2015.9.10

2015年9月10日 木曜日

昨晩は、東京都中央区のマンションの窓越しに、ひじょうに強い雨音が聞こえていたのだが、北関東地方では近年稀に見る、大規模な水害が発生してしまった。
天気図を見ると北の高気圧が7時の方向からの低気圧をブロッックし、なおかつ台風からの気流に因って積乱雲が発生し、大雨をもたらしたことが分かる。
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ところで、明日・明後日から晴れてくれば、常総地域など水害のあった自治体は、社会福祉協議会を中心に、水害ボランティアを募ることになる。
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水害のボランティアは泥水と腐敗水との戦いで、なかなか骨の折れる作業だ。
1995年の阪神淡路大震災以来、災害が起こればボランティアが出動することが自然になっている。
人の善意をいまさらとやかく言うな、との声もあるだろう。
でも、善意にだけ頼っていていいのだろうか。
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私はずっと、「災害メセナ」というのを提唱してきた。
上場企業は社会貢献として、被災地に物的・金銭的・人的な貢献をする、という制度だ。
バブル時代はこぞって文化的な貢献をしようということで、メセナ事業が花盛りになった。
ところがその後の長い不況の間に、メセナ事業はすっかり規模が小さくなっていった。
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この大災害時代である。少子・高齢社会である。
今こそ、災害時に社会貢献をするべく、上場企業は被災地に貢献をするべきではないか。
「ボランティアバス」「飲料水支援」「食料支援」「お救い小屋設置」「就労支援」「介護支援」などなど、やることは沢山あるでよ。
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今や株価も回復し、空前の内部留保を溜め込んでいる上場企業よ。
尊厳ある暮らしが奪われた人々が困り果てている時に、あなた方の出番ではないか。
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この世で、発信力のある人々よ、もう少し意義ある発信をしようよ。
「被災地にお見舞い申し上げる」という言葉だけではダメなのだ。
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「災害メセナ」、アイデアはここにあるせ!
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