3連休前の金曜日、19時過ぎに診療が終わったので、タクシーに飛び乗って国会近くまでいった。
しかし、すごい規制に驚いた。車道の一番歩道よりには、機動隊のバスがズラリと縦列駐車してある。
デモ隊を、決して車道には出さないという作戦らしい。
そうして国会記者会館の前の歩道には一秒たりとも立ち止まってはいらない。国会記者会館の横の細い路地へと、どんどん警官に誘導されてしまう。デモとはアピールなのではなだろうか。これでは何しに来たのか分らない。
毎週、20時になれば速やかに解散し、ゴミ一つ残さないデモ隊(といっても皆、個人の集まりだ)とやさしく誘導する主催者。
こんなにお行儀のいい、聞き分けのあるデモなんて、きっと世界に2つとないのではないだろうか。
この日、結局デモ隊はいくつもの場所に分断されてしまったのだが、それでも行って良かったなぁと思う瞬間があった。
暑い暑い風が抜ける国会記者会館脇の路地で、主催者の腕章を付けた40代ぐらいの女性に、思わず
「いつもありがとうございます。それにしても今日の規制はひどいですね」と話しかけると
「本当ですね。でも諦めないで行きましょう。どうぞ気をつけてお帰りください」という言葉を頂いた。
そうだ。諦めないで行こう。