2日の晩から広島に来ている。10年ぶりの広島だ。
10年前、アメリカの下院議員バーバラ・リーさんを日本に呼ぶ会の実行委員として、バーバラさんと一緒に広島を訪問した。それ以来の広島だ。
3日は昼から、日弁連の人権擁護大会へ。
5月にウクライナに一緒に行ったメンバーたちが実行委員の大会なので、昼から7時間、第一分科会でぶっ続けの原発漬けの講義をば。
始めから最後まで、本当に有意義な会であったのは言うまでもない。
その後、打ち上げの会でも、武藤類子さんの森の生活の話に、ものすごく共感するところがあって、話を伺いながら悔しくて悔しくて仕方がなくなったり、西尾先生の馬鹿医者との攻防の日々の話にお腹を抱えて笑ったり、ものすごく楽しい牡蠣舟での宴の晩となった。
ここだけの話し、今年は医学会に全く顔を出していないのに、日弁連の催しにはちょこちょこ通っている。
今日も改めて思ったのだが、元々医師と弁護士は仲が悪い。というか、弁護士のことを煙ったいと思っている医師が多い。
しかし尊厳ある暮らしを守ろうと思った時、最低限人権が踏みにじられないための法律があって、健康が守られるように医療がなければならないだろう。
人が尊厳を守ってゆく車の前輪に法律家が、後輪に医療者があって、その両輪が揃ってサポートできればとてもいい・・・。
近ごろは医師仲間とよりも、こうして弁護士の仲間と居る方が居心地がいい程だが、どんどん医師仲間がこの輪に入って、大きく連携ができるようになるといいなぁ、と、願っている広島の晩だ。