2013.3.18

2013年3月18日 月曜日

前線の通過に伴って、日本列島は春の嵐になった。

夜のニュースを見ていると、福島第一原発で停電が起こって1、3、4号機の燃料プールと共用燃料プールの冷却ができなくなっているというニュースが入ってきた。
何が原因であるのか分からない停電が起こったのだそうだ。プールの温度が安全域に保たれているのは4日間。
1、3、4号機のプールには2100本の、共用プールには6300本の使用済み燃料が保管されているのだという。

私たちはいったい、いつまでこんなにも不安な日々を生きなくてはならないのだろうか。
もし今回、運良く機能が回復しても、この先も同じようなトラブルを抱えてゆくのだ。

福島第一原発のプラントに、私たちはもっともっと正面から向き合ってゆかなくてはならない。
日に3000人もの労働者の方々の存在があってこそ、プラントは何とか動いていたのだ。
この人たちの労働環境や健康もずっと後回しになってきていた。

私たちは311のあの頃と、何ら変わっていない「福島第一原発事故後の日本」を生きている。
もてはやされているアベノミクスは砂上の楼閣ならぬ、「メルトダウン炉上の楼閣」であることを決して忘れてはならないのだ。
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