2013.8.22

2013年8月22日 木曜日

今日は午後から、郡山の友人Uが顔を見せてくれた。
初めて彼女と会ったのは震災後なのだが、何しろ今では親戚付き合いというか、ほとんど親戚と言っても過言ではないほど。

彼女の娘さんは母子で福島県内に自主避難をしているので、話題はもっぱら原発事故の関連の話になってしまうのだが、今日は久々にゆっくりとちょっとしたアイデア語り合う時間ができた。

あの事故以来、福島県内に沢山の知り合いができたし、最近では東北新幹線に乗って福島に降り立つと、故郷に帰ってきたような感覚があるほどなのだが、それもこれもUという友人を通して、或は彼女との共通の友人を通して、自分の中に入ってくる情報や感情やあったればこそのことだといつも思うのだ。

そうだ。これだけ大きな事故が東京の230kmほど北東で起こっていても、あまり東京の人々が熱心に感じていないのは、福島に感情移入ができないからなのではないか。
わたしにはUなどの親しい人々が発するメッセージが直接毎日届くからこそ、わたしは福島に目を向かざるを得ない。
もしも、そんなかけがえのない人が福島に住んでいなければ、わたしがそうであるように、興味を持てないのではないだろうか。所詮は他人事となってしまうのではないだろうか。

折しも今日、「原発事故子ども・被災者支援法」が具体的に全く動いていないことに対して、基本方針の早期策定を求めて提訴がなされた。
弁護団の河崎健一郎弁護士とも昨年来一年近く研究会を共にしているが、ここまで棚ざらしにされてきた「原発事故子ども・被災者支援法」のあり方に対して、何とかこれを動かすに至るよう一石が投じられた。

「原発事故子ども・被災者支援法」は、福島県外の人々、ことに事故には無縁だと思っている人々にも、きっといつかこの法律に因って救済される場面がでてくるはずだと、わたしは思っている。
そういう意味でも、もっともっと沢山の人々に注目して欲しい裁判の行方なのだ。

「原発事故子ども・被災者支援法」について、早分かりはコチラから
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawasakikenichiro/20130822-00027449/

親子まけないぞう、到着!
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