2013.11.30

2013年11月30日 土曜日

一昨日の夜に「特定秘密保護法に反対する学者の会」に署名していた親しい友人を見ていて、医者は何やってるんやー、という心の声が聞こえてきた。

それで親しい医師たちに相談し、わたしの法律の師である永井幸寿弁護士に添削してもらい、ITは親しい友人に急ぎ手伝ってもらって、「特定秘密保護法に反対する医者の会」の署名を昨晩始めた。

明日から12月だ。寒くなると急に亡母を思い出すことが多くなる。戦争が大嫌いの母だった。民主主義という言葉が大好きな母だった。

あの時代に戻ってはならない・・・じりじりとそんな思いにかられている。


「特定秘密保護法に反対する医者の会」

http://haian.Jimdo.com



私たち医師は、特定秘密保護法案の衆議院強行採決に抗議し、廃案にすることを求めます。

参議院で審議中の特定秘密保護法案は、憲法の定める基本的人権と平和を脅かすものであり、命の最前線で仕事をしている私たち医師は、これを見過ごすことはできません。

国民の知る権利が大幅に制限されれば、報道の自由、表現の自由の萎縮につながり、私たちの命に直結した大切な情報が得られなくなる可能性があります。

また、私たち医師が「特定秘密の取扱者」になった場合、日常診療において患者さんから得る病歴・薬物歴・精神疾患歴・家族歴などのプライバシーを、国に強制的に提供させられることになるかもしれません。
特定秘密に指定されれば、強制も秘密になるからです。これは医師の守秘義務に大きく反し、たいへん危険な人権侵害に加担することになってしまいます。

秘密の範囲が曖昧であり、客観的に秘密を指定する機関も決まっていないこの法律が制定されれば、「秘密国家」「軍事国家」へと突き進み、たくさんの尊い命が危険にさらされる事態が起こるかもしれません。
多くの重要事項が特定秘密に指定されれば、国会も裁判所も政府の行為を抑制できなくなるからです。

私たち医師は尊い命を危険にさらす可能性のある、特定秘密法案に反対し、衆議院での強行採決に抗議するとともに、ただちに廃案にすることを求めます。


特定秘密保護法に反対する医師の会  
http://haian.jimdo.com


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