被災地の作り手さんを訪ねた 児玉たか子さんのレポートのつづきです。
<まけないぞう、作り手さん訪問レポート>(2)陸前高田
今回印象的なお話をして下さったのが、陸前高田の復興住宅に移られたばかりの作り手さん、ご主人が津波で流されている。
増島さんも「今日は本当に良く喋られてましたね。お引越ししたばかり、何か節目の時だからまた被災した直後避難所からの思い出も甦るんですかね」
お母さんが話してくれた避難所での日経の新聞記者とのやりとりに私も思わず涙。
そうしたらお母さん、「使え」ティッシュ箱すっと出してくれた。
ここでも行政に対して、国に対しての不満をNGOのお姉さんしっかり受け止めていたっけ。相手と同じ東北弁に自然となっているから凄い。
私は時々ヒアリングができない(笑)
きっとこの人は「傾聴ボランティア」のエキスパートなのだ。再会したとたん、その人の心にすっと寄り添い、相手の辛さ、苦しみを静かに聴き取る。
そして作り手さんの言葉がいつまでも心に残る。
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「結局、私達のこと一番わかってくれているのは、あの日からずっと寄り添って支えてくれているボランティアさんだなあ。地震と津波がなかったら会えなかったけんど、本当に会えてよかったなあ」
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今700億のお金を使って選挙戦をスタートさせた大して偉くもないのに先生と呼ばれる政治家さん皆さんに言いたい。
選挙に勝つことばかり考えていないで、その前にまず被災地東北で”傾聴ボランティア” 何年かやってから先生と呼ばれて下さい。
作り手さんも言ってたっけ、「選挙の時しか顔見せないよ、ああいう人達は。」