まけないぞうの現場から。

「まけないぞう」の育ての親であり、日本のボランティアの父である村井雅清さんが、日々感じたつぶやき特集。
被災地NGO恊働センターから 被災地の今を伝えます。


寄り添うこと。被災された人たちの”いま、ここに生きる”ためのお手伝い

2011年9月22日 木曜日

みなさん、”あくろっしゅとわー”村井です。
被災地では仮設にお住まいの自殺者が発見されたり、役場の職員が過労死で亡くなったりと、予測はしていたものの深刻な事態が表出し始めています。
19日、遠野で「遠野まごころネット」主催の構成員会議でシンポジウムが開かれました。
その中での、フィールドレポートは「希望が見えない!」「あまりにも被災された方々のサポーターが少ない!」という仮設住宅での現況でした。
私は、「とにかく一人でも多くのボランティアが被災地に行き続けられるように、構成員のみなさんが各々のネットワークで呼びかけて下さい」とお願いしました。 (続きを読む... more...)


”あくろっしゅとわー”はひらがながいいですね

2011年9月18日 日曜日

”あくろっしゅとわー”、みなさま、村井です。
”あくろっしゅとわー”村井って言うと、ミドルネームのようですね。
でも語源からすると、相手に対して”あくろっしゅとわー”というのが正しいですね!maknaizoneの小野澤さんのメールで気づきました。

小野澤さんが言っておられましたね。
「フランスから日本へ向けての応援の気持ちでしたから、ひらがながいいです!!!日本語の文字、ひらがなであり、そしてあたたかい感じが伝わります。
それと”あくろっしゅとわー”の”あく”は、握手の”あく”とも重ねることができるかもしれません。」ってね。

私もひらがなの響きがいいなぁと思っていますが、フランス語を使われる方からすればどうでしょう。いいでしょうかね・・・・・? (続きを読む... more...)


兵庫県たつの市御津で すご〜く嬉しいことがありました

2011年9月16日 金曜日

みなさん、凄〜く嬉しいお話です。
今日、私は兵庫県たつの市御津というところの御津中学校で東日本のことを話してきました。
そこに3年〜4年前くらいに御津でお会いした左半身方麻痺の障害者の女性が尋ねてきてくれました。
この方は、糸をご主人に通して貰ってお一人で”まけないぞう”をつくられます。最初「まけないぞうをつくってるんです」って聞いた時に、正直「片方の手は”グー”したままの状態やのに、どうしてつくってるんだろう?」と思っていたのです。ところが久しぶりに今日お会いしたら、麻痺していた手がなんと凄く軽ろやかに指折りができるのです。もうびっくりです! (続きを読む... more...)


講演会で、”あくろっしゅとわー”って言っちゃいました

2011年9月15日 木曜日

先日埼玉での講演会で、”あくろっしゅとわー”って言っちゃいました。
まけないぞうと向き合う被災者も十人十色です。
被災者のみなさんは初盆が過ぎて、とりあえず仮設住宅を確保し、やっとこれから暮らしのリズムをつくられるのですが、ほんとに一日一日を確かめるように過ごされるという方も少なくありません。
「今日も一日無事終わった・・・・・」という思いの方も少なくありません。
藁をもすがりたいというお気持ちだと思います。まさに”あくろっしゅとわー”です。・・・こういうお話をさせて頂いたのですが、みなさんシーンと聞いてくださいました。 (続きを読む... more...)


被災地医療はどうなるのか?・・・ほんとの支え合いの社会に少しでも近づきたい

2011年9月7日 水曜日

東日本大震災が発生して、3月の末に遠野に行って帰るときに、花巻空港で医療生協・神戸共同病院院長の上田医師にバッタリ会いました。
上田先生は、そのとき「医療システムも崩壊やなぁ」とポツリとつぶやかれたのを思い出します。理由は、患者さんやスタッフがいないという事態です。 (続きを読む... more...)

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