2004年10月23日は土曜日だった。
夕方、軽井沢の家でくつろいでいると、かなり大きな地震が起こった。
新潟の中越地震だった。
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阪神・淡路大震災以降、時々大きな地震に見舞われてきたが、そのとき初めて自分で体感した大きな揺れが中越地震だったのだ。
それから、研究所のメンバーと連絡を取り合ったり、インターネットでの情報収集を行ったり・・・尤も、今のようにTwitter もFaceBookも無い時代だったので、ニュースサイトと2ちゃんねるぐらいしか見るものもなかった。
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あれから10年。
近年の大災害時代に入って初めての、中山間地での震災復興に対して、神戸の人々が中越へと、そういってよければ「災害復興の文化」を持ち込み、中越の人々はやがてこの文化を成熟させていった。
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その後に起こった、中越沖地震を始めとして、岩手・宮城内陸地震、東日本大震災などの復興にも中心となって意欲的に中越のメンバーが関わっている。
今や、災害復興界のトップランナーとして、今日から始まった災害復興学会と災害情報学会のダブル開催を担っているのだ。
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さあて、今週末は長岡へ行ってこよう。