜひ知ってもらいたいなと思います。

増島さん
かわいい仔象ちゃんの素敵なお話をありがとうございます。
センターの皆さん 九州の水害の被害を把握されて また現地へ入られて、お忙しく過ごされているのではと思っておりましたところです。
国境を越えて お母さんぞうから仔象ちゃんへとつながれた愛に溢れる話を教えていただいて、とても嬉しいです。
モスクワからリガからの皆さんの日本へ贈ってくれた暖かい気持ちの輪が、大きく育って、仔象ちゃんの生命へつながって神戸に戻ってきたのですね。まけないぞうの大きく広がるご縁にぴったりですね。
水害の被害が甚大でとても心配ななかで心にぽっと灯を明るくつけて力づけてくれるようなニュースですね。makenaizoneでも大切にお伝えしたいと思います。
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