【神戸の被災地NGO協働センター 26年めの神戸より、増島智子さん】
1月17日、阪神淡路大震災から26年が経ちました。いつものように朝5時46分に、事務所にある慰霊の観音様に祈りを捧げました。
あの日、東京でテレビを見ていて、いてもたってもいられずに初めて訪れた神戸の街。その街並みは、高速道路や建物が崩れ、焼け野はらとなり、目に入ってくるもの、聴くことすべてが信じられないものばかりでした。あの衝撃はいまも変わらず心に残っています。あれから神戸に移り住み、温かな神戸の街が第2のふるさとになりました。
今年はコロナ禍での慰霊でしたが、福岡やアイルランド、香川、東京、静岡など想いを寄せてくれています。心と心の距離は密。