2014.11.25

2014年11月25日 火曜日

夕方、長野市に住む友人から電話をもらって、思わず長電話をしてしまった。
彼は同じ歳で、中高生3人の娘を持つ主夫。生まれも育ちも東京で、15年程前から長野市に住まっている。そんな彼の家が22日の地震で被害を受けた。
「地震に強い家を建てたつもりだけど、震度6弱って来てみないと分からないものだね。だって一番困ったのは、写真立てだったんだよ」

彼の家は本棚のスペースや2階のフロアの所々に、家族の写真を沢山飾ってある。
それが全て落ちて、ガラスが割れて足の踏み場がなくなったのだという。
確かに写真立てにはガラスが嵌っている。

「本棚は固定してあったけど、本は全部落ちちゃった。もれなく写真立ても落ちたので、散乱する本の中のガラスの片付けが予想以上に大変だったよ」
「床暖房の床も歪んじゃったので、何とかしないとね。でも何よりも全員無事で良かったよ。Y子はもう今日から学校でしかも定期考査なんだ」

声を聴く事ができて、本当に安心した。
信州にいつか移住したら、日がな一日ずっと話しをしていたい友なのだ。

最後にいつもの調子が戻った彼が言った。
「いったいアベノミクスって何なの?地方はこの2年間でこれ以上ないほど疲弊してしまったよ。みんな今日のメシを喰うのでいっぱいいっぱいだよ。円安で灯油も値上がりして、暖房すら節約せざるを得ない。トリクルダウンって何だろう?。まっちゃん、地方はあんなマヤカシに乗りはしないよ。憲法を踏みにじって、これ以上、子ども達の未来を暗くしないように僕たちが頑張らないとね」

そうだ。子ども達には選挙権がないんだもんね。

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