2013.4.28

2013年4月28日 日曜日

主権回復の日だって。結局は屈辱の密約が成就した日じゃねーさ。
そういうインチキをやり続けたエライさんの尻ぬぐいを、いつもいつも60年以上もやってきているだよ。
いや、待てよ。そもそも、何であんな戦争なんか始まったんだ?
そりぁ、1923年に関東大震災があったからに決まってる。震災の直後に発行した、災害復興債券の国際召還にカネが戻らなくて、昭和大恐慌が起こっちまった。
それで帝都・東京市の復興、内需拡大に大失敗した政府は軍部を抑えられなくなる。5年召還の債券がデフォルトになった恐慌から1931年柳条湖事件まで、わずが3年ほどしかないということなんだ。
つまり、日本の政治経済の心臓部が関東大震災で壊滅して、復興の為に復興債を発行しても召還ができずに日本中泥沼になって戦争に突っ込んでいっちまった。

何が言いたいかって? 
日本って国は、日本の歴史の大転換期には、いつも大きな地震災害が起こっているつーことなんだ。そこに上手くつけ込んでくるのが、エゲレスやメリケンだ。ある時は敵になり味方にもなり、ともかくものすごい圧力をかけて武器を売りつけてくる。そういう歴史が繰り返されているわけだ。
300年続いた江戸幕府があれよあれよという間に倒れたのは、徳川幕府の爛熟期にたまたま1847年の善光寺地震から始まった大地震活動期がぶつかったせいだ。それで幕藩体制がぐらついた。そこにエゲレスとメリケンが連射できる鉄砲を売りつけにやってきたって訳だよ。その武器を手にした田舎の侍がこの国を牛耳るようになった訳だが、幕府に近い御三家の江戸屋敷は、ことごとく安政の江戸地震で壊滅的な被害を受けた。でも田舎侍さんの屋敷は江戸城から遠かったから助かった。その末裔がアベノミクスなわけだ。

東日本大震災から2年半で、この夏の選挙では間違いなく超右翼政権が強固となる。
今は世界中の経済が破綻しているので、時流にも乗り易いのだろうが、この国のエライさんは結局は地震に振り回されて、復興が上手くゆかないと見るや、真っ当な判断ができずに馬鹿げた判断を下してきた歴史があって、それが延々と繰り返される運命にあるわけだ。
最も問題なのが、そういう自然災害が日本の近代史の命運を握り続けてきたのだという事実を、日本のエライさんは余りにも知らなさ過ぎることだ。けれども世界の人々は結構知っているということだ。

まあ全てが悲観的なシナリオなのだが、唯一、希望を上げるとすると、日本の大災害史に初めて民主的な瞬間が訪れているということ。しかもインターネット時代とともに。それだけは特記しておこう。
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