夜、NNNドキュメント『今、伝えたいこと(仮)』を観る。
福島県相馬高校に通う女子高校生が自信で脚本を書き演じている、放射線障害に対する差別を描いた演劇だ。
演劇だからフィクションだが、限りなく等身大に近い彼女たちの心の叫びだった。
3人の高校生の一人がネットの書き込みを苦に自殺をしてしまう……。
なぜ自殺するのが高校生なのか、この国の大人たちはもっともっと頭を抱えて考えるべきだ。
これほどまでに原発を許容してきたこの国で、私たち大人たちは結果的にこれに歯止めをかけられなかったのだ。
歯止めをかけることは、実は出来たはずなのに……。
福島の子どもたちを救う。差別の手から子どもたちを救う。
この国の大人の一人として、わたしは出来るだけのことをしよう、と、改めて誓う晩だ。