今朝から信州に来ている。
久々のロングドライブだったが、メッチャ早朝にもかかわらずクルマが多かった関越道。しかも途中のサービスエリアには、止まりきれないほど多くのクルマで溢れかえっていた。
東京を出て2時間ちょっと、一心不乱に運転をする。
20年ほど前、少し大きな自損事故をしてからというもの、運転するのがものすごく億劫になっていた時期があって、今もその後遺症で事故前の感覚には完全には戻れないのだが、この夏辺りからドライブが少しだけ苦でなくなりつつある。
そういえばこの20年で、クルマのトレンドも大きく変わってしまった。
低燃費で環境に優しいエコなクルマ……分かるのだが、なんであんなにみんなカッチョ悪いんだろうか。
昔からクルマは見かけがカッケーのでないと、乗りたくない。
酒もタバコも賭け事も投資もやらない自分の、そういってみれば唯一の趣味がドライブだった。いくら事故って億劫になったとはいえ、視力も落ちて聴力も落ちて反射神経も悪くなったとはいえ、ひとたびハンドルを握れば自分のことをアイルトン・セナだと思っている訳で……。やっぱカッケークルマに乗りたいよなぁ。
エコカーを作っている会社のデザイナーのみなさん、ねぇ、もうちょっとカッケークルマ、作ってよ。第一、何であんなにみんな同じような形なの?パソコンのマウスじゃあるまいに。
あと、簡単に駐車できるアラウンドビューモニターなるものや、ブレーキを踏まないのに勝手に止まるシステムなんぞ、余計なお世話だぉ。そういう訓練に因って磨かれる技能は、やっぱりドライビングに因って維持しなけりゃダメしょ。あまりアシストが過ぎると、妙に過信をしてしまうのが人間の悪いクセなんじゃない?
ナンチャッテ。こんな憎まれ口を叩きながら、晩秋の信濃路を往く朝だ。