今日の閣議で『大規模災害から復興に関する法律案』が決定された。
311後、特別立法して施行されてきた法律を、今後の大災害のために恒久法にしようという法案だ。
311の経験は、善くも悪しくも次の大規模災害に対してwake up callになったのだろう。
長所短所はあるだろうが、大規模災害に関しての恒久法は当然ながらしっかり整備をするべきだった。
その意味で、一定の評価に値する。殊に、災害救助法を厚生労働省の所管から内閣府に移したことは画期的だった。
一方で、未だに個人情報保護法の縛りがとれない部分がある。個人情報とは命あっての物だねではないのだろうか。
閉診後、久しぶりに官邸前へ。
寒くて小雨も降っていたせいもあるが、去年の最盛期の1/100いや1/500ほどの人しかいない。
なのに相変わらずの過剰警備が続いている。まあ、警官もそれなりに少なくはなっているのだが。
いつもは国会前から桜田門近くで20時のドラム隊を聞いて帰るのだが、今夜は経産省のテント前に坂を下った。
テント撤去の仮処分問題の集会も終わった後らしく、またここも閑散としていた。
それにしても、現状の形勢をどう回復してゆけばいいのだろう。
心ある人たちは、みな多いに悩んでいるだろうが、実際にはどんどん尻つぼみになっていってしまっている。
結局は、やっぱメディアがダメでしょ、という結論になってしまうのだが……。
川の春ひねもす上り下りかな