午後4時 いよいよ「雅楽の夕に」始まりました。はじめに震災の犠牲者に黙祷。第1部は「伶楽舎」の方たちと一緒に被災した方々を含む一般人もいっしょのの雅楽演奏。
そのあと、いよいよ第2部のトークセッションです。
大崎八幡宮の小野目宮司さん、村井さん、Dr青木 の3人が被災地支援について語るというものでした。そしてまみまみさんも青木クリニックの患者代表で飛び入り参 加。司会者の田中は自分の経験したこと、阪神大震災で連れ合いを亡くしたことを話しました。「昨日まで元気でいた大切な人を失ったあのときの悲嘆を思うと、このたびの被害の 甚大さにとても他人事とは思えません。遠くに住んでいて被災地に駆けつけることができなくても、いまこのとき、顔の見える支援がしたいと思っている人が日 本人だけでなく、世界のあらゆる場所にたくさんおります。そのことを伝えたくて今日は司会者をさせていただくことになりました」と話しました。
トークセッションの本題は、村井さんの展開されている「まけないぞう」による被災者支援。Dr青木の「東京にいて出来ることをしたい、痛みによりそう医師としての立場からmakenaizoneを主宰」の話。まみちゃんは「病気の痛みに苦しみながら、まけないぞうに出会って元気をもらい、こういうかたちで支援に参加できるようになったこと、そしてアメリカの友人たちへも紹介した経験」について。
たくさん話すことのある出演者ばかりだから、司会者としては制限時間内におさまるかな?と心配でしたが・・・なんとか予定の時間におさまりました。
わたしの横におられるのが小野目宮司さんです。大崎八幡宮では震災から今まで、神社をあげて被災地へ物資を届けたり、コンテナハウスをほうぼうに建てたり、「地域の人々の集まる場」としての各地区のお宮の再建へ向けて、力を尽くしておられるそうです。
第3部までの休憩の時間にも、もう「まけないぞう」を求めてくださる方々の列ができていました。
ご年配の方が 「このあいだまで私も病気だったのです、でももう治ったから今日は伺いました 素敵な音楽にまけないぞうさん。何かできることのきっかけを作ってくださっ て、ほんとうにありがとう。あなたたちもお元気でお過ごしくださいね!がんばって」と激励してくださいました。ほんとうにありがたいですね。
芝先生の龍笛 独奏。
芝先生の曲に 宮田さんが振り付けをされたオリジナルの「青葉の舞」で 第三部が終了。
ほんとうに充実した内容で 会場の心がひとつに溶け合いました。
被災地の厳しい現実に心ふさがれながらも これからのmakenaizoneの真っ直ぐに伸びる道を、こんなに素晴らしい仲間たちと踏み出していくことのできた充実感で心が満たされて 東京へ帰ってきました。
すばらしいイベントを計画 実現してくださった宮田まゆみさん、伶楽舎のみなさま、大崎八幡宮の皆様、大坪さん、
2日間というとんでもない時間をいっしょに過ごしてくださった村井さん、
ほんとうにありがとうございました。
そして、すごいパワーでわたしたちを引っ張ってくれた青木まっちゃん ほんとうにありがとう。これからも、宜しくお願いします。
ヨーロッパ担当も「遠いところの代表」として参加できて光栄でした。