あーびっくりした!午後、郡山から妹がやってきた!
今では妹のように思っている彼女に初めてあったのは、去年のまだ寒い頃のこと。Facebookの中でだ。
娘夫婦とお孫ちゃんは会津に自主避難している彼女の名は有美さん。
地方都市で仕事上の色々な縛りもある中、原発反対という意志を明白にして発言を続けている彼女とは、だからすぐに意気投合した。
それからというもの、彼女は東京方面にくる度、クリニックに寄ってくれるようになり、昨夏は金曜デモにも一緒に行った。
反対に、昨秋、さっちゃん編集長が帰国した折に、郡山を訪ねたこともある。
今ではFacebookで毎日言葉を交わし、時々電話で声を聞き、たまに美味しいものを食べに行く。
近くの兄弟などには連絡を取らない青木が、今では本当の身内のように思っている。若くして両親と死別した境遇も近しく感じている所以かもしれない。
そう、有美さん一家が福島に居るからこそ、彼女の周囲の人々の一人一人の顔が見えてくるのだ。
今日の天気はどうだろうか、寒くはないかしら、ちゃんとご飯を食べただろうか、疲れていないかしらん?
ひと月ほど前に転んで顔から大出血をしたという話を聞いた時は、本気でどこでもドアが欲しかったっけね。
でも、こうして今日は元気な姿が見えて、顔の疵も目立たなくなっていて、ほっと安心した午後だ。