まけないぞうの現場から。

「まけないぞう」の育ての親であり、日本のボランティアの父である村井雅清さんが、日々感じたつぶやき特集。
被災地NGO恊働センターから 被災地の今を伝えます。


神戸のタオル仕分け隊 家藤さんの岩手訪問レポートです Iefuji san’s North-East Japan Grand Tour, to meet with Elephant-making people in Iwate Pref.

2013年8月25日 日曜日

【神戸のタオル仕分け隊 家藤さんが 夏休み 大ちゃんといっしょに岩手・遠野へ 大旅行! 】

1097773_534031786652708_1259115099_oこの夏休み、神戸からはるばる岩手県・遠野へと、タオル仕分け隊の家藤さん&大ちゃんが「まけないぞう」の作り手さんたちに会いに出かけました。
被災地NGO恊働センターの活動をいつも応援している、兵庫県たつの市の岡本芳子さん(写真・右)も現地で合流。
7月末から現地にいる「ぞうのお姉さん」増島智子さんも「勇気百万倍!!」と喜んでいます。

8月24日
先日の、三男との東北の旅のレポートです。
まだまだ、まけないぞうは必要ですぅ。
応援よろしくですぅ。」

【Iefuji san’s North-East Japan Grand Tour, to meet with Elephant-making people in Iwate Prefecture.】
Mr. Iefuji is living and working in Kobe. After the North-East Japan’s earthquake on March 11th 2011, he formed, with his colleagues, a voluntary working group for helping with the Makenaizô Elephants Project: their work consists of:

– receiving packages of towels arriving from all kinds of people from everywhere in Japan,
– sorting these towels (to check if they are clean and usable for Makenaizô elephants),
– preparing packages to be ready to go,

and once contacted by NGO person’s for a number of towels,
– sending out packages to be used by ‘Makenaizô Elephant makers’. (NGO person will carry the material towels to distribute, accordingly to each maker’s needs).
In another words, Mr. Iefuji, along with his ‘towel sorting team’ members, is one of the indispensable key-persons who support, constantly, the Makenaizô Elephant Project.

This summer, he has decided to go around Iwate-area with his son Dai-chan. Usually he stays in Kobe. This time however, this is direct contact with the different people he has been communicating with.

This is ‘Mr. Iefuji’s Travel Report Map’.
He says: ‘We definitely still need lots of Makenaizo Elephants… Dear supporters, please help us, join the support movement!’

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増島智子 「家藤さん、大ちゃん、長旅お疲れさまでした。レポートすごいですね~。見習わなければ。次回は極寒の遠野でお待ちしています(^^)
家藤 「増 島さん、いえいえ、増島さんこそ、お疲れ様でした。増島さんの現地での、すさまじい業務量にもかかわらず、作り手さんのまえでは、そよ風のようなご対応に は、感服いたしました。私の、小学校以来の友人で、被災地が、きになっているものがおりますので、今度は、そやつをさそって、極寒-20度の遠野を、訪問 させていただきたいなぁと、たくらんでおります。また、相談させてくださいませ

8月18日
家藤 「吉里吉里のApeというお店で、ラーメンをいただきました。その店の、息子さんの唄です。
この唄も、大切な出逢いのひとつでした
阪神淡路大震災の避難所の窓からも、大きな大きな満月が見えたのを思い出しました。」


東日本大震災から2年半が経過しようとしていますが、津波で流された住宅跡地、大きな建物はそのまま、仮設住宅での暮らしが続いています。神戸は、復興が、 ずんずん進みましたが、そのスピードの弊害に苦しんでおられる方もおられます。
神戸の復興をみまもってこられて、今回の旅行で、お世話になったNGOの増 島さんが、車で、ずっとこの唄をかけておられました。神戸の急速な復興を戒めるように”歩きましょう”という歌詞に共感もあるのかなぁとおもっ て、きいていました。

8月16日   終戦のこと 広島・長崎のことを思う夏。岩手県に入って活動している 増島智子さんのレポートです。
こちらからご覧ください。

8月29日  岡本さんからメッセージをいただきました。
「沢山の被災者の方に出会いましたし、被災地も仮設住宅も復興住宅も、智子さんに連れて行っていただきました。福島は別の重荷を負いつつ暮らす人達に会い、心が痛みました。
まけないぞうをつくっている方達にも沢山出会いました。みなさんが増島さんに感謝されておられました。私も知恵を絞って販売したいと改めて思いました。」


makenaizone   家藤さん、岡本さん、はるばる岩手へのご旅行 誠にお疲れさまでした。これからも「まけないぞう」いっしょに応援していきましょう!! まけないぞう!!


まけないぞうの作り手さんの笑顔 これからも、お元気でぞうさん たくさん作ってくださいね♪ Supporting people photos from everywhere bring smile to Makenaizô Elephants Maker ladies

2013年8月4日 日曜日
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Photo-letter to give Elephants making ladies. 作り手さんにお届けする まけないぞう応援のメッセージ。

【被災地NGO恊働センターの増島智子さんからのお便りです】
神戸の被災地NGO恊働センター 増島智子さん 7月27日に神戸で報告会をしたあと、車を運転して、岩手へ向かいました。
今回は8月中ずっと 岩手に滞在です。

7月26日
こんにちわ、神戸は毎日猛暑です。今日はお客さんがくるので、クーラーを使わせてもらっています。
週末から岩手へ行きます。
8月は向こうで過ごす予定です。
みなさんから頂いた、心温まるメッセージをお手紙にして作り手さんへお届けします。
みなさんの笑顔が目に浮かびます。」

日本や世界の各地で「まけないぞう」の応援をしている人たちからのメッセージを 作り手さんにお知らせしてくださるのですね!!
増島さん、ありがとうございます☆

8月4日
今日の遠野は梅雨明けもあってか、とっても気持ちのいい天気です。
緑の田んぼの絨毯でいつかお昼寝してみたい。
作り手さんは元気で、みなさんからのお便りを嬉しそうで読んでくれています。」

tsukuritesan日本中 世界中で「まけないぞう」を 応援する仲間からのニュースを現在岩手県入りなさっている増島智子さんが作り手さんに届けてくださいました!
まけないぞうの作り手さんの優しい笑顔、素敵 です!どうもありがとうございます♬
これからもいっしょうけんめい、応援します☆

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【Makenaizo Message from Ms. Tomoko Masujima-san】
Tomoko Masujiima-san, the staff member of NGO Collaboration Center has sent us such a beautiful picture!
She stayed in Iwate area to go around Makenaizo Elephant Maker Ladies houses and temporary appartements and she prepared a photo-letter with supporting people’s photos from a bit everywhere in the world and Japan.
Here is the photo of one of the ladies who is happy to see the photos.

We will try to do our best to continue to introduce Makenaizo elephants all over the world!
Never forget, Never give up…   :)


「被災者の方たちも、早く、辛く長いトンネルを抜けて欲しいと願います」・・・神戸の方からのお便りです

2013年5月18日 土曜日

みなさん、こんにちは。増島智子です。

今日、うれしいメッセージが事務所に送られてきました。
ぜひ、みなさんにも共有して頂きたく、メールします。

いま、ちょうど事務所で、阪神・淡路大震災から丸20年を迎えるときに若者中心にフォーラムみたいなものができたらと検討しています。
この想いに至ったのは、東日本の被災地と向き合って、神戸はどうだったのか?
ちゃんとその経験を被災地へ、また次の世代を担う若者へ継承出来ているのか?
いつも同じ過ちを人は繰り返しているのではないかと、政治を見ていても、差別や偏見などがなくならない世の中をみていても、複雑な想いを感じます。

震災の経験をきちんと検証し、これからの世代につなげることが大切ではないかと。
そんなこと考えているときに、以下のような東日本の「まけないぞう」が神戸の被災地の人に届いて確実に想いが伝わっていると、18年を超えた心のつながりを感じました。
文中にある、5歳と2歳の子どもたちが大人になったときに、ちゃんと震災のことが語り継がれるようにしていきたいと思います。

途中で「まけないぞう」も売れなくなったり、関心が薄れたりする中、やめようかと思った時もありましたが、被災地からの被災地へのメッセージを伝えることが役目だと想い、続けてきました。
そんな中でこんなメッセージは私たちにとってとてもうれしいメッセージです。
ぜひみなさんにも想いを共有して頂きたくて、ご紹介させて頂きます。
本当に、みなさんに支えられていますね。

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神戸に住む主婦です。今回知人から、まけないぞうタオルを頂きました。
すごく可愛くて、まして被災者の方が 作られたと分かり、思わずメールさせて頂きました。
阪神淡路大震災の年に結婚し、5年で不慮の事故で主人を亡くしました。当時4才だった兄は今でも「お父さんが生きてたらなあ」と言い、2才だった妹はお父さんの顔を覚えていません。
突然肉親を亡くす辛さは痛いほど分かります。
被災者の方たちも、早く、辛く長いトンネルを抜けて欲しいと願います。悲しみは一生続くにしても、少しでも軽減できれば…と。
そんな中、まけないぞう作成の企画はすごく意義のある素敵なものだと思います。
大量生産の中国製ではなく、離れた地で頑張ってる方の手によるものだと考えただけで、感極まるものがあります。
デザインも絆のリボンも可愛いです・
早速キッチンで使わせていただきます。
発注メールではなくて申し訳ありません。


“ふきのとうの会”の皆さんは、今も引き続き『まけないぞう』の強力な助っ人として活動 してくださっています

2013年4月15日 月曜日

562588_436317406463008_1205855927_n【神戸の被災地NGO恊働センター スタッフの増島智子さんからのお便りです】
まけないぞうのミニサイズの子ゾウさんで作られた作品をご紹介します。
岩手県の遠野でつるしびな作りのサークル として活動なさっている“ふきのとうの会”のメンバーの皆さんが、三月のつるしびなの作品展に『絆』をモチーフに子ぞうさんで作った作品も出品して下さい ました。
東日本大震災の直後に私が神戸から支援の為東北入りし、まけないぞう作りを紹介して回った際に、現地の言葉や習慣、地域の特性な どを“ふきのとうの会”のメンバーの皆さんに教えてもらいながら各地を回れたので、大変心強く助かりました。
まさに、現地の皆さんと私達のかけ橋となって 沢山のサポートをして下さっている“ふきのとうの会”の皆さんは、震災から2年の月日が流れた今も引き続き、『まけないぞう』の強力な助っ人として、活動 してくださっています。
皆さんとの『絆』に感謝の気持ちを忘れずに、神戸発の被災地支援のまけないぞうプロジェクトを続けていきたいと思っておりますの で、全国、全世界の皆さんの末永い応援を宜しくお願いいたします。 
―――
子ゾウさんで作られた『絆』の文字。とても温かく感じられますね。
折しも本日 早朝には淡路島を中心に西日本各地で大きな地震が起こりました。阪神淡路大震災で大変な経験をされた地域での再びの大きな地震。お怪我をされた方、家屋に 多大な被害を受けられた方、液状化現象が出てしまった箇所など、様々な被害が報告されており心が痛みます。一日も早いご回復と、被害の復旧をお祈りしてお ります。

【Makenaizo Message from Ms. Tomoko Masujima who is the member of NGO Collabolation Center in Kobe】
This is the Art Piece made by the members of “Fukinotoh no Kai” in Tohno, Iwate Prefecture.
You can see the Chinese character “絆“(Kizuna which means “Bond” in Japanese) in this picture.
This Character is made of Baby Makenaizo Elephants, and this was displayed at the art exhibition in Iwate in March. The members who made this piece are the strong supporters of Never Give up Elephant Project, and they have been always supporting this project since 311. I’d like to thank all the staff members of “Fukinotohno Kai” for their sincere support to our project.
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Actually we had a big earthquake in western part of Japan this early mornig.
The area is the place where they had been so much affected by Hanshin Awaji Big Earthquake 18 years ago.
We are praying that the damages by today’s Earthquake will be restored as soon as possible, and we’d like to hope that the wounded people by the earthquake will get better soon.


いまだからこそ、生きがいが必要な被災地 まだまだ先の長い道のり こつこつ進んでいきます

2013年3月14日 木曜日

みなさん

東北大震災から2年を迎えました。励ましのメッセージを頂き、ありがとうございます。
みなさまには、この2年間たくさんのご支援と温かい愛を被災地に届けて下さり心から感謝致します。

3月初旬に岩手県を訪れました。
みなさん元気な様子でしたが、復興住宅、再建、仕事など課題は山積で目に見えないニーズが増えてきたように感じられました。
お一人、お一人のお話に耳を傾けると時間がいくらあっても足りない感じでした。
阪神淡路大震災の時も2年目以降に「孤立死」などさまざまな問題が浮かび上がって来ました。
ただ、それは、被災地に限らない、社会の問題も同時に浮き彫りになっていました。

被災地ではいまボランティアも、NPO、NGOなども減ってきていて、被災地は孤独や不安を抱えながら毎日を過ごしています。
「まけないぞう」の作り手さんも自律神経失調症になったり、体調を崩している方が多いです。
でも何もしないでぼーっとしていてもしょうがないし、手を動かしていると気がまぎれるからと「まけないぞう」をちくちく縫っています。

遠野の応援団のお母さんたちも「つるしびな」などを通して被災地を訪問し、「いまだからこそ、生きがいが必要なんだよね」と話してくれました。
やっぱ女性はパワーがあるし、男性と違った視点を持っています。

3・11ここに生きるの中でも「この社会を支えているのは女性だよ」と言った福島の方の言葉が思い起こされます。
村井が言っていましたが、いま被災者の”痛み”と少しずつですが、向き合うような津波直後とはまた少し違うステージになってきました。
その“痛み”に触れながら、寄り添いというもの、最後の一人までということを「まけないぞう」を通して、できればいいなと思います。
もちろん、NGOのメンバーだけでは到底できません、みなさんのお力はこれからも欠かせません。

まだまだ先の長い道のりですが、いま私たちができることをこつこつしていきたいと思います。
6月からはフルメンバーが神戸の事務所に揃います。どうぞ今年もまたよろしくお願いします。

増島智子

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