2013.8.6

2013年8月6日 火曜日

「世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。」
広島の松井市長は、2013年の平和宣言でこう呼びかけた。

核を持っているか否かの、覇権主義はもうやめよう。とことん対話をして、絶対に人を殺さないで話し合う。戦争経済で回っている今のシステムを改めよう。
きっと、地球にはそう思っている人々が沢山居るに違いない。時間はかかるかもしれないが、核など要らないじゃないか、人間には「言葉」という道具があるじゃないか、和を持とうという知恵があるではないか。
もうそろそろ、人類は本気で考えなくてはならないはずだ。

核は誰一人として、幸せになどしてこなかったではないか。核を持つ国も持たざる国も、実はその工場である原発が動いている限り、核による汚染は避けられないできたのではないか。
時に人為的なミステイクによって、時に大自然の猛威によって、核は人間が全くコントロールが効かない状況になってしまって、そこで暮らす人々にどん底の苦しみをもたらすではないか。

これほどまでに核によって苦しんだ日本の人々は、もう止めて欲しいと願って止まない人々が、どれだけいることだろうか。それでも、これまで培ってきてしまった経済システムで、どうしても「降りられない人々」が居るならば、みんなで知恵を出し合って、一人の脱落者を出す事無く、戦争経済システムを変えてゆこうではないか……これは三宅洋平が言っていた言葉だ。本当にその通りだ。崇高にわたしたちが希求しなければ、決して実現しないだろうが、希求し続ければきっと願いは叶う事だろう。

多くの人々が心から真剣に平和を求めたとき、きっと新しいパラダイムがまわり始めることだろう。しかし多くの人々が心からそう希求するようになるためには、まず貧困状況をなくさねばならないのだけれども。未来の平和より明日の脱原発より、今夜のパンが大事になってしまうわないように……。
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