【神戸の家藤さん@まけないぞうのタオル仕分け隊 からのお便りです】
おはよーございます♪神戸は、晴れ間も見えます。
今朝の神戸新聞に『まけないぞう20万個』の記事が掲載されてました。
よしっ、30万個にむけて前進やっ!
新聞の内容は、こちらをご覧ください。
神戸新聞(社会面) まけないぞうタオル20万個 細く長く被災者支援 (2012/06/17 11:55)
阪神・淡路大震災後、被災者に仕事と生きがいを提供しようと被災地NGO恊働センター(神戸市兵庫区)が始めた壁掛けタオル「まけないぞう」の販売 が20万個を突破した。神戸で生まれた取り組みは2004年の新潟県中越地震や昨年の東日本大震災の被災地にも広がり、購入者はアジアやヨーロッパなど世 界に及ぶ。ゾウの鼻のように「細く長い」支援が被災者を励ましている。(木村信行)
まけないぞうは、生地の一部をゾウの顔の形に加工した手ふき用のタオルで、同センターが1997年に発案した。「一本のタオル運動」として全国に新品のタオルの提供を呼び掛け、各地の避難所や仮設住宅に郵送。子どもからお年寄りまで幅広い世代が手縫いで仕上げる。
1個400円で販売し輸送費などを除いた100円を製作者に支払う。残る300円のうち50円を「まけないぞう基金」として、今後の活動資金に積み立てる仕組みだ。
15年間の総売上高は8千万円を超え、2千万円が被災者に渡った計算になる。月平均2万~6万円が製作者に支払われ、生きがいづくりと「内職」の役割を果たす。ボランティアの継続的な支援モデルとして注目され、2008年の中国・四川大地震の被災地にも広がった。
同センターでは1998年度に約6万個販売。東日本大震災のあった2011年度は約4万個を売り上げ、現在は岩手県大船渡市、宮城県南三陸町、福島県南相馬市など21カ所で約100人が月3千~4千個を作る。
同センターの村井雅清(まさきよ)代表(61)は「被災地には生きがいも仕事も失い、途方に暮れている人が大勢いる。連帯の輪をもっと広げたい」と話す。
【ぞうさん作りが心の支え メッセージ集にあふれる声】
被災地NGO恊働センターは東日本大震災直後から岩手県を拠点に支援を続ける。センターが定期的に発行する「まけないぞうメッセージ集」には被災者の生の声があふれている。
宮城県気仙沼市の女性は「すべてを流されたので本当にありがたい仕事。はさみ一本から貸していただき助かります」とつづった。ほかに高齢者から「孫にアイ スキャンディーを買ってあげられるようになった」「昔、人形を作った懐かしさで始めた。歴史も財産も失ったが、今はぞうさん作りが心の支え」などの声が寄 せられ、心のケアにも役立っている様子がうかがえる。
またフランスの購入者は「まけないぞうを作る、買うという素朴な行為を通じ、被災地 の悲しみを思い、絆が生まれるのですね」とメッセージを寄せた。被災地NGO恊働センターの増島智子さん(41)は「まけないぞうは商品ではなくメッセン ジャー。時間が過ぎるほど深まる被災者の孤立感を少しでも和らげたい」と話す。問い合わせは同センターTEL078・574・0701
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