2013.7.12

2013年7月12日 金曜日

ここのところ熱帯夜が続いている東京。
クーラを付けて寝る人が多いからだろうか、今週は腰痛の患者さんが多かった。
わたしもその一人なのだが、朝方、足が冷えて目覚めることもあった。
そういうことが度重なると、腰痛が起き易くなる。
貴重なエネルギーなのだから、それを使って腰痛になるのは本末転倒だ。
熟睡するために弱冷でクーラーを付けるのは避けられないとしても、せめて下半身だけでも「短パン」はやめて、長ズボンのパジャマにしましょう。
と、珍しく医者のような事を書いてみる熱帯夜。

さて、7月12日は北海道南西沖地震の奥尻島の大津波から20年が経った。
奥尻島の津波の映像は、進行癌で闘病中だった母と共にテレビで観たことで、死に対するリアリティーのようなものが心に深く突き刺さったことを、今でも鮮やかに思い出す。

月日の経つのは本当に早い。
しかし、時間では決して消えない癒えない災害が、たった今でもわたしたちの国では進行していることを忘れてはならないと思うのだ。

それは三陸や福島だけではない。
阪神・淡路大震災でも中越地震でも、その他の災害でもそうなのだが、災害によって障害が残ってしまった被災者の方々、その怪我が原因で早期に歩行障害などが起こってしまった方々が、本当に沢山おられる。

その方々は、今の法律の中では殆ど何も救済されずに、震災後の生活を送っておられる現実があるのだ。決して少なからぬ方々が経済的にも困窮をされている、大きな現実がある。
311の直前まで、わたしの研究テーマだった。

災害多発国である国のたどり着く大きなテーマは、実はここにあるのだが。
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