まけないぞうの現場から。

「まけないぞう」の育ての親であり、日本のボランティアの父である村井雅清さんが、日々感じたつぶやき特集。
被災地NGO恊働センターから 被災地の今を伝えます。


【ご寄付いただくタオルの宛先変更 重要なお知らせです】

2012年3月30日 金曜日

【ご寄付いただくタオルの宛先変更 重要なお知らせです】

皆様、こんにちは。被災地NGO恊働センターの村井です。
いつも「まけないぞう」の活動を広めるために、たくさんのご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。
「まけないぞう」用にご寄付いただいておりますタオルの宛先が下記の通り変更となりましたので、ご案内させていただきます。
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ご寄付いただくタオルの宛先変更のお知らせ
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いつも「まけないぞう」づくりのためのタオル寄付にご協力いただきありがとうございます。
皆様の送って下さる一枚一枚のタオルのおかげで、東日本大震災の被災者の方、
兵庫・新潟の応援団の方の手によって、かわいい「まけないぞう」が日々生まれています。
同時に、タオルを送って下さった方、作り手さん、そしてまけないぞうを買って下さった方との気持ちの交流が生まれ、私たちのもとにたくさんのメッセージも寄せられてきました。

さて、これまでもお伝えしておりますように、東日本での「まけないぞう」開始当初より、皆様から寄付いただいたタオルの受け取り、仕分け、発送という欠かすことのできない大切な活動をずっと支えて下さっているのが
「Chimei-Innolux, TPOディスプレイズジャパン株式会社」
の方々です。
神戸で被災された経験を持つ同社の方々は、「困ったときはお互い様」の気持ちで社内スペースの提供および就業時間外のボランティアにご協力下さってきました。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

この度、同社が移転されることになり、寄付いただくタオルの宛先が変更となりました。
移転後も引き続き同社の皆様は活動を続けて下さいますが、今後皆様がタオルをお送り下さる際は、宛先について
被災地NGO恊働センター(078-574-0701またはngo@pure.ne.jp)まで
お問い合わせ下さい。

※移転先では建物の構造が変わったため、直接送られますとボランティアの方々の仕事中に荷物受取の負荷がかかってしまうことになります。
お手数をおかけしますが、必ず被災地NGO恊働センターにご一報いただけますよう、ご理解のほどお願い申し上げます。

これからも「まけないぞう」づくり及びタオルの募集は積極的に続けていきますので、皆様のご協力をぜひよろしくお願い致します。
タオルで一緒に気持ちをつなげていきましょう。

2012年3月23日
被災地NGO恊働センター 代表 村井雅清


1・17から3・11へ  そして3・11から1・17へ。

2012年3月10日 土曜日

みなさん、こんにちは。”あくろっしゅとわー”村井です。

「3・11」から一年ということで、日本では洪水のごとく報道や特集が流れています。

被災者の中には、「そっとしておいて欲しい」という方もおられます。現地からのまけないぞうのレポートにもありましたように、いろいろかまって貰っても、応えようがない、返しようがないということだそうです。
直後の思い出したくないという声は、少しずつ変化をもたらしているようです。
でも、心配なのは世間が「1年、1年」と騒ぐので、被災者の中には「もう1年頑張ったので、いいか。 天国の○○ちゃんのところへ行こう」という思考になるかたもおられます。テレビを見ながら、そのような被災者に”あくろっしゅとわー”「まけないで・・・」と言っています。毎日、私は新聞やテレビの被災者の生の声と向き合い、涙ぐんでいます。

先日関西テレビの取材で、まけないぞうが取り上げられ、増島が出演しました。その後、ドッと注文が入り、嬉しい悲鳴です。

3月11日の午後2時46分に、岩手県遠野市の仮設団地「希望の郷”絆”」で、増島や地元の有志が集まって追悼行事を行います。17年前に阪神淡路大震災を経験したKOBEの地からメッセージを届けています。
1・17から3・11へ  そして3・11から1・17へ、です。

3月10日午後5時からNHKで私が出演します。題材は「足湯ボランティアとつぶやき」で、残念ながらまけないぞうには触れられません。

我謝京子さんは、台湾にも行っていたのですか?
今年の1月に、台湾のメディアからまけないぞうについて増島がインタビューを受けましたね。大変好評だったと聞いています。また台湾の精華大学の王先生と言う方が、被災地でまけないぞうに出会っていますので、「3・11 ここに生きる」の上映から、台湾でもまけないぞうがヒットすればいいのにね。ちなみに台湾でまけないぞうは「不認輸象」と訳されています。

今日は雨で、久しぶりに寒くなっています。もう1回中寒波がくるのではないかと思っています。
皆さんも、くれぐれもお身体に気をつけて下さい。


「まけないぞう」を応援する仲間です@ウィーン 〜遠野〜神戸 つながっています☆

2012年3月5日 月曜日

3月5日 makenaizoneの田中幸子です。
今日はとてもうれしいことがありましたよ〜 ついに念願の 楢崎さんとの出会いが実現できました。
「まけないぞう」をまんなかにしてつながっている心強い仲間ですが 実際にお目にかかるのは初めてでした☆

7年前からウイーンに在住、歌のお仕事をされている楢崎雅広さん。
2012年1月に日本へ一時帰国する機会に、「音楽以外のボランテイアで被災地の何か役に立てることがないだろうか」と希望され、いろいろなところで 活動をして来られました。
楢崎さんご本人によるレポートは、こちらをご覧ください。
その一連の活動の最後は、遠野を拠点に「まけないぞう」を広め、作り手さんに寄り添っている増島智子さんを訪ねて、いっしょに「まけないぞう」を作ってきたそうです。
そして、1月に日本へから持って帰った10頭のぞうさんを、友だちや仕事仲間にプレゼントしています。こちらをご覧ください。 それから・・・こちらもご覧ください。

10頭のぞうさんが、みんなお引っ越し完了! 足りなくなってしまったとのご連絡をいただいて、田中が日本から持ってきていた150頭のなかから、追加10頭をお渡ししました。
また足りなくなったら会いましょう〜とお話ししました。
ちょうど 日本から姪も来ていましたので、いっしょにぞうさんたちと記念撮影しました。(もちろん、20歳の姪も、「まけないぞう」のサポーターです^^)

・・・気仙沼や石巻、遠野にいらっしゃったときの話を、もっと聞きたかったけど・・・はじめての対面に緊張してるあいだに時間がどんどん過ぎてしまいました。
楢崎さん、ほんとうにありがとうございました!またお目にかかりましょう〜♪

増島さん☆ 「まけないぞう」のおかげで、つながっていますよ。作り手さんたちに、どうぞくれぐれもよろしくお伝えくださいね。

 

遠野の増島智子さんから、返事です。だんだんと、3月11日が近づきます。
そして、神戸のタオル仕分け隊の中川さんも、コメントを入れてくれました。

増島智子
おはようございます。こちら遠野は昨日はだいぶ暖かくなってきました。もう一度寒さが来るみたいですが、、、
楢崎さんとお会いできたのですね~なんかすごいつながっていますね。どきどきしますね。
こちらでは一年を迎えようとしていますが、被災者のみなさんは報道などを見ながら涙を流し、あの日のことを思い返しています。
それぞれの「3.11ここに生きる」がここにあります。

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中川卓宣 (神戸 「タオル仕分け隊」)
ここにおじゃまさせてもらって・・・。
今日、会社から家に帰る車の中でABCラジオ聞いてたら、
まけないぞうの活動の紹介をしていました。
まけないぞうのシステムや意義の紹介、増島さんの活動紹介がありました。
最後に村井さんの『心のケアは専門家でなければできないということはない』という言葉も紹介されていました。
長期的によりそっていかなければならないという話で、ますます後方支援がんばるぞ~って思いましたよ。


タオルの送り手さん〜makenaizone〜遠野の増島智子さん つながっています☆

2012年2月29日 水曜日

2月19日 makenaizoneから 遠野で作り手さんに寄り添う仕事をずっと続けておられる 被災地NGO恊働センターの増島智子さんにお便りしました。

増島さん、寒さが続いていることと思いますが、いかがお過ごしですか。
タオルの送り手さんの柳田さん(茨城)の話をmakenaizoneのHPに載せました。

茨城の柳田さんからのお便り「学生たちとタオルを荷造りしました」Pr.Yanagida and her students’ Makenaizo Towel-packing.
今日は、このあいだオーストリアへ連れて来た150頭のうち 1頭が香港へ出かけています♪
それから、おとといはNYで宮田まゆみさんが演奏会があり、また「まけないぞう」を連れて行ってくださいました。
3月11日にはパリで我謝京子さんの映画の上演会があるのです。
我謝さんの友だちの内藤敬介さんが この上映会のため、「まけないぞう」をパリへ持って来てくださるそうです。またHPに載せましたらお知らせしますね。どうぞからだに気をつけて。作り手さんにもどうぞよろしくお伝えくださいね。

2月25日 増島さんが雪の遠野の様子を教えてくださいました。

みなさんいつもありがとうございます。

今は講演会のため東京です。障がい者関係の人たちに対してお話をします。
昨日の遠野は大雪で車が埋もれそうでした。今日戻ったら、車が雪だるまになっているかも・・・
あちこちでまけないぞうが広がり、作り手さんも「私のぞうさんはどこへ行ったかしら」と、想像をふくらませながら、ちくちくしています。学生さんたちの取り組みも感謝です。被災地から被災地へ支え愛の輪が広がりうれしく思います。
私は被災地へ来れる機会を与えてもらっていますが、被災地へ来たくても来れない人たちがたくさんいて、そんな方たちのお陰で私はぞうさん作りをさせてもらっています。みなさんに少しでも被災地へ関われるようなツールを提供したり紹介できたらと思います。
「まけないぞう」を通して、被災地と全国、全世界のみなさんとつながっていっていることをわくわくどきどきしながら、今日も「まけないぞう」は走り続けています。
今日も感謝。


2月20日 最近の「作り手さん」の状況をお知らせしますね。

2012年2月21日 火曜日

2月19日に宮城県名取市の仮設住宅でにぎやかなまけないぞう講習会が開かれました。
7名の被災者が集まってくださり、私が講師で通っている神戸学院大学の学生4名も加わっての講習会でした。
実は講師は津田順子さんという仙台市内のみなし仮設に住んでいる方で、私が以前石巻で教えた方です。
この講習会には、仮設住宅の自治会長、班長、そして「なとり復興支援センター」や「生活支援相談員」の方々も見守って下さるという、ほんとに理想的な形で開かれました。
こうして、作り手さんが講師になって広げていくという作業も少しずつですが進んでいます。
こういうパターンは、阪神淡路大震災のときにはあまり出来なかったことです。こうして、より被災者が元気になっていくことをお手伝いできればいいなぁ!と望んでいます。「宮城県名取産」のまけないぞうがみなさまの手元に届く日が来るかも知れません。楽しみにして待っていて下さい。
また、2月18日には岡山県に避難している被災者の方々にも講習会を終えてきました。
作り手さんは3人だったのですが、なんとここの3人は大変器用で、初めてつくったのに、もの凄く上手くつくれました。
こういうケースも珍しいことです。こちらも楽しみです。この3人は、各々東京、茨城、福島からの自主避難者です。
こちらも製品になるのは早いかなぁと期待しています。

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