11月27日
makenaizoneメンバーの児玉たか子さんが このほど 被災地の作り手さんをたずねました。
被災地NGO恊働センターの増島智子さんと同行して、いろいろなところへ行き、現地の様子をじかに見聞きした、数日間のレポートです。
たか子さんの写真と解説でご覧ください!
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<続ける支援、繋がる東北、絆が嬉しい深いい~旅:まけないぞう、作り手さん訪問レポ-ト>(1)
-遠野馬の里、釜石、大槌町-「来月はお馬さんのイベントもありますよ、是非遠野に来て下さい。」
10月に神戸のNGO協働センターを訪問した際、スタッフの増島さんに言って頂いたひと言でまさか東北被災地訪問が実現するとは!?
昨年大学の100周年イベントで東北支援のタオルのぞうさん、“まけないぞう”をお手伝い、その時の彼女との初対面以来なぜかずっとその素敵なオーラに魅せられてきた私だけれど、今回彼女の支援の旅に同行、被災地作り手さんとの交流を間近で拝見し、私の勘は大当たり、我ながら嬉しかった。
どこまでも優しく被災者に寄り添い、日々新聞何紙もチェックし切り取り、被災者の“今”を読み解き、時に厳しく怒り(世の不条理や不平等に対して)東北の為に働く、いえ丹波、広島、災害のあった場所どこへでも飛んでいく彼女、そんな増島さんから教わることは山ほどの充実の数日間でした。
しかし、良く食べ、良く飲み(もちろんお酒!)沢山語りましたねえ。秋刀魚、鮑ご飯、カキフライ、お漬物、干し柿etc、
「お茶っこしてけ」「昼さ食べたか?」作り手さんが出して下さる何もかもが至極美味しい、御酒もご飯も進みます。行くまではNGOのスタッフさんは、日々作り手さんを周り、宿に帰ればひとり淋しいだろうな、大変な仕事だな、そう思っていたのですが、いえいえどうして、3.11から被災された方々と優しい関係を築いてきた彼女は彼女で、先生、先生、智ちゃん、智子ちゃんと多くの方々に慕われそして支えられている!それがまたとても暖かい。
支え、支えられ、今の東北支援は成り立っているのだと、被災者のおかあさん達に心から感謝の旅でもありました。
しかし、震災から3年8ヵ月、復興は遅々として進まず。(やっと復興住宅に移れた方もいましたが。)実際東北の地でそれを痛切に感じました。
まだまだ仮設で頑張るおばあさんも不便な暮らしが長引く中で人間関係を悪くしお隣さんとは口をきかなくなっていたり、復興住宅に入る抽選でも不平等が出ていたり、問題も山積です。
大企業が復興支援と名を変えて跋扈する利益至上主義の資本主義経済(大規模スーパーを出店しても、儲からなければすぐ撤退?地元高校生の就職先にはなりません)本当にそこに住む人々の為に考える復興なの、と。
それでも作り手さんのおかあさん達は日々試練を乗り越え、こちらが感心するほどに、どこまでも明るく過ごしておられます。
これから寒い冬が続きます、どうかお元気でと心に呟き遠野を後にしました。
そして私が東京に戻って来た翌日からはまた東京から30代の優しいイケメン君が有給休暇を取って増島さんとのボランティアに入るそう、そんな風にして次々と支援の輪が繋がります。
明日もまた明後日も。まけないぞう、タオルのぞうさんと共に...
作り手さんのおうちを訪ねます。
遠野は馬の里です。お馬さん大好き!
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何だか美味しいものばかりアップの東北レポートになっちゃいましたね、ハッハッハ。
私と増島さんは写真撮られるの嫌いだし、作り手さんとの時間はどうしても真面目にお話聞いてしまって。良い経験ができました。
しっかりと繋がっていきたいです。増島さんが神戸の震災から20年、頑張って来られたように。
(つづく・・・・)