『愛川欽也のパックインジャーナル』が3月一杯で終わる。
ひとことでは言えないが、大変残念だ。
ここ10年ぐらい、わたしはこの番組が指し示すところに、とてもシンパシーを感じてきた。
平和憲法を護り、経済発展よりも尊厳ある日々の暮らしを大切にしようという考え方、そう「リベラルとは何か」ということを、その時代時代で分かり易く語ってくれる番組だった。
一時代が終わって、その役目を終えての番組終了では決してない。
政権交代をしてから、一気に景気優先の官制報道とも言えるようなこの時代の中にあって、『パックインジャーナル』がこれからも果たす役割は大だったに違いない。
とはいえ、観る人が居なければ放送は成立しないのだろう。
ペイビューのインターネット放送への移行が難しかったのかもしれないが……。
それにしてもこの番組が亡くなってしまうのは残念で残念でならない。
今夜、東京の桜は満開になった。