みなさんは『みなし仮設』というのをご存知でしょうか。
東日本大震災では仮設住宅をプレハブで作る用地やプレハブの不足により、5万戸の仮設建設が間に合わなかったために、災害救助法の一部手直しで、賃貸住宅を仮設住宅に「みなす」という、「みなし仮設」制度が4月30日から大々的に取り入れられました。
現在、東北三県で25000戸以上のみなし仮設に、被災された方々が入っておられます。
今夜は、福島県内のみなし仮設に入居されている方々のアンケートを拝見しながら、現状の今の今、被災された方々は何を求めているか、それが即ち「この災害の姿」であり「人が生きるということ」そのものであるということが、短い文章に中から浮き上がってきて、胸に突き刺さります。
しかし、こういうふうに、言葉が胸に刺さるような状況を、だれがどうやって解決して行けるのだろうか……。
それを考えると、暗澹たる思いがします。なぜならば、政治の力や行政の力だけでは、どうにも解決しないことも多大にあるからです。
そこで「民のチカラ」です。村井雅清さんがいつもおっしゃる言葉です。
「民のチカラ」という言葉を胸に、makenaizoneはアンケートに応えてくださった福島の方々とも、まけないぞうを通じてしっかりと繋がってゆきたいと心から願っています。