SEALDsの奥田愛基くんに対する脅迫状が届いたというニュース。
どこの誰だか知らないが、絶対に許すわけにはいかない。
その脅迫をした人間も、もしこの同じ国という船に乗っているならば、戦後長いあいだ平和裡に暮らしてきたのではないか?
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この国が一見平和裡に過ごしてきたには、実は色々な裏事情もあろうや。
具体的には長らく沖縄県は基地負担を強いられてきたことはもちろんのこと、朝鮮戦争・ベトナム戦争から始まって、本格的には湾岸戦争へ巨費を投じたし、イラク戦争には国費の他に自衛隊も派兵、現在でもPKO活動をし、その度にとんでもない額の国費が費やされている。戦争だけではない、国連関連やODAなどで出せるものは出してきた。
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しかし、そんなことを差っ引いてみても、平和裡に暮らしてきたのではないか。
わたしはしがない町医者だが、その平和の恩恵は身にあまるほど受けてきた世代だ。
皆もそうではないのか?
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それが世界で最も戦争をしているアメリカ軍と合同で戦争を始めることができる法律が、非民主的な方法で先日、可決されてしまったのだ。
これに反対をした若者に脅迫状が届く世の中にまでなったのか。
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だから問いたいのだ。
この国のマスメディアの人々よ。あなたたちは立憲主義が破壊され独裁主義が横行する世の中に加担して、恥ずかしくないのか。
この国のアッパーミドルの人々よ。なぜ声を上げないのだ。株価を維持することが、それほど重要なのか。カネカネカネの人生が恥ずかしくないのか。
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わたし達はSEALDsの若者に、立憲主義の重要性と共和的な暮らしの素晴らしさを改めて目覚めさせてもらった。
人が人として生きるエンジンは、決して利己主義的でない日々の振る舞いにあるのだということ、つまりそれがどれほど自分自身と社会を勇気付けるものなのか、改めて気づかされたのだし、法体系の中で生きているわたし達にとって、現在の日本国憲法がいかに大事なものだったのかを、改めて骨身に沁みるほどに教えてもらった夏だった。
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だから、その犯人をわたしは決して許すことはできない!
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SEALDsのように、気高く生きたらどうだ!
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まけないぞう!