「たった一人でも」を原点におく・・・そして支援状況の地図が塗りつぶされます

2011年10月29日 土曜日

今私は少なくとも月1回は、会議のため岩手県遠野に行くのですが、それ以外は講演や神戸あるいは東京での会議の合間をぬって、被災地から「まけないぞうのつくりかたを教えて下さい!」と依頼があれば、飛んでいっています。
なんと、効率が悪く、また経費もかかりすぎます。しかも、お一人おひとりへの対応です。
あれだけ被災地が広く、おそらくまだまだほとんど支援の入っていない地域もあるでしょう。
そういう現実の中で、「たった一人でも」という阪神淡路大震災で学んだ教訓は原点においています。
ところが不思議なもので、こっちは「たった一人に」なのですが、これがまた別のネットワークとつながり、私が初めて講師デビューをした石巻市女川の「高白浜仮設」にそのネットワークのメンバーがヒアリングに行くことになったのです。ということは、私一人でどうしよう?と思っていたのが、こうして他の支援団体がつながって、新たな支援の道筋ができるのですね!
こうして、被災地の支援状況の地図は塗りつぶされていきます。

 11月4日には、福島から大阪に避難された若いお母さん達が、やはり「まけないぞうをつくりたい」と連絡があり、出かけます。
福島の人たちは、てんでバラバラになったいるのですが、”まけないぞう”講習会をきっかけにつながります。
そうして少しでも”まけないぞう”が被災者のお役に立てれば、いいなぁ・・・・と思っています。

そのうちに『3・11 ここに生きる』が各地で上映されるようになると、間違いなく被災者同士がつながっていきます。
我謝監督に、以前「”ここに生きる”というタイトルがいいですね!」とメールしたことがあり、映画を拝見させて頂いて、ほんとに生きてる!!って共感してしまい、涙ウルウルでした。
「うん、そうだよね!いま、ここに生きるだ!」と頷いていると、観ている自分が元気になることがわかります。
凄い!やはり映画って凄い!しかもドキュメントは生の語りですから、凄いですね!

まけないゾーンのみなさんと(みなさんの名前を覚えるだけで大変だけど)やりとりしていて元気になるのは、同じ理屈ですね。
みなさんのパワーを貰って、「あっ、ここにも生きてる!!」って感じです。これが、もちろん遠く離れていても同じなんですよね!


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